こんばんは、M2山中です。
今週の月~木曜まで、気象・気候学の祭典(?)、気象学会全国大会に参加してきました。では失礼して、メモをベタ貼り。
隙あらば自分語り・・・
これから対馬暖流に逆らって帰ります。やっぱり南行のほうが北行より+1時間かかるんですよね。ちなみに行きも対馬暖流に乗って来て、小樽に入港しました。1月の航海を思い出したなぁ。。
無意識にフェリーを予約していた自分。我ながら、どんだけ船乗りたいんや(笑)
い、いや!飛行機がごっつ苦手やからっていうのと、新幹線高いよね、っていう理由もちゃんとあるもん(汗)
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<1日目>
午前:気候システム
みなさん8分という短い時間で明解に発表されていて尊敬。最近お会いする機会が度々ある方々の発表も、復習+新情報が仕入れられて良かった。そして投げかけられる質問の鋭さ!発表キャンセルの方のも聴きたかったなぁ。
午後:JPCZ専門分科会
海と大気、観測とモデル。それぞれの融合が楽しい会やった。
自分もこちらで発表(実は全国大会での口頭発表は初)。せっかくいただいた質問にクリアに回答できず、モヤモヤ。私の解釈、間違っとる・・・?
夜:衛星観測の連絡会を聴きたかったんやけど・・・
会場の場所がわからんかった。悲しい。もう一つのプログラムに書いてあったとは。情報収集能力の欠如。いつも誰かに道案内を頼んでいる罰か。
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<2日目>
午前:降水システム
いつもはあまり来ないセッション。大好きな吉田さんと榎本さんのお話を楽しみに。
降水系は難しいイメージがあるけど、大雨の観測を経験さしてもらったおかげか、前より耳ダンボやった気がする。やったね、世界広がった。
「みらい」にもマイクロ波の可降水量計がついているとは知らなんだ。こちらはWeb配信してもらえないんかな?
午後:受賞記念講演
気象学会の潮流を感じようと思い参加。今年は若い方が多く受賞された印象。岡島さん、おめでとうございます。
ふと思ったんやけど、選考委員会の方ってその年に出た論文とか全部目通してるってことよね。すごすぎる。
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<3日目>
午前:温室効果ガス監視
せっかくの全国大会やし!と思って、普段触れるチャンスの少ない分野の発表を聴いてみようとこのセッションを選択。
自分は温暖化の緩和・適応にはわりと常々興味があるんやけど、お話を聴いとると、かなり地道かつ途方もなく思えた。こりゃあ難しいわけやわ。
でもそのとんでもなく難しいところを、しっかりと定量的に評価することが、地球の未来を救うんやなって。間に合うと良いけど。
午後:温室効果ガス監視
午前に引き続き。個人的におもしろかったのは、大気中のAr濃度を計測すると海洋の貯熱量が推定できるという知見。どの深さの話なのか、分からなかったけど。
いつか地球全体の海の貯熱量や底層水の量が測れるようになれば良いなって。
夜:気候形成・変動気候研究連絡会
今田さんのお話、すごく心に響いた。言われてみれば確かに、異常気象を語るならPDFを考えるべき、というのはもっともな話だ。これからの異常気象予測の潮流が変わっていく気配。
建部さんはマイクが遠くて所々聞こえなかったのが残念だったけれど、MIROCをつくっている方のお話を聴けるなんて感激!「僕はモデルをつくるのが好きだし・・・」ってたぶん5回くらい言ってたよね(笑)モデル屋さんのためにも、観測屋は頑張らんとね。
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<4日目>
午前:降水システム
降水現象の基本的な考え方を全然知らんので、勉強しようと思って参加。質疑の時間とか特に、降水系のプロたちがいつもどこ見てるんか、参考になったな。
積乱雲の画像判別のお話は素人にも易しくておもしろかった。そしてかなり上手くいっているという(笑)やばいで~、うかうかしとると先越されるど。
午後:観測手法
このセッションも今まであまり来たことはなかった。せっかくやし!と思って参加したけど、やっぱり難しかったな。なかでも雲カメラを扱った発表が何件かあり、それはけっこう自分でも楽しめた。
前提の知識が無いから、「なんでそれを測りたいんや?今はなんで困ってるん?」ってとこで思考が止まってしもうた。
いろんな技を駆使して、みんなどうにか風を観測したいんかなって感じた。個人的には鉛直流を精確に測れるようになると嬉しいんやけどなぁ。
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あとがき
どの学会でも思うけど、毎朝コンサートに出かけるかのような、うきうき気分の4日間やったね。
気象・気候が大好きな全国の研究者さんから成るオーケストラ、またはブラスバンド、またはロックバンド、または室内楽、または・・・。その演奏を聴きにわざわざ札幌に来とる感覚。
おっと、ここまで辛抱して読んでくれてはる人も、とうとうこいつ何を言うとるんや?ってなってるやろな(笑)もうやめよ。
[3回]
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