三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
あれよあれよと言う間にM2になりました,天野です.
先週金曜まで開催されていたJpGU@幕張メッセに参加してきました.
昨年よりも規制が緩和され,規模も拡大していた今大会.
ポスター会場は去年の倍,飲み物が配られているのも衝撃でした.
まさに地球科学のお祭り!といった賑わい.
1日目:黒潮大蛇行,中緯度大気海洋相互作用
2日目:Climate Variability and Predictability on Subseasonal to Centennial Timescales
3日目:台風研究の新展開,熱帯におけるマルチスケール大気海洋相互作用
4日目:北極域の科学
を見てまわりました.
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1・2日目はオンサイト・オンライン上でのポスター発表もありました.
今回は投稿した論文の紹介を中心に発表を行いました.
昨年はオンライン上で行ったフラッシュトークも,今年はオンサイトで行われました.
質疑応答はないものの,英語で話すのはやはり緊張.
オンサイトではJAMSTECの美山さん,山上さん,九大の木田さんと,海洋系の学生さん,
オンラインでは東大先端研の関澤さん,国立環境研究所の林さんが発表を聞きにきてくださいました.
これからやろうか考えている数値実験について議論をした一方で,
林さんからは数値実験はせずともこのデータを見ればいいのでは?という意見をいただきました.
自分が考えてもいないようなアイデアなり知識をいただけるので,発表の場は本当にありがたいなとしみじみ感じている今日この頃…
それと,美山さんからは「まずはとりあえずやってみて,それっぽい結果が出てから詳細は考えればいいんだよ〜」という風に声をかけてもらいました.
色々と考えている(考えすぎている?)ような節があるので,妙に心に残っている言葉…
少し残念なのは,海外の方が来なかったこと.英語での発表練習もしていたのに…(泣)
このあとのHotspot2国際ワークショップ,IUGGの発表の方で,しっかり頑張りたいと思います.
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その他,特に面白かったのは4日目の口頭発表&ポスター発表.
北大の安成さん,東大の成田さんの発表が面白く,夢中になって聞き,ポスター発表の際も色々と質問させていただきました.
気温を下げる(=冷夏発生要因でもある)エアロゾル,私も触ってみようかなと迷うほど面白く,魅力的な研究でした.
また,それを他分野とも関連させて結論を出している点もすごいと感じました.
「その研究って何の意味があるの?」と聞かれないよう,上手に意義を伝える・結論を出していきたいものですね.
また,気象・気候以外の話も一度に聞けるのが,こういった学会の醍醐味なわけですが,
ジオパークセッションでの北大 荒木さんのポスター発表が面白かったです.
本人は「端的に言うと“研究者の方を研究している”」と話していました.この一言だけで興味を引きますよね.
地球科学を“教える”と言う部分や理科教育を,突き詰めている研究だと感じました.
分野名としては「科学技術コミュニケーション」と言うそう…
そういったテーマの研究があること自体を初めて聞きましたし,新鮮でした.
それから,公式の懇親会なども今回はあり,大いに楽しんで参りました.
筑波大の倉持さん,お茶大の学生さんとの嬉しい再会,海洋大や富山大の方との出会いもありました.
&海洋若手会に初参加もしてきました.
おもしろいDの先輩方がたくさんいらっしゃって,海洋の夏学がより一層楽しみになりました.
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ここから数ヶ月は国際学会が続くので,発表頑張っていくと同時に,
水面下で次の解析着々と進めたいところ.
思いついた順に書いているので,まとまりがない文章ですが…
今回はこのあたりで.
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