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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「観測」の記事一覧

勢水丸に新しい観測機器を設置(するのを見学)しました

連日,焼き肉になりそうな照り付けですね.
山中です.


8/25(火)に,勢水丸に新しい観測機器を設置するとの噂を聞き,設置に立ち会う立花先生に便乗して見学をしに松阪港まで行きました.
3月以降自宅と大学の往復のみで,久しぶりの外出に心躍る自分がいました.
(モチロン,3密対策は講じていますよ!)


今回古野電気さんに設置していただいたのは,全天雲量カメラと水蒸気計です.

 (写真提供:安藤さん)

全天雲量カメラは3パターンの撮影方法(主にシャッタースピードの違い)で撮影した画像を合成し,雲量を判定するという優れもの.実際の写真を見せて貰ったところ綺麗に撮影できていました.
一方の水蒸気計はマイクロ波を射出し,大気中の水蒸気の粒からの反射を受け取ることで水蒸気の量を測定するという機器です.昨年のデータによるとこの測定値はゾンデの比湿データを鉛直積算して計算した値とよく一致するそう.


残念ながら,現時点では古野電気さん側でしかデータは観ることができないという話ですが
3年間設置するとのことで,とり溜めたデータから何か面白い発見があると良いですね♪


今年の乗船実習や観測航海が総て無くなったので勢水丸に会うのは1年以上振りだったのですが,
去年の楽しい実習の思ひ出を回想して,次に航海に出られる日が待ち遠しく感じました.

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草津セミナーと流氷合宿

こんにちは。
B4の中西です。

12月末に草津温泉で開催された研究集会と、
2/18~2/20に北海道・斜里で行った流氷合宿に参加してきました!


草津温泉での研究集会では、筑波大学の学生とご一緒しました。
オホーツク海高気圧の季節進行の研究など、
自分の研究と関係の深そうな話を聞け、興味深かったです。

草津セミナーでの発表者を決める際、僕もB4加藤さんと同じ気持ちで、
自分の研究のクオリティに自信が無かったため、発表しませんでした。
しかし、研究は多くの人の意見を聞きアドバイスをもらって、
取り組んでいくことで、より良いものになっていくことを、
今までの研究室ゼミや卒論発表で感じてきました。
貴重な機会を逃したこと、後悔しました。

研究集会後には、人生初の草津温泉に行きました。
とても気持ちよく、肌年齢が10歳は若返ったような気持ちになりました。
また来たいです。





流氷合宿では、
北海道の自然の雄大さを実感できました。

水平線まで、見渡す限り白い流氷で覆われた海を見たときは、
僕はしばらくその光景に見入ってました。
その景色は、僕の言葉では表せないくらいとても綺麗で、
心もきれいになったと思います。

今までは、研究で使用するデータセットの流氷しか見てませんでしたが、
本物はこんなにも美しかったです。
これからは、流氷に関する研究を聞くとき、自分が斜里で見た光景が
思い出されそうです。

19日の午後は、流氷体験ツアーに参加し、
流氷の上を歩き、氷の隙間から極寒の海に落ちることもできました。
ウェットスーツ越しだと寒さはかなりマシでした。
いつ穴が開いて流氷の海に落ちるかわからない中、
ドキドキしながら流氷の上を歩くのは、とても楽しかったです。



余談ぽくなりますが、20日午後に行った網走監獄も、すごく印象的でした。
今の北海道があるのは、昔々多くの方々が、
命をかけて北海道の開拓に尽くされたからです。
帰りに新千歳空港を離陸するとき、その方々の努力に感謝しました。




今月末には、新潟で開催される研究集会で、発表をさせて頂く予定で、
来月の農業気象学会でも、口頭発表をさせて頂きます。

卒業まであと少しですが、たくさんのイベントに参加できる機会を
設けてくださり、立花研に入って気象を学べてよかったと改めて感じています。

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新青丸KS-19-15航海

初野宿 意外といけた 甲子園

M2松岡です。
8月20日から28日の9日間新青丸に乗ってきました。

去年関さんが乗船されていて興味を持ったので
今回思い切って乗ってみました。

出入港は横須賀港。米軍基地が見えました。
観測範囲は三陸沖。途中宮古に入港し、ここ一か月で2回目の岩手。

船としての観測はバイオロギングがメインでした。
センサーをつけたあかうみがめを船から放流して、
その動向を追いかけ、センサーを回収する。というものでした。
まったく知らない世界の観測は新鮮で関心しまくりでした。

僕はラジオゾンデ担当で乗船しました。面倒を見てくれる
予定だった吉田さんが急遽乗船できなくなったので、
ゾンデの担当は1人と不安でしたが、さすがは世界のVaisalaさん。
元々観測したことのない人でも1人で使えるように作られているので
無事なんとかなりました。よかった。

最終日の夜には乗船していた学生全員で娯楽室に行き
ウノをして映画を見て と楽しみました。
またどこかで会えたらうれしいですね。

やっぱり観測船なので今まで自分が乗ってきた勢水丸とは
違う部分がいくつかありました。
最大の印象はご飯。多くて美味しい。しかも「お願いします」
といえばきれいに盛り付けられた食事が出てきます。
1品多いやろ!って突っ込みたくなるくらい多い。
聞くと何キロカロリー食べなさいって決まってるらしい。
1日1発ゾンデ上げるだけなのにこんなに豪華な
料理を食べてもいいのか、と思ってしまうほどの
美味しい料理でした。まぁ船の上は娯楽が少ないので
食事が楽しみになるなぁと感じました。


あ、あと国内の酔い止め最強と言われているアネロンを
上回る酔い止めの薬を試している方がいらっしゃいました。
日本の佐藤製薬が海外向けに販売しているzentripという
ものです(日本では薬事法により販売できないらしい)。
聞いた時点(4日目)では副作用もなく、これはアネロンより
いいぞ!と喜んでおられました。船酔いに弱い方、
Amazon.comで購入できるそうです(co.jpじゃないほう海外版)。
人体実験にぜひどうぞ。

自分は今まで勢水丸しか知りませんでしたが、
新青丸を知りましたし、他にもJAMSTEC、バイオロギング等
研究室に閉じこもっては知れないことをたくさん知ることが
できて、いい経験をさせていただきました。
この研究室にいるからこそ経験できるもので、
自分のいる環境は恵まれているなと感じた航海でした。

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TAとして、SSH活動の観測航海に参加しました

こんにちは。B4の中西幸太郎です。

今回、SSH活動の観測航海にTAとして乗船し、
2日間、三重県内の高校生たちと、
気象・伊勢湾観測を行いました。

TAとして勢水丸に乗船するのは初めてで、
他のTAであるM1の中西先輩とB4の中村には、
いろいろご迷惑をおかけしました。
教える側になるということは、準備や説明・段取り・生徒への気遣いなど、
本当に多くのことを考える必要があり、責任感を持たなければと、
改めて感じました。
今後もっと修行を積んで、TAとして
申し分なく働けるようにします。。。


最も印象に残っているのは、
伊勢湾上空で吹いていた珍しい風向きでした。

ラジオゾンデという観測機器を伊勢市沖で打ち上げたのですが、
例年なら偏西風に流されて、東へラジオゾンデが飛ばされていきます。
しかし、今回は、日本の南東にある高気圧が強かったことと、
偏西風が通常よりも北側を吹いていたことなどにより、
ラジオゾンデが北へ北へグングン飛ばされていきました。
これにより、気象観測が1回のみとなったのですが、
これはこれでいい経験になりました。





高校生や乗務員の方と夜に釣りをしていたとき、
プチ感動したことがありました。

高校生の中で、釣りをするのがほぼ初めてだたっため、
釣った魚を自分で釣り針から外せずに、
僕の所へ持ってくる生徒がいました。

初めの方は釣り針からとってあげていたのですが、
途中で、生徒の方から、
「釣り針から魚を外す方法を教えてください」
と言われました。

難しい作業なのですが、生徒に外し方を説明すると、
それからは、釣った魚を自分で釣り針から外そうと、
慣れないながらも必死に頑張っていました。
その姿を見ていて、僕は個人的に応援していました。

すると最後には、魚を釣り上げることも、たどたどしかったその生徒が、
サバを立派に釣り上げ、自分で釣り針から外して、
いけすの中に入れることができていました。
生徒は、「釣りの初心者を卒業できました。ありがとうございました。」
と報告をしてくれました。

わずか数時間でも、人は大きく成長することを実感した航海でした。


気象や海洋、また三重大に興味・関心を持つ生徒が1人でも増えてくれると
嬉しいです。






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SSH2019

続けての投稿になります。B4中村です。
今回は高校生向けの乗船実習にTAとして参加させていただきました。2か月振りの乗船です。

1泊2日と短い期間でしたが、高校生とラジオゾンデやCTDによる観測の体験をしました。
観測自体は、私の担当がブリッジだったので、高校生に野帳の書き方を説明して船員さんにCTD観測のパソコン操作しているところを見学してもらうだけだったので、スムーズに進みました。

しかし、年が5,6個離れている分、高校生は緊張しますよね。班ごとに分かれての食事や掃除の際はTAとの意思疎通がしっかりとは取れていないように感じました。もうちょっと丁寧に説明するべきだったかなというのが来年への反省です。

それでも、食事の際や観測の合間の時間、夜の釣りの時間には、観測だけでなく日常会話だったり、勉強の悩みなどいろいろと話ができたことは良かったと思います。少しはアドバイスできたかな...。兎にも角にも参加した高校生が楽しそうに活動しているの見れたことが何よりですね。

エマグラムも細かい線と闘いながらしっかり書けていたと思います。いい勉強になりますよね。

今年参加した2年生は来年のこの時期受験勉強で忙しいと思うので、1年生は来年も参加したいと思ってくれてたらうれしいです。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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