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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

気象・同化/応用合同コロキウム@気象庁気象研究所

ご無沙汰しております。M2の恒川です。
しばらく投稿をサボってしまっていましたので、久しぶりの投稿となります。

今回は、6/1に気象庁気象研究所で開かれたコロキウムに参加してきましたので、その模様をお伝えします。

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このコロキウムは、立花先生らが行った2023年1月~の日本海JPCZ観測の結果の速報と、気象研の幾田さんが行った観測結果を基にしたゾンデ観測同化実験の紹介の2つがメインの話題でした。

まずはじめに、立花先生と新潟大学の本田先生のお二人から観測結果の速報を発表していただきました。
やはり、観測史上最強クラスの寒波が襲来したときの海上ゾンデ観測であったため、とても貴重なデータとなっており、気象研の方々からの熱い議論が繰り広げられました。また、本田先生からは日本海北部での海洋前線域での高密度観測について発表されていました。この海域での観測は過去に前例を見ないものであるため、様々な新事実が解明されることに期待が寄せられていました。


次に、幾田さんからゾンデ観測同化実験の紹介がありました。4月の中旬にオンラインで少し紹介があったものに+αされた内容となっていました。自分もまだまだデータ同化について学び中であるため、プロの方の手法や気にしなければならない点など、学ばせていただくことができました。

そして、コロキウムの後、身内での研究の紹介に移り、JAMSTECの山崎さんからは全休のデータ同化についての紹介がありました。

その後、僕のほうから2022年1月に行われた観測のゾンデデータ同化実験の解析結果を発表させていただきました。データ同化についてまだあまり詳しくなかったため、質問に対処しきれない部分もあり反省していますが、逆にプロの方が気にされるポイントであったり、アドバイスもたくさんいただけたので、とても有意義な時間でした。連れて行っていただいた立花先生、アドバイスをいただけたコロキウム参加者の方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。

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以上、コロキウムへの参加報告でした!
1ヶ月も投稿が遅れてしまい、大変申し訳ないです。これから、なるべく早く投稿します…

では、また次の記事で。

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後日談

つくばからの帰りに、線状降水帯による大雨の影響で新幹線が止まり、帰れない事態に遭遇しました。見てください下の画像。新幹線沿線にぴったり重なるように雨が降り続いたんです!

僕は乗車中に三島駅で止められたため、東京駅に引き返した後、新幹線で一泊したのち帰宅しました。
なかなかない貴重な体験でした!

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Hotspot2国際ワークショップ@富山

ご無沙汰です!M2になった山本です。

今回は去る6月中旬に行われた富山での新学術Hotspot2の国際ワークショップについて振り返ります。

初日は野中代表の講演から始まり、午前は中緯度大気海洋相互作用に関わる全般的なお話が中心的でした。特に北大の見延先生の講演はとても印象に残っています。午後は春日さんの発表もありました。

初日のポスターセッションは聴く側としていろいろなポスターを回りました。その中で印象に残っているのは、長崎大の山崎さんの発表です。
彼女の発表は昨年の6月に行われた梅雨期集中観測のデータを使って、解析を行っていました。我々が観測したデータが人の手によって利活用されているのを目の当たりにすることができて本当に良かったです。

2日目には立花先生の発表やブレークアウトセッション、そして午後には自分のポスター発表がありました。ブレークアウトセッションでは、中緯度大気海洋相互作用の今後についてや若手の参加の意義やその促進についてディスカッションしました。ほとんど発言することができなかったので、もっと英語力を身につけないといけないなと痛感される瞬間でした。



↑2日目のポスター発表の様子(撮影:立花研 恒川くん)

自分のポスター発表には、見延先生やJAMSTECの山崎さん、気象研の柳瀬さん、東大先端研の中村先生などの方々が聞きに来てくださり、厳しい指摘だけではなく優しく今後についてのアドバイスなどをたくさんいただきました。また、富山で再会した他大学の学生たちとも研究について意見交換することができました。
また、この日の夜はそんな他大学の学生のみんなとたくさんの交流ができ、また、交友関係を広げられました。

最終日は天野さんの発表がありました。研究室の同期が英語で発表しているのを聞いて普段の日本語での発表との違いを思い知らされました。

日本での国際ワークショップ、内容を理解するのも発信するのも日本語に比べて難しいですが、英語でのコミュニケーションや発信することの重要さを身にしみて感じました。

新学術Hotspot2もいよいよ最終年度。ラスト1年も活発な研究になりますように・・・。

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Hotspot2国際ワークショップ@富山国際会議場

富山で食べたブリの味が忘れられない……
こんにちは,富山にいる間美味しいしか言えない人になってました,B4の滝川です。

遅くなりましたが,今回は6/16〜6/18に富山で行われたHotSpot2国際ワークショップについて書いていきます。


まずは口頭発表について,
国際ワークショップということで発表はすべて英語で行われていました。元々英語がとても苦手な私ですが資料を読み込んだり単語を調べながらなんとかついていきました。それでも理解できているのか,解釈があっているのか正直不安です...... JpGU参加時もでしたがやはり英語の勉強はしっかりしておくべきだと感じましたね,これから頑張っていこうと思います。

ポスター発表は英語でなく日本語でも説明してくださったため少し安心しました。
どのポスター発表も面白かったですが,特に印象に残っているのがオーストラリア夏季モンスーン(AUSM)MJOの変動の作用についての発表でした。水蒸気の収支から弱いAUSMから強いMJOに影響することが分かりました。また,南半球は陸が少ないため変動自体の影響だけを見られることも初めて知りました。南半球,まだ詳しくみたことはないけど面白いなあ……
 
また今回はブレイクアウトセッションという少人数で話し合う時間もありました。
今後の研究の方向性について,yhsについて英語で話し合いをしました。若手として,せめて二つ目のテーマだけでも意見を言いたかったのですが英語で話すことが難しく,何も発言できないまま終わってしまい,とても悔しい思いをしました。
 
今回のワークショップでは研究のヒントはもちろん英語でのコミュニケーションを身につけることの重要さも学ぶことができました。
また他大学の同期,先輩ともご飯を食べにいったりたくさんお話したりすることができました!とても嬉しかったです。
 
それではここまで、最後までお読みいただきありがとうございました!

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中緯度大気海洋相互作用Hotspot2国際ワークショップ@富山国際会議場

はじめまして。B3の富田です。
今年の4月から研究室に配属されました。よろしくお願いします。
先日開催されたHotSpot2について、感想を書きます。

1日目は、乗船実習最終日でもあったので、会場には行けませんでした。
HotSpotとは関係ありませんが、勢水丸の感想も少し。
乗船実習は2年後期にも受講をしていましたが、今回と異なり伊勢湾内のみでの観測だったので、船酔いはありませんでした。
そのため、今回の乗船実習では初めて体験する揺れに圧倒されました。船酔いでダウンしました。
ラジオゾンデ観測は、曇りと雨の違いを明瞭に感じられ、感動しました。
次は快晴の中でも放球したいと感じました。
乗船実習を終えて大学に帰った後、先輩方と一緒に富山に向かいました。
1日目はホテルで夕食を食べ、2日目に備えました(海鮮、おいしかったです)。

2・3日目は、会場で発表を聴きました。
春の気象学会、JPGUはオンラインで聴講したので、対面での参加は新鮮でした。
口頭発表・ポスターセッションでは、多くの学びを得られました。
またYHSの方々の、jpczの抽出の研究や、海氷と日本の温暖化に関する発表を聞いて、モチベーションが高まりました。
ブレイクアウトセッションでは、少し発言することが出来てよかったです。英語で発言する機会は普段ないので、良い経験が出来ました。
2日目の夜には三重大や他の大学の先輩方と話す機会がたくさんあり、研究発表の時には聞けなかった話を聞くことが出来ました。
今回はB3はいませんでしたが、今後同期の繋がりも築いていきたいです。

今回HotSpot2のワークショップに参加して、貴重な体験ができました。また改めて、「jpcz面白いな」と感じました。
今回学んだことを研究に活かせるよう、研鑽を積みます。

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Hotspot2国際ワークショップ@富山国際会議場

こんにちは、B4の舩橋です。

今回は6/16~18に富山国際会議場で開かれた、
The international meeting "Mid-latitude Ocean-Atmosphere Interactions: Their Processes and Predictability"
(↑これが正式名称のよう、ムズカシイ...日本語通称は「Hotspot2国際ワークショップ」)
についてつづっていきます。

このワークショップはHotspot2の研究者の方々に加え海外からの研究者も招待し、中緯度の大気海洋の研究について英語で発表が行われたものでした。

口頭発表は著名な研究者の発表(=内容がハイレベルなもの多い)が中心で言語も英語だったため聴講ハードルはかなり高め。正直理解が及ばない発表が多々ありました。

一方で、ポスター発表は学生の研究発表も少なくなく、日本語でのやりとりもしていただいたためわかりやすかったです。特に、JPCZに関する研究発表がいくつかあり、それぞれの発表で研究者に詳しく説明いただき理解が深まりました。JPCZの客観抽出についてもいくつかの方法があり、それぞれにカバーできる範囲の特徴が異なり、各研究の性質に応じて使い分けがなされていることが特に今回のポスター発表で印象的でした。ひとつの現象に対するアプローチが様々あり、目的に応じて取捨選択する。基本的なことかもしれませんが、こうしたことを研究発表を聞くことで意識できた点は今回の収穫の一つです。


2日目にはブレイクアウトセッションがあり、スケールの大きなテーマについて著名な研究者の皆さんに英語で意見を求められるというシビアすぎる時間がありました...。三重大は比較的参加者が多かったので各グループに三重大の方が複数いることが多かったのですが私のグループは他に誰もおらず...。学生は私と以前からお世話になっているお茶大の先輩の2人だけで、他には欧州からの招待研究者の方に加え、東大の中村尚先生や岡英太郎先生をはじめとした、私のような無知すぎる学生でも存じ上げている先生方ばかりの迫力満点なメンバー構成。北大のGivoさんやJAMSTECの木戸さんにたくさん助けていただきながらなんとか終えました...。もっと素晴らしい思考力と英語力が自分にあればなあと心底思った1時間半でした(泣)


また、今回も以前お世話になった他大学の先輩や同期との再会や新たな出会いがありました。
私はまだ研究の初期段階で方針が固まらず、軌道にのるにはまだまだ時間がかかりそうな状況ですが、会場や夜の懇親会で他大学の皆さんに色々なアドバイスやエールをいただきました。形になるのはまだ先になりそうですが、まずは興味を持ったことから触って進めていこうと思います。


それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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