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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

中緯度大気海洋相互作用 Hotspot2研究集会@九大

18年間,名古屋に住んでいましたが,三大都市は名古屋ではなく博多でいいのでは?と敗北を感じた3日間でした…
お久しぶりです.
学部最後の投稿になりそうです,B4の山田です.
今回は3月8~10日に行われた,Hotspot2研究集会@九大に参加し,ポスター発表したことについて書いていこうと思います.
1日目
大阪からフェリーに乗って九州入り.そのまま九大に向かいました.着いてまず,広くて大きくて綺麗なキャンパスに驚きを隠せずにいました.あー羨ましい…
初日は黒潮大蛇行が主題のセッションでした.様々なモデルを使った解析の発表が続き,まだ知らないモデルが多かった.もっと勉強しないといけないといきなり思い知らされました.
そして夕方にはポスター発表を行いました.(自分のコアタイムが初日だと知ったのは当日の朝でしたが…)
美山さんや関澤さん,九大の修士の方など今まで話したことのない方からご意見いただけたことがまず嬉しかったです.厳しい意見もありましたが今後行ってみたい解析もいくつか思いつき,楽しい時間でした.また,他大学の同期やその後輩に研究の進捗を話して意見を貰うこともできました.同期からの意見はなんというか,一緒に頑張っていこうという感じがしていいですね.参考になるご意見ばかりでした.
2日目
今回の集会で1番楽しみにしていた東シナと梅雨のセッションが午前中にありました.特に水蒸気の起源の違いを色水解析で示した研究は面白かったですね.自分の研究でも水蒸気の流入は違いが見られそうなので,流入量や持続だけでなく,どこから来るかは気になりました.また,梅雨の研究を行っている人は特に何を注目して研究していいるのかを改めて知ることができました.解析したいことがたくさん思いついたので,ひとつずつ解析していきます.
また,この日の夜は筑波大,新潟大,九大,三重大のB4で「B4会」を行いました.同期最高ですね笑
3日目
最終日は台風がメインのセッションでした.ここでは大気だけではなく海洋からの影響も含めた解析している発表が多く,解析方法や出できた結果の捉え方に注目して聞いていました.今後,海洋の影響も見ていく予定なのでいい勉強になります.
3日間通して,最新の研究結果を学ぶだけでなく,研究のプロセス,モデル解析を特に詳しく学ぶことができたと思います.卒論が終わり,これからの研究の方針を考える時期だったので,この研究集会に参加できてほんとに良かったと思いました.
いい時間ではあったが,九州は遠かった(時間もお金も…)
しかも,美味しいものばかりで食べ過ぎた(もつ鍋,博多・久留米ラーメン,いちご,鶏皮)
しばらくは,もやし食べて節約しないと…笑
今回はこれくらいで.またね.

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異常気象研究会&hotspot2全体会合@京都大学 宇治キャンパス

おばんです.

東北はバンバン雪が降っているそうですね.

帰省が楽しみなM1天野です.

 

1212日に京都大学にて異常気象研究会&第4回Hotspot2 領域全体会合(オンラインポスター発表)が開催されました.いずれも念願の対面開催…!


 

〜異常気象研究会〜

昨年度に引き続き2回目の口頭発表を行いました(聴講も含めると3回目の参加).

毎年楽しみにしている研究集会の1つなので,ウキウキで京都へ.

去年はオンラインだったので,今年は対面(ハイブリッド形式)開催されたのが嬉しかった〜

今回は,発表者に対する質疑は,

googleドキュメント上で書き込み→口頭orドキュメント上で回答

という形式.

コロナ対策の観点からとった形式(?)なんでしょうけど,

時間内に回答できなかったとしても,あとからゆっくり書き込めるのが魅力的でした.

 

発表を行なった「熱波・高温化」セッションをはじめ,どの発表も興味深かった〜

自分の研究に関係してきそう&自分では探しきれていなかった先行研究を知れたのも良かったです.

 

 

〜第4回Hotspot2 領域全体会合(主にオンラインポスター発表について)〜

28日の午前と29日の午後に参加.

多くの方に足を運んでいただけました.

北大の佐藤さんと,オホーツク海高気圧に関する議論等をできたのが個人的にはとても嬉しかったです.また,那須野さん,榎本さんにはオンラインだけでなく,対面でお会いした際に議論・アドバイスをしていただきました.

 

 

異常気象,オンラインポスターのいずれにおいても,考察部分の説得力を増すために必要なことや確認事項に対するアドバイスを多くいただきました.

・考察,確認しきれていなかった

・想定質問,異なる視点からの意見に対しての答え方

などを認識することができました.

 

また,質疑応答の時間内に質問がまとまらないことが多い私にとっては,休み時間に気軽に聞きに行ける対面開催はとってもありがたい.

実りある4日間になりました.

 

今回はこのあたりで.

 

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気象学会中部支部研究会@名古屋大学

寒くなってくると晩御飯は鍋or湯豆腐になりがち,M1天野です.

 

昨日一昨日で開催された支部研究会について記します.

B3時はコロナ禍のてんやわんやで不参加,昨年度は支部研究会自体が開催されなかったため,今年M1にして初参加でした.

 


今回は,対面・オンラインのハイブリット開催.

 

持ち時間18分 と長かったこともあり,いつもよりも内容をしっかり話すことが出来た感覚.

考察の部分や今後の展開に関する,質問・コメントもたくさんいただけました.

(受け答えがスマートにできないのをどうにかしたい)

発表後も議論していただいた先生方,ありがとうございました.

 

また発表内容から各大学の色を知ること出来,それも面白かったです.

名工大の方が,観測測器を自作し,それを使い観測・研究しているという発表をしており驚きました.作るだけにとどまらない所がすごい.

学部生の発表も多く,休み時間などを使って議論・勉強させていただいたました.

富山大はB411人もいるとのこと.

そのうちの数人とお話しさせていただきましたが,
みなさん個性も研究内容も個性豊かで,自分ももっとアグレッシブに頑張りたいなと刺激を受けました.

 

明日からは,異常気象研究会とHotspot2全体会合が京都で開催されます.

異常気象研究会では,セッション3「熱波・高温化」で発表予定です.
そちらも頑張るぞ&楽しみです^^

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hotspot2立花班会合@三重大学

暑いのか寒いのかよくわからない季節ですね、毎日風邪を引かないかの戦いです!笑

お久しぶりです、B4の山田です。
今日は11月3日木曜日(文化の日)に行われたhotspot2立花班会合@三重大学について書いていきます。
僕は昨年、新潟大学で行われたこの班会合で忍者の観天望気について発表しました。
あれから約1年、
時の流れの早さを感じますね。


まずは午前、夏の梅雨期の観測データを使った解析の発表をたくさん聞きました。そういう話を聞くたびにこの観測に参加できてよかったと感じるし、こんな大規模な観測は2度とないんだろうなと思います。
(余裕があれば自分もデータ解析やってみたいけど、それはもう少し自分の研究が落ち着いたらかな?それじゃダメだけど…)

あとは、海洋の研究も面白かったですね。名古屋大学での海洋学会でいろんな話を聞いたけど、やっぱり気象に関連する海洋の話の方が面白いと思ってしまいますね…笑。海洋と気象の繋がり,自分の研究でもうまく利用しなくてはいけないと痛感しました…。

そして、午前の最後には発表もしました!
昨年、忍者の話をしたときは「これから忍者の研究をメインにしていくの?」みたいなコメントがあったので、今回の発表で「自分の研究はこれです!」って伝えることができたと思います笑
卒論中間のときより発表時間があったので、ゆっくり説明できたかな?と。中村先生や木田先生からコメントもいただき、対面での発表の良さを感じましたね。

休憩後の午後も発表は続き、立花研の発表が多く,同期の発表もあり、写真たくさん撮りました笑

最後に、立花先生から今後の予定についてのお話がありました。今後も観測、さらにはデータ解析まで参加できるように日々頑張っていこうと思います。

これからも対面で会合は行って行くべきですね。コロナよ、そろそろ完全に去ってくれ。

今回はこれくらいで。またね。

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メソ気象セミナー@三重大学

こんにちは、B3の舩橋です。


今回は9月23日・24日に三重大学で開催されたメソ気象セミナーについて。
気象大学校講師の北畠先生に「メソ気象の環境場としての総観規模気象擾乱」というテーマでご講演いただきました。


当日の講演の内容に入る前に少し脱線…
私は高校生の頃、気象大学校のオープンキャンパスに参加して台風に関する模擬授業を受けたことがあります。その年は8月初旬のオープンキャンパス直前、台風(=1812)が太平洋南岸を西進するという出来事がありました。当時はメディアや高校生の自分にとって「台風は本州付近では東進する」ことが常識だったので、「常識外れな台風」と受け止めていました。しかし、その模擬授業で「この台風の動きは寒冷渦の作用によるものであり、寒冷渦の影響で台風が独特な動きをすることは決して珍しいことではない。十分これまでの科学で説明できることです。」とはっきり述べられ、強い衝撃を受けました。

かれこれ4年前の出来事で記憶は決して鮮明なものではありませんが、おそらくその時の講師も北畠先生だったのではないかと思います。こうして再び先生のお話を聞く機会に巡り逢うことができて、とても嬉しいです。


さて、時間を現在に戻しましょう。
今回のメソ気象セミナーは気象庁HPでも公開されている「総観気象学」の内容を多く含んだものでした。私も以前から「総観気象学」の存在には気づいていましたが、正直一人ではとっつきにくい難易度だったので放置を続けていたのが正直なところ。しかし、北畠さんは比較的数式展開を突き詰めるというよりは現象のイメージに重きをおいて解説してくださりわかりやすかったです。

特に印象に残っているのはQベクトルの利用について。(私の経験が浅いのも理由の1つかもしれませんが)気象系の研究集会・ゼミなどでもなかなかQベクトルに関してお目にかかる機会はない印象ですが、どんな現象をとらえるのに有効か、事例ごとのQベクトルのふるまいに関する説明もあり、少しは自分の知識として落とし込めたような気がしています。

ただそうはいっても、この説明を理解するには自分の持ってる知識が足りないな…と思うことは何度もありました。気象学における基礎知識はゼミなどを通してもっと身につけて、いつか今回の資料を振り返った時に、理解できるところが増えていればいいなと思います。今回も余談が入ったので長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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