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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

3藩同時会合@富山大

連投します。中村です。


富山で行われた3藩合同会合に参加しました。

本会合では日本海側の雪、寒い場所のお話がとても多かったです。特に、いわゆるJPCZに関しては身近な現象に感じてましたが、こんなにもさまざまなアプローチからの研究がされているのかと、いろいろと驚きました。冬の季節になれば、ほぼ毎日降るという事実があって、実際にたくさん降っている中でも、極端に多い豪雪年や豪雪日があって、その事例に対していろいろな視点から見る。やっぱり雪の研究は楽しいなと感じました。

降雪事例数が豊富だと、やっぱり過去の事例との比較しやすいですよね。その点に関しては少し羨ましいですけど、関東の雪も大切な研究テーマであることは強調していきます笑


また、今回の会合の中では、冬の日本海の観測の話もありました。ルートに関しては、なかなか荒れそうなイメージですね。観測データは貴重なので安全に精一杯頑張ってほしいですね。ただ、メンバー7人で学生2人とは驚きですね。忙しそうな光景が浮かびます。

ということで、富山の会合に関してでした。当日雪降ってなかったのは寂しかった。

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@極地研研究集会22/02/14

@極地研研究集会22/02/14
 
こんにちは!もうすぐB4になる大橋です。
 
今回は国立極地研究所にて、研究集会に参加させていただきました。
 
卒論、修論が迫っているので、学生の参加者は僕と山中先輩の2人でした
 
参加できなかった方にも会合の様子が伝わるように書き留めます
 
 
 
会合の題目は次の通りです
 
「両極由来の寒気に伴う顕著大気現象発現にかかわる極域-熱帯域大気海洋結合シス
テムの解明」
 
「両極の気象・気候と双方向作用する大気・陸・海洋三位一体変動の研究」
 
 
平沢尚彦(極地研):私は何故岩本を南極に送り込んだか?
立花義裕(三重大):世界初!JPCZ直接観測に大成功~2022冬季日本海大気海洋観測
山中晴名(三重大):深夜のラジオゾンデ観測で分かった冬の日本海の実態
西井和晃(三重大):2020-21年冬季の北極海海氷減少とユーラシア大陸での低温
飯島慈裕・小松謙介(三重大・気象研):シベリア・モンゴルでのGPM衛星の降水検証研究(リモート)
高谷康太郎(京産大):テレコネクションの力学に関する一考察
本田明治(新潟大):寒冷渦指標を楽しく使う方法
 
 
 
 
「なぜ岩本さんが南極へ行ったのか」
 
 
岩本さんは北大院、国立極地研究所北極観測センターなどを経て紋別市役所の職員になった方です
 
また、
 
紋別市は北方圏シンポジウムを行うなど、学術的に理解のある町です。
 
岩本さんは、市内にあるレーダーで流氷を観測したり、国際シンポジウムなどで外部の研究機関の対応をしたりしてきました
 
南極では、降水レーダーを用いた昭和基地付近の降水量を観測し、南極の水収支を解明するために向かったそうです。
 
市の職員という立場で参加するのは珍しいそう
 
紋別町の人口は約2.3万人です。
 
南極へ行くことは町中の「ウワサ」になったと思うので、
それを聞き、希望を膨らませた子ども達もいるのでしょうね
 
 
 
 
 
 
「世界初!JPCZ直接観測に大成功~2022冬季日本海大気海洋観測」
「深夜のラジオゾンデ観測で分かった冬の日本海の実態」
 
立花先生と山中先輩は約2週間前に行われたJPCZの直接観測の様子と、その結果についてインプットしていただきました
 
観測によって、山陰沖のJPCZの収束付近では風向が90°も急変していることが分かりました
 
また、その風向の急変は3km付近まで確認されました
 
90°も風向が異なるなんて観測したからこそ分かった結果ですね
 
JPCZの観測の他に、海水温の前線付近を観測したり、流氷付近でラジオゾンデをあげたり、予測されていた小さな低気圧を追いかけたそうです
 
JPCZ付近ではあられが降ってきて、痛かったみたいです
 
楽しそうですね
 
また、1日に陸地とのやりとりが出来る通信量が決まっているそう
 
数百メガHz
 
立花先生曰く、インターネットを使わないので、みんなで物事を深く考えることができるそう
 
来年のJPCZ船に乗るまでに、主戦力となれるような知識を詰め込まねば
 
 
 


 
飯島先生の話題は家庭の事情で急遽なくなりました
 
先日行われたサイエンスカフェでは東海地域の降雪の特徴について、
 
バレンツ海の海氷の変化に係るテレコネクション(WACS)や東海地方付近の風向の特徴を示しながら分かりやすく説明されていました
 
今回お話が聞けなくて残念です
 
 
 
 


2020-21年冬季の北極海海氷減少とユーラシア大陸での低温
 
西井先生は再解析データの比較をされていました
 
具体的には
 
JRA-55 CHS  (海面水温データ1.0°)
 
マイナス
 
JRA-55 C (海面水温データ MGSST 0.25°)
 
再解析データの差をとることで、それぞれの再解析データの特徴を知ることができるのですね
 
勉強になりました
 
再解析データごとに大きな特徴が見られたので注意をして研究をしていきたいです
 




 
 
テレコネクションの力学に関する一考察
 
高谷先生はテレコネクションの力学に関する影響をお話されました
 
パターンで説明されやすいテレコネクションをどうにか力学的に数式を使って理解できないかを考察していました
 
数式が非常に多かったです
 
数式を捻くり回して、現象を理解する、、、
 
かっこいいですね
 
僕も気象学を勉強していて、自分で導いた数式から、気象現象が直感的にわかる時がとても楽しいです
 
早くHoltonの6章あたりまで到達したいですね
 
 


 
寒冷渦指標を楽しく使う方法
 
本田先生は寒冷渦指標を楽しく使う方法についてお話されました
 
寒冷渦指標は寒冷渦及びトラフの中心、強度、大きさを表す指標です
 
高度場のスナップショットから計算可能なので気圧面さえ有れば求めることができるのが魅力的なポイントだそうです
 
本田先生は、寒冷渦集会やその他の集会で講演を聞いたことがあったのですが、今回初めてお会いしました
 
おしゃれな帽子やマフラーを着こなしていて、とても魅力的な方でした





今回の研究集会は,B4になり研究を始める私にとって

研究の内容を考える有意義な時間となりました

このような機会を与えてくださり感謝いたします.




ではでは

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2022年梅雨期大気海洋観測第1回会議@鹿児島大学!

2022年梅雨期大気海洋観測第1回会議@鹿児島大学

こんにちは!
2ヶ月後にはB4になる大橋です.

今回は1月6日に鹿児島大学で夏の梅雨期の観測に関するワークショップに参加させていただきました。
 
コロナ禍であったため、私が研究室に配属されてはじめての遠方への出張だったのでとてもワクワクしていました

今回はその時の様子について紹介します
 
ざっくりとしたスケジュールは次の通りです
 
午前の部
観測、解析、論文へのイメージを描くための梅雨に関するインプット
 
午後の部
観測デザインを考える、天気図を基に議論
 
 
 
午前の部では長崎大学、鹿児島大学の先生や学生の方から豪雨に関する発表をされていたのですが、WRFを使った解析が多く見受けられました。
 
WRFを使い、自分で作った仮想的な地球を基に気象現象を考察する。かっこいいですね
 
WRFの使い方は先輩方から教えてもらったのですが、設定が細かく難しそうで、、、
 
少し話が逸れるのですが、
 
観測航海をする前は、WRFを使って、観測によって得られるであろう結果をシミュレーションすると聞きました
 
それをするのに、大気の条件やらなんやらで3ヶ月かかるそう
 
観測航海をするのに相当な準備がされていることがわかった瞬間のひとつでした
 
WRFを使いこなす人、かっこいいです、尊敬します
 
 
午後の部では、夏の観測のプランを3つのグループに分かれて話し合いました
 
1つの船なら、観測のルートの計画を立てやすいと思うのですが、
 
それぞれ以下のような条件をもった3せきの船の観測を同時に計画するのは、研究をはじめる前の僕にとっては難しかったです
 
鹿児島大学の船: 大きい、遠くまでいける
 
長崎大学の船: 船を2隻使うが途中で船を交代する
 
三重大学の船: 松坂港から出発
 
僕のグループは鹿児島大学と長崎大学の方で構成されていました
 
その中でも長崎大学の方が自分の研究を基に色々なアイデアをみんなに提案してくれました
 
コロナ禍もあり他大学の方との初めての対面での交流だったので感動しました
 
 
B3から研究室に配属されるのは珍しいそうです
 
確かに気象学会や夏の学校でも同級生を見かけないんですよね
 
あと2ヶ月で4年生、、、
 
今年から、研究集会や学会で気象が好きな同級生の同士と会えることができると思うととても楽しみです
 
最後まで読んでいただきありがとうございます
 
ではでは

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Hotspot2_夏の観測第1回会議@鹿児島

鹿児島に行ったのになぜか福岡名物「博多通りもん」を買って帰りました...
お久しぶりです,B3の山田裕貴です.3ヶ月ぶりですね.

今回は1月6日に鹿児島大学で,三重大学,鹿児島大学,長崎大学の3つの大学の合同で行ったHotspot2_夏の観測第1回会議についてブログを書いていこうと思います.

三重から鉄道を使って移動したため,約6時間ほどかかりましたが,意外と疲労感がなく,あっという間に到着した感覚でした(九州新幹線とても綺麗だった).


さて,打ち合わせについて話していくと,まずは夏の観測がどのようなことを目的としているのかを全体で共有した後,観測プランについてグループワークを行いました.


大きなプロジェクトであり,事前に細かくプランが決まっていると思っていたため,自分たちで考えるというところが新鮮で面白かったです.観測のなかで何を重要にするのか,各大学の観測船の大きさや移動可能範囲など様々なことを考慮しながらプランを考えるのは難しかったですが,やりがいがありました.



その後は,観測において必要な器材をどの船に乗せるのか,人数はどれくらい必要かを打ち合わせしました.器材1つの金額が驚くものばかりでグループワークで楽しく活動していたが,一気に緊張感や観測の責任感のようなものを感じて,その後の話はさらに集中して聞いていたのを覚えています.


それと,感じたことがひとつあり,今回の打ち合わせでは観測の打ち合わせという会議でしたが,研究者がどのように研究を始めていくのかという普段は見ることのできないものを見ることができたかなと思った.発表を聞くことは多いけどその裏側を見る機会なんて滅多にないことなのでいい経験ができました(対面の良さはこのあたりかな).


観測の内容が自分の興味あることにばっちり当てはまるので,積極的に参加していこうと思います.学部3年でできることはまだ少ないので6月までにできることを増やしていきます.(勉強頑張らねば...)


それでは,これくらいで.またね.

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研究打合せ@鹿児島大学

こんにちは!
M2の加藤茜です。

今日は、1月6日に鹿児島大学で行われた夏の観測打合せについて書きたいと思います。

久しぶりに飛行機に乗って鹿児島大学へ。
2泊3日で行ったので、体力的にも楽ちんな旅でした。

鹿児島大学では、船を使った夏の観測プランをグループに分かれて話し合いました。

今までに何回か船に乗って観測したことはありますが、観測プランを考えるのは初めてでした。
いざ考えてみると、あまりアイデアが出てこなくて、プランを考えるのは難しいなと思いました。
ただ、いろいろとアイデアを練るのは楽しかったですし、やりがいのある作業でした。

幸い、他の人たちが積極的にアイデアを出してくれたので、何とかまとまりました。
他のグループではいくつも案を出しているところもあって、すごいなと思っていました。


観測の打合せの様子も今まであまり見たことがなく、今回どうやって打合せを進めていくのかを知ることができました。
研究の裏側を垣間見ることができてちょっとうれしかったです。

また、他大学の人と話せたのも印象的でした。コロナ渦で交流の機会が減っていたので、久しぶりに話せたのはうれしかったです。

今後、このような場が増えることを願っています。

最後まで読んでくれてありがとうございました!
ではでは。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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