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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

Hotspot2_立花藩会合@長崎

高校時代,もし長崎にいたら坂道ダッシュばかりやらされていただろうな...恐ろしい...

お久しぶりです,M1の山田です
今回は9/15~16日に長崎大学で行われた.hotspot2立花藩会合に参加したことを書いていきます.
九州には何回か来たことはあったけど,長崎県に行くのは初めてで楽しみにしていましたね.とりあえず,急斜面が多いことは知っていました笑

いざ長崎大学へ向かい,会場に着くと,いろんな研究集会で何度もお世話になっている先生や学生の姿が見え,安心感を感じましたね.立花藩というだけあり,すごいアットホームな雰囲気でした!

発表は2日目だったので初日は気楽に聞いていました.
立花先生,本田先生からは冬のJPCZの観測から得られた結果や研究,榎本先生や京大の学生,元長崎大の学生の方からは夏の梅雨観測から得られた結果の話をしていただきました.
どの発表も面白かったし,なにより実際に観測をしてその観測から得られてもので研究を行うという一連の流れが特にいいなと再確認.1度の観測からいろんな角度で研究が広がっていていい.(夏の観測に参加しただけで止まっていてなんか悔しい...)

集中して聞いていると時間はあっという間に過ぎていき,1日目が終わり,夜には懇親会を開いていただきました.
ただ個人的に体調が優れていなかったこともあってそんなに話していないですが面白い話をたくさん聞けました.
(あと,今後,発表は初日に終わる方が絶対にいいと確信した.自分の研究内容について議論を深めることが容易にできていて羨ましかった…)

そして2日目.前回発表したときは時間超過がひどかったので,時間配分を考え,何度か練習を積んでから望みました.その効果もあり,無事に時間ちょうどで話すことができました.しかも質疑もいくつかいただき,さらに研究の視野が広がったと思います.

こうして無事に立花藩会合が終わりました.今回で最後(今のところ)なのが本当に惜しいですね.(アットホームな環境で話せる機会はそんなにないので)

また,午後は気候システム研究集会にも参加してきました.九州の各地の研究者が集まっていましたね.いろんな研究があるなかで個人的に面白かったのは梅雨期の話を海洋(インド洋など)から考えているところが特に良かった.今後海洋の影響を評価する時に何を見ていくといいのかある程度わかった気がしました.

以上,長崎での研究集会でした.学部3年から立花藩会合では発表をしているため,できれば来年も名前を変えてでもこの会は続けて欲しいと感じました.

今回はこれくらいで
またね.

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YHSサマースクール@新潟

こんにちは。B4の高橋です。今回は9/18~20に新潟の咲花温泉で行われたYHSサマースクールに参加した際のことを書きます。

 

今回は移動の都合で時間があったため、サマースクールとは別に新潟市内を散策し、新潟を満喫してきました。お酒もご飯もおいしく、新潟いいところだなあとつくづく感じました。

 

さて、本題のサマースクールですが、こちらも充実した時間を過ごすことができました。招待講演は3件あり、川瀬さんのイベントアトリビューションに関するご講演では、量的EAと確率的EAの違いを理解することができました。量的EAを自分の研究に活用できないかなあと考えています。ほかにも、立花先生の講演や碓氷さんの講演があり、貴重なお話を聞くことができました。お三方の研究に関する話が面白かったのはもちろん、研究をする心構えもお話しいただき、今後を考えるきっかけになりました。また、ポスター発表でも興味のある降水に関する話を聞きに行き、勉強になったと同時に、いい刺激にもなりました。

僕は今回、ポスター発表を行いました。たくさんの意見をいただき、有意義な時間を過ごすことができました。猛暑にはフェーンも関わっているのではないか、それによって別の連鎖も起こりうるのではないかという議論をしてくださる方が多く、今までなかった視点から自分の研究を見直すきっかけになりました。また、おもしろい研究だねと言ってもらえることも多く、嬉しかったです。講演や発表以外でも、JAMSTECの木戸さんにお話を伺いに行き、ポスター発表以外の部分でも新しい知識を得ることができました。

今回のサマースクールでは目玉のイベントとして、バーチャル観測が行われました。2022年の日本海観測時の観測データから、大気と海洋の両方についての考察を行いました。バーチャル観測を行ってみて、観測データから考察するにはまだまだ自分の知識が足りていないなと痛感しました。また、インターネットの環境が無い中での解析となったため、ローカルの環境でも解析する技術を身に付けたいなと思うと同時に、観測の大変さをバーチャルながらに感じました。

 

 今回のサマースクールはとても楽しく、有意義な3日間でした。行ってよかったなとつくづく感じています。サマースクールを運営していただいたみなさんには本当に感謝しきりです。また、ポスターでの議論をはじめ、いろいろとお話していただいたみなさんにも感謝です。ありがとうございました。

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YHS夏の学校@新潟咲花温泉

こんにちは、M1の大橋です。
今回は、新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールに参加してきたので報告します。
今年のYHSサマースクールは合宿形式の開催だったので、普段の研究集会よりも多くの学生と仲を深めることができました。
今年のYHSサマースクールは、ポスター発表の時間を多くとっているという特徴がありました。
口頭発表を聞くのも楽しいのですが、ポスター発表だと気軽に質問ができ研究の理解を深めることが出来たのでとても有益でした。
招待講演は、気象研川瀬さんの「大雪のイベント・アトリビューション」、立花先生の「観測の楽しさをネタに研究の楽しさを語る会」、気象研碓氷さんの「黒潮循環系と日本沿岸水位の相互作用」の3件ありました。
どの招待講演も印象的で面白かったのですが、やはり立花先生の講演はいまでも鮮明に覚えています。
立花先生が植木等のドント節を歌い、研究者がどれだけ楽しい仕事であるかを説き、人と違うこと(逆張り)をすることの大切さ・面白さについて教えていただきました。碓氷さんからは黒潮続流域が北上することで、沿岸補足波の伝播により広域の水位変化をすることを教えていただきました。黒潮の影響が日本海に影響があることは何となく知っていましたが、碓氷さんの説明や模式図から具体的に知識を深めることができました。
また、今回の目玉の一つにバーチャル観測がありました。
バーチャル観測では、実際に船舶で観測していることを想定して、参加者が6つの班分かれて得られたデータをもとに解析をしました。舩橋君の地球日記にも書いてあるのですが、多くの参加者がネットに接続しているのでホテルのWi-Fiが繋がりにくかったり、急に天候が変わり、バケツをひっくり返したような雨降りだしたりと、実際の船舶観測に近い状況で解析をしていました。また、私は昨年東シナ海で線状降水帯予測のための梅雨観測を経験しています。野帳の記入やゾンデの放球をしたのですが、観測の状況を観測していない人にも当時の状況を伝えるために野帳の重要性や観測データの重要性を改めて感じました。限られた時間でしたが、班の仲間と協力して楽しく解析ができ仲を深めることができました。
運営の方々、参加者のみなさまのおかげでとても充実した3日間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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人生初の東北!大槌シンポジウム2023@大槌沿岸センター

こんにちは、M1の大橋です
今回は、岩手県の大槌町で行われたシンポジウムに参加してきたので報告します。
8/21-22amまでが大気パート、22pm-23までが海洋パートでした。
顔見知りの学生と対面でお話できただけではなく、ふだんはお会いする機会のない学生・研究者の方の研究を聞くことができて幸せでした。
シンポジウムの初めに、新野先生が大槌シンポジウムの歴史についてお話してくださいました。
このシンポジウムに参加して知ったのですが、このシンポジウムは1981年から行われており、東日本大震災やコロナ禍を乗り越えて毎年続けてきたそうです。
今まで開催の危機が何度もあったけれども、それでも絶やすことなく40年以上続けられているので、とてもみなさんに愛されているシンポジウムだと思いました。
大気パートでは多くの方が口頭発表されていました。
どの発表も興味深かったのですが、特に興味深かったのは、東大大気海洋研宮川先生の全球雲解像モデルの現状と世界の動向についてのお話やJAMSTECの木下さんの通常よりも大きなラジオゾンデを用いた観測のお話です。
私は今回はポスター発表だったのですが、口頭発表の雰囲気がとてもフランクで発表しやすい雰囲気でした。
来年こそは口頭発表して多くの方に自分の研究を知ってもらい交流します!
コンビーナの山崎さんや西川さんをはじめ、このような場を作ってくださったみなさま、ありがとうございました。

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YHS夏の学校@新潟・咲花温泉

こんにちは,B4の舩橋です.
今回は9/18-20に新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールを振り返ります.
YHSサマースクールは昨年も参加させていただきましたが,前回は三重大学での開催だったのに対し今回はホテルでの合宿形式だったため,前回以上に濃密な3日間でした.
初日は気象研の川瀬さんの招待講演と1グループ目の口頭発表・ポスターセッションでした.川瀬さんの講演は私も既に論文を読ませていただいている大雪アトリビューションについて.実際に著者から説明をいただくと自分で論文を読むよりはるかに理解しやすいので本当に貴重な機会となりました.
2日目は立花先生の招待講演,口頭発表,ポスターセッション,そして今回の目玉の一つであるバーチャル観測がありました.バーチャル観測は実際に船舶観測を想定して,観測データや前日までの概況資料を基に解析するというもの.ホテルのWi-Fiにアクセスが集中したためかネットがつながりにくくなったり,天気が急変して窓にたたきつけるような雨が降り出したりと,偶然も重なり実際の船舶環境に近いような状態で解析を進めることとなりました.私は昨年,東シナ海で梅雨観測を経験し,野帳の記入やゾンデ放球をしましたが逆に観測データの解析はしなかったので,観測に行ってない人に概況を伝える野帳や一つ一つの観測データの重要性を改めて感じる機会となりました.
ポスターセッションでは初めて自分の研究を他大学の方に見ていただく機会となりました.どんなことを指摘されるだろうかと身構えていましたが,聞いていただいた方は皆さん温かく建設的なアドバイスをしていただき参考になりました.また,川瀬さんにも1日目に少しお時間をいただき自分の研究について相談させていただきました.始めたばかりの学部生の研究にも多くの人に議論していただけるこのような研究会は本当に貴重だと思うので,これからも何らかの形で続いてほしいと思います.
3日目は気象研の碓氷さんの招待講演とバーチャル観測の結果発表でした.私たちの班は本当に観測に行ったかのようになりきって発表しましたが,結構好評だったように思います.班の先輩方は短い時間でしたがうまく解析を行っていて尊敬しました.
3日間ホテルでの合宿形式ということもあり,昼も夜も密度の濃い時間を過ごすことができました.運営の方,現地で交流していただいた方,ありがとうございました.

P.S. 研究会が解散した最終日午後,新潟沖で竜巻が発生したという情報がありました.その情報を受けて新潟市内にいた私も北の方向をよく観察すると漏斗雲を見ることができました.初めてで本当に興奮しました!!

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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