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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

人生初の東北!大槌シンポジウム2023@大槌沿岸センター

こんにちは、M1の大橋です
今回は、岩手県の大槌町で行われたシンポジウムに参加してきたので報告します。
8/21-22amまでが大気パート、22pm-23までが海洋パートでした。
顔見知りの学生と対面でお話できただけではなく、ふだんはお会いする機会のない学生・研究者の方の研究を聞くことができて幸せでした。
シンポジウムの初めに、新野先生が大槌シンポジウムの歴史についてお話してくださいました。
このシンポジウムに参加して知ったのですが、このシンポジウムは1981年から行われており、東日本大震災やコロナ禍を乗り越えて毎年続けてきたそうです。
今まで開催の危機が何度もあったけれども、それでも絶やすことなく40年以上続けられているので、とてもみなさんに愛されているシンポジウムだと思いました。
大気パートでは多くの方が口頭発表されていました。
どの発表も興味深かったのですが、特に興味深かったのは、東大大気海洋研宮川先生の全球雲解像モデルの現状と世界の動向についてのお話やJAMSTECの木下さんの通常よりも大きなラジオゾンデを用いた観測のお話です。
私は今回はポスター発表だったのですが、口頭発表の雰囲気がとてもフランクで発表しやすい雰囲気でした。
来年こそは口頭発表して多くの方に自分の研究を知ってもらい交流します!
コンビーナの山崎さんや西川さんをはじめ、このような場を作ってくださったみなさま、ありがとうございました。

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YHS夏の学校@新潟・咲花温泉

こんにちは,B4の舩橋です.
今回は9/18-20に新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールを振り返ります.
YHSサマースクールは昨年も参加させていただきましたが,前回は三重大学での開催だったのに対し今回はホテルでの合宿形式だったため,前回以上に濃密な3日間でした.
初日は気象研の川瀬さんの招待講演と1グループ目の口頭発表・ポスターセッションでした.川瀬さんの講演は私も既に論文を読ませていただいている大雪アトリビューションについて.実際に著者から説明をいただくと自分で論文を読むよりはるかに理解しやすいので本当に貴重な機会となりました.
2日目は立花先生の招待講演,口頭発表,ポスターセッション,そして今回の目玉の一つであるバーチャル観測がありました.バーチャル観測は実際に船舶観測を想定して,観測データや前日までの概況資料を基に解析するというもの.ホテルのWi-Fiにアクセスが集中したためかネットがつながりにくくなったり,天気が急変して窓にたたきつけるような雨が降り出したりと,偶然も重なり実際の船舶環境に近いような状態で解析を進めることとなりました.私は昨年,東シナ海で梅雨観測を経験し,野帳の記入やゾンデ放球をしましたが逆に観測データの解析はしなかったので,観測に行ってない人に概況を伝える野帳や一つ一つの観測データの重要性を改めて感じる機会となりました.
ポスターセッションでは初めて自分の研究を他大学の方に見ていただく機会となりました.どんなことを指摘されるだろうかと身構えていましたが,聞いていただいた方は皆さん温かく建設的なアドバイスをしていただき参考になりました.また,川瀬さんにも1日目に少しお時間をいただき自分の研究について相談させていただきました.始めたばかりの学部生の研究にも多くの人に議論していただけるこのような研究会は本当に貴重だと思うので,これからも何らかの形で続いてほしいと思います.
3日目は気象研の碓氷さんの招待講演とバーチャル観測の結果発表でした.私たちの班は本当に観測に行ったかのようになりきって発表しましたが,結構好評だったように思います.班の先輩方は短い時間でしたがうまく解析を行っていて尊敬しました.
3日間ホテルでの合宿形式ということもあり,昼も夜も密度の濃い時間を過ごすことができました.運営の方,現地で交流していただいた方,ありがとうございました.

P.S. 研究会が解散した最終日午後,新潟沖で竜巻が発生したという情報がありました.その情報を受けて新潟市内にいた私も北の方向をよく観察すると漏斗雲を見ることができました.初めてで本当に興奮しました!!

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4年ぶりに合宿形式に戻った気象夏の学校@上郷・森の家(横浜市)

こんにちは!
またまたM2の山本です。
連投最後の投稿ですが、今回は9/8~10に横浜市の上郷・森の家にて行われた「気象夏の学校2023」について振り返ります。
例年、卒業研究中間発表会は9月の中旬以降に行われますが、今回は日程の都合上、初日と被ってしまいましたので2日目からの参加でした。
初日も卒研中間発表→地球講座縦コン(数年ぶりの対面開催)→夜行バスで横浜への移動となかなかのハードスケジュール。今年は我々も凝った研究室紹介動画を作成しましたが、それを披露する場やレクリエーションに参加することは叶いませんでした。しかし、そのことを差し引いてもとても楽しい気象夏学でした。
今年は4年ぶりの対面かつ合宿形式での気象夏学…。100名を超える参加者が日本全国から集まり、寝食をともにしました。三重大からは途中参加ながら8名が参加し、学年大学問わずたくさんの人達と交流しました。これまでに会った人たちとの再会や初めて会う人達と乾杯しながら日付が変わっても笑いが絶えないイベントでした。
一般講演では、初めて外部の集会でセッションの座長を務めました。見切り発車でやった部分も否めませんが、いい経験でした。自分の研究発表も雪氷研究大会での反省を活かせたと考えています!
気象学会のイベントといえども建築や土木など少し専攻の違う人たちの話も敷居の低い状態で聞くことができて本当に良いイベントだなあと感じました。
招待講演では3日目の東大の佐藤薫先生と損保会社の河田さんのお話を聞くことができました。佐藤先生は、社会人を経験して研究者の道を選び、決して順風満帆ではなかったと振り返っており、貴重な半生のお話をされていました。
河田さんは、気象の知識を活かせる損保会社での仕事を選び、活かせるけれども異分野である業界に飛び込んだ経験についてお話されたことが印象に残っています。
今回、運営をされていた東大のみなさんは、円滑な企画進行をしながらも参加者全員が楽しく夏学をエンジョイできるようにいろいろな工夫をされていました。そんな姿はきっと来年の運営のみなさんに受け継がれるのではないでしょうか。
また、今回惜しくも入賞とはなりませんでしたが、凝った研究室動画を企画・作成してくれた原監督、ほか出演者のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

今回はここまで。読んでくださりありがとうございました!

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完全帰還!大槌シンポジウム

こんにちは!
M2の山本です。
連投失礼します!
続いては8/21~23に岩手県上閉伊郡大槌町の東京大学大気海洋研究所大槌沿岸センターにて行われた大槌シンポジウムを振り返ります。
大槌シンポジウムは大気と海洋の研究者が自由に議論を進める会として毎年行われており、私は昨年に引き続き参加いたしました。
今年はコロナ禍もほぼ終わり、懇親会なども解禁されました。
いままでみんながたくさん紹介しているので、あまり書くことも無くなってきましたが、発表しなかった方の海洋パートについて一部振り返ります。
*海洋パート1日目
東大AORI 韮澤くん
全球雲解像モデルNICAMに海洋を結合したNICOCOを用いて、JPCZ観測の時の実験を行った成果についてのお話でした。個人的には、海洋パートで最も楽しみにしていた発表で、印象的だったのは解像度があまり高くなかったにも関わらず、JPCZをほぼ正確に捉えることができていたことで、そのインパクトに驚きました。
*海洋パート2日目
JAMSTEC 美山さん
黒潮親潮ウォッチなどでもよく知られている美山さんは「スーパー黒潮大蛇行」なる目を引くタイトルで発表されていました(スーパー台風などになぞらえて名付けたそうです。)。今般継続している黒潮大蛇行はまさに、スーパー黒潮大蛇行とも呼べるような代物であり、例年にも見られないその凄さについてお話されていました。今後の大蛇行の動向に目が離せませんね!
昨年の大槌シンポジウムやその他でお世話になった方々にまたお会いすることができ、とても有意義な時間になりました。大槌もすごくいいところだったので、学生でなくなってもまた来たいですねぇ…。
(癖強な学生にもたくさん会えました。いい思い出です!)
今回はここまで。読んでくださりありがとうございました!

   
↑大槌から見えた星空(平賀くん撮影) ↑蓬莱島(愛称:ひょうたん島)につづく防波堤

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JPCZ観測論文合宿@咲花温泉

こんにちは!

M2の山本です。

今回は8/14~16に新潟県五泉市の咲花温泉で行われたJPCZ観測についての論文合宿について振り返ります。

今年の冬の観測では、最強の寒波、温かい日本海のコンビネーションにより、素晴らしい観測結果が得られました。その結果についてまとめ、論文の構成を考える合宿が行われました。

咲花温泉は硫黄のにおいがする温泉で色も薄い黄緑色をしており、熱い温泉でした(熱い温泉は苦手なので、入るのはけっこう大変でした…。)。

ですが、浸かると身体が芯から温まるような温泉でとても良かったです。

旅館では大きな1室を会議室として貸し切り、そこで議論をしながら構成を詰めていきました。

今回、特に印象に残ったこととしては完成した論文の抄録のようなものを旅館の女将さんや主人に読んでいただき、読み手が興味を持つ内容かどうかを確かめてもらうという事がありました。

読んでいただいたお二方からは「豪雪地帯に住んでいる者としてインパクトの大きい研究だ」といった感想をいただき、読み手として力強い印象を受けたそうでした。

また、直前にはなりましたが来週行われるYHS(Young Hot Spotters)のサマースクールの会場にもなるということで、一足先に味わうことができました。

温泉、とても良かったです!また来週も思う存分、味わいます!!

P.S. この旅館の温泉は飲める温泉で、温泉水で作った咲花温泉コーヒーもとても美味しかったです!来週のサマースクールの参加者の皆さんにもおすすめしたい!

今回はここまで。読んでくださりありがとうございました!


↑磐越西線咲花駅の駅名標(合宿中はあまり写真撮っておりませんでした…。)

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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