忍者ブログ

地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「観測」の記事一覧

おふじの『1泊12日宮崎・宮城の旅(E143° N43°経由)』

みなさんこんにちは。おふじです。最近暑いですね。夏ですね。サマーですね。

ということで先日の三隻同時観測の報告をしたいと思います。

まず、観測前の6/28
出航一日前に宮崎入りした私たちは初めて見る淡青丸にブラウンアンテナを取り付けました。
しかーし。我々淡青丸組3人全員、ブラウンアンテナをつけたことがないありさまだったので(まぁ、ブラウンアンテナつけたことある人ってまだ少ない気がするけど)たいへん苦労しました。途中であんどぅに電話でヘルプミーするくらい。
観測補助員(?) の畠山さんがガンガン手伝ってくれたのでなんとかなりました。

教訓 やっぱり下見は大事だね!

んで、そんなこんなで出航!
もちろんアネロンは飲んだっすよ

あんどぅーーーーー!

で、

宮崎から観測海域までそうとう時間があるのでその間は糸巻き巻きしたりぐだーとしたり寝たり大富豪したりお酒飲んだりしてました。
これぞ船上生活の醍醐味ですね! 違う!?

淡青丸のご飯はどえりゃー豪華でえりゃーおいしかったですよ。
なにより何もしなくてもご飯が出てくるスバラシサ。いっつわんだほー!! あんどぅーーーー!

で、

そんなこんなで観測開始です。CTDで採水やりました。なんかフタをバチョ! っとして紐をひっかけて沈めて引き上げてくるくるってしてチューってしタプタプしてシャッフルしてザバーってしてチューってして採水しました。
CTDは濡れるからイヤです。しおしおします。

で、

ついにゾンデ観測ですね
すでにテスト放球でメンバーに放球の仕方は周知させてあり、電波状況も確認済み!
めだったミスもなく一発目は無事終了しました。

ふぅー

その後センサーを落っことして壊してしまったり、温度が来てないのに放球しちゃってあわてて船内無線に「気温データがない。いやあった! あ、やっぱりない!」とか叫んじゃったり(すぐ再放球しました)ゾンデが一箱丸々不良ゾンデだったり(明星いいかげんにしたまえ!)したももの順調(?)に観測は進んでいきました。

あんどぅーーーー!

で、

観測が終わって打ち上げだひゃっはー。いやぁ、観測終了後のビールは最高っすね。
なんか東大生の面白い話をたくさん聞けた気がする。

で、

石巻港入港。なんかまぁるい虹が出ていた。あとで調べたら「日暈」というらしく、けっこう珍しいのだとか。
ブラウンアンテナを外す。なんかくさい。えらい。

で、

私はそのまま新幹線で帰りました。チーン。

なんか書くことなくなってきたのでグダグダですがこれで終わります。
ありがとうございましたー。
 

拍手[3回]

PR

3隻同時観測 in 勢水丸

どうも,koma2です.
ここ数日,あまりの天気の良さで暑すぎてたまりません.
家のクーラーを使っていないので,ついつい休日でも学校に足を伸ばしてしまいますorz
あまり推奨されませんが,学費分はクーラーを使わしてもらうぞ!という気持ちが働いてしまいますね.

さて,私を含め研究室の大多数の方が6月末から7月9日くらいまで海上での気象観測に行ってきました.
観測自体は 勢水丸(三重大), 淡青丸(東大), 若鷹丸(東北水研)の3隻の船に分かれて同時に気象海洋観測を行うというものでした.
黒潮と親潮の境界にある水温フロントを境に,北と南に分かれて気象観測をするというのが目的です.(たぶん)
3隻同時観測というのはだいぶ前にあったTOGA-COAREというプロジェクト以来?の大規模な観測だったようです.(どうも観測のやり過ぎでこの辺のすごさをしみじみと感じいることが僕にはできなかったですが・・・とにかく凄い観測だったようです!)
参加者としてはこの観測にかっこいい名前がついていないのがもーれつに寂しい限りです.付けた者勝ちなら付けちゃいますよ!と勢水丸組は盛り上がっていましたが..

ここでは勢水丸に乗船した僕の報告というか感想を,まとめるのが面倒なので順不同で思いつくままにひたすら書きたいと思います.
ただし,カメラを持って行かず手元に写真がないので,文章のみという味気ないものになりそうですが.
(こういうときに,写真には残さず目に焼き付ける!という持論を持っていると辛いですね(笑, 写真については後続の方にお任せします)



拍手[3回]

二年目の長崎丸

4年スズキです.
長崎丸観測についての報告をします.
自分は前半(5月のLeg_1)のみ参加しました.

前回の長崎丸観測では,自分は本当に不慣れで,
先輩方にもらった指示通りに動くことで精一杯でした.

今回は,前回受信機設置に参加させていただいたことを糧に,
主体的に行動すること目標(というより寧ろタスク)と考えていました.

初日の準備ではブラウンアンテナを初めて自分たちで設置するという作業がありました.
(前回の勢水丸では船員さんが設置してくださいました)
ボルトとナットの向きが決まっていたり,従来のアンテナよりも場所をとるなど,
去年の観測を参考に進められることと,そうでないことの両方があったように思います.
↓ブラウンアンテナ固定の様子


観測自体は穏やかな天候の下で行うことが出来たのでとくに問題はありませんでした.
ワッチは4-8で放球隊,8-0でオペレータと,3つの班を回していく,といったものでした.(0-4で休憩)

ただ,全体の人数や天候(風もなく,穏やか)から鑑みると,別のワッチでも回すことは可能だったのかな,と思いました.人数といっても経験者や未経験者を考えなければなりませんが...

今回のテスト放球は各班毎に行いましたが,全体で行った方が良いと思います.
(船に乗ると思考が鈍くなるような気がします.酔い止めの所為でしょうか)


目標だった主体的に行動することはもちろん,ゾンデ観測の方法を人に伝えるという点では
去年の教訓を生かして行動できたのではないかと思います.
観測をたくさん経験するにつれ,観測での自分の役回りや今求められていることが
少しずつではありますが,認識できるようになってきたのではないかと思います.
(まだまだ未熟ではありますが)


また,普段の生活では出会うことのできない人達との出会いもたくさんあったので,
観測で出会った人達との繋がりを大切にしたいなと思いました.

以上で報告を終わります.





ps
石垣島ではとても有意義な生活を送ることが出来ました.
写真はマングローブカヤックをした時のもの.  

谷口さん,鈴木君とも仲良くなりました!...多分

拍手[1回]

観測会議 in JAMSTEC東京事務所

皆様,お疲れ様です
にしかわです


5月7日(月)にJAMSTECの東京事務所に行ってきました
6~7月の観測会議に参加させていただきました

初のJAMSTEC東京事務所ということで,ドキドキ
日比谷公園のすぐ近くの大きなビルの23F
ビルまでは何とかたどり着いたものの,ビル内で若干迷子になりました。。。

集まった方々は海洋,気象,放射などなどの研究者の方々総勢15~20人ほど。
学生が一人もいない場っていうのはとても緊張しますね

10時から会議開始
午前中は物資や人員等のロジ関係の話が中心でした
内容は本日の緊急研ゼミでお話させていただいたものになります

午後は観測で何を研究するのか?という点についてのお話でした。
どんな現象を捉えたいのか?
同化実験,領域モデルでの検証
観測後のデータ管理等々。。。
今日のゼミでは話さなかったので,川合さんがお使いになっていたパワポ,
研究室HPにアップしておきますね

その他,午前中に議論しきれなかったこともいろいろ議論
あ,午後に5分ほど時間をいただいて,JCOPE2で作ったSST勾配の気候値等の図を見ていただきました
ご参考になれば。。。と思ったのですが,JCOPE2は続流の再現がいまいちで,
海の中を見るには良いけど,SSTは衛星データがベースになっているものの方が良い
とのこと
勉強不足でした。。。
また別のデータを使って,SST勾配とか見てみようと思います

そんなこんなで,10時から始まり休憩をはさみながら16時半ごろまで,
各船の連絡手段から,観測の流れ,物資の輸送などなど,
綿密な議論が行われていました
多くの人が協力し合うことで,観測を実行することができるんだなと
そして,これだけたくさんの方々の力が合わさっているんだから,
この壮大な集中観測が成功しないわけないっと思いました

そして我々立花研は,ゾンデの使い手としてなかなか重要なポジションにいると思います
みんなで協力し合い,立花研パワーを爆発させましょう~



最後に,勢水丸での観測でも,機器の準備,書類,積み込み,設置と,
観測以外の準備から皆さんのご協力があってこそ観測が成功しているんだな。。。
と改めて感じました
今一度皆さんにお礼を言わせてください
今私が博士課程にすすめたのも,観測にご協力いただいた皆さんのおかげです
本当に,本当にありがとうございます


あら,今回写真がなかったですね~
日比谷公園の日時計と,霞がかった富士山の写真をどーぞ

P1001857.jpg











 P1001859.jpg











あいかわらず,まとまりのない感じで。。。
以上,にしかわでした

拍手[1回]

4月勢水丸実習

緒方です。こんにちは。
いつも研究室内で行なっているリレー制のindex更新がデータ不足により更新できなかったこともあって、
代わりと言ってはなんですが、先日勢水丸で行われた観測についての徒然日記を書いてみました。
お時間のあるときに興味のある方は…といってもざっくりその日になにがあったのかくらいしか書いてないので、
特に参考にならなそうですねー。


2012/04/02 勝浦沖 黒潮フラックス・三角形観測開始
 
観測日の集合が08:15だったので、若さが足りない自分には耐え切れず、
前日(4/1)の21時前に学校に来ました。
 
一応、前日入りした建前は2つあります。一つは自分の荷物を整理。
そして観測の荷詰めを何一つ手伝わなかった事による、どの箱に何が入っているのかの認識作業です。
 
話は若干それますが、観測野帳のコピーがものすごく面倒くさいので、今回は持って行きませんでしたが、
今度から小さめのスキャナーを持って行くと便利かもしれないなと思いました。
 
その時の観測用品認識作業で大体把握できたのですが、
観測者として観測前に観測内容をきちんと把握できていなかったのはちょっと良くなかったかなーとは思います。
まぁ、観測内容をあまり把握していなかったといっても、
今回は後輩を育てるという意味で私は船に乗り込み、
ほとんどご隠居として生活するのがむしろお仕事のような状態だったので、
そんなに問題もなかったかなと…。
細かい観測内容を知っているとついつい口を出してしまいそうで…。
といっても今回の観測は波乱だらけだったので、
観測計画をしっかり把握していてもしていなくても大して変わらなかったかもしれない…
という印象もありますが…。
 
あと、初めて観測に参加する新3年生たちと同じ立場で聞くことで、
観測内容の説明とかの時になにか気付けることはないかなーと考えたのですが、
それは杞憂に終わりました…。安藤くんの説明は完璧だったと思います。
実習だったのでそんないい加減な参加姿勢でもすんだかもしれませんが、
研究航海だったら観測計画認識してないとか致命的ですね!
その時はしっかり頭に叩き込みたいと思います。
 
ま、そんな感じで今回の航海実習は気軽に参加したので、
いつも観測中は忙しくてなかなか書けない観測の日記でも書いてみようかなーと思い立ったわけです。
(観測後は体力不足だったり新学期ならではの雑事に追われて遅くなりましたが…)
 
観測一日ごとに日記を書こうとしてのですが、
どうにもめんどくさがりなので、きちんと10日まで続かなかった気がします。
 
 
そんな感じで2012/04/02(観測1日目)のお話です。
 
朝は7時くらいに研究室で目覚めました。
色々と個人的な準備していたら8時くらいに万田先生率いる長崎大学組(山内君と若杉君)のお三方が研究室にいらっしゃいました。
荷物の持ち出しを手伝っていただいたのですが、
長崎大学の学生たちは本当に素晴らしいです!!
こちらが指示することを率先しておこなってくださるので、すごく助かりました!!
ありがとうございます!
地球研のみんな(観測自体には参加しない人も含めて)も来てくれたので、
全員でまとめてあった観測用荷物をバスに乗せ出発しました。
 
松阪の基地で観測の概略について軽く説明を受け、基地でいつもどおり長靴を借りて、いざ勢水丸へ。
(勢水丸は長靴を貸し出してくれるので、つい他の船に乗るときも長靴を持って行かない習性ができてしまいましたが、
本当は長靴なんて自分たちで用意するものなんですね…)
 
船に乗り込み、チーフオフィサーの船での注意のお話を聞いて、出港配備につきます(学生は船員さんの作業見学)。
ここまでの流れは勢水丸ではおなじみです。
松阪港から抜けたら出港配備は終わりです。
各持ち場から学生全員が学生室にもどり、
観測の概要についてのお話が安藤隊長(M1)と西川さん(D1/殿堂入り1)と立花先生からありました。
↓ちなみに当初の観測予定です。
2012_04_kansokukeikaku.jpg








 
 
伊良湖水道を抜けたところでラジオゾンデとXBTのデモンストレーション的観測を行いました。
今回の観測では新M1が部隊長/総大将となり実習生を導いてくれました!
この凛々しい顔!
ririsi_ohuji.jpg










 

teaching_ofuji.jpgkansoku_2012_04.jpg








 
 
 
(あれ?この時のXBTの写真…なかったかな…)
 
 
XCTD観測では長崎大学・万田先生に大変お世話になりました!
ありがとうございます!!

・XBT観測(XCTD観測メモ)
 ウインチルームの奥にあるPCのデスクトップのMK150.exeというソフトを使う…。
 ソフトを起動してから古いprobeを外してもらう(ランチャーを濡らさないため)。
 『Measure』を押す?画面下に【センサーを取り付けてください】
 ランチャーと新しいprobeを持ってる人に向かって「新しいprobeつけてくださいー!」
 ?「つけましたー!!」と返答が来たら、画面下に【センサーを投下してください】とでたら準備ok!
 観測者に「投下してください!!」と伝えてうまく投下してくれたらちゃんとデータを受け取る事ができます。
 ※注意としてはCONVERTERの電源をonにしないと観測できないのですが、PROGのスイッチはOFFでなければならないこと、 ですかね…。理由は聞きませんでした…。
 これがOFFになってないと観測できないことは実感しましたorz
 あと、本当はちゃんとprobeの種類とか合わせなきゃならないけど、実はソフトが勝手に判断してくれそう??
 (一度probeの種類が変わった時になんの操作もしていなかったにも関わらずちゃんとデータを読んできた)
 
 
勢水丸は順調にズンズン黒潮へ向かって南下しました。
黒潮を横断すると黒潮の流れすごいのがわかります!流向270度がいっきに90度へ変わり、流速も大きくあがる…。
さぁ観測開始と意気揚々と始めたのですが、
次の日がものすごく荒れそうなので、最初の数点を観測した後、観測を中断。
急遽、東に開けた尾鷲港へ…。
本当はより黒潮に近い勝浦港に寄港したかったのですが、
勝浦港は南に港が開けているので危険を判断され尾鷲に向かうことになりました。
 
夜は養殖の餌を食べて丸々太った尾鷲湾の野生のアジを釣りまくりです。
前半の観測を合わせたらこれくらい↓釣れました。これでも結構食べて減らしたんですけどね…。
sakana.jpg






 
 
 
 
 
食べきれなかったので船員さんは干物をつくったり色々してました。
 
 
 
 
2012/04/03 尾鷲湾にて爆弾低気圧観測
 
ごく普通に6時半から掃除があり、7時からご飯を食べ終わったところで立花先生が学生食堂にいらっしゃりました。
そこで、低気圧を避けるために停泊中の尾鷲湾での爆弾低気圧観測をしないかという提案がありました。
ものすごく楽しそうな観測に反対するものがいるはずもなく、9時から1時間間隔ラジオゾンデ観測を開始することになりました。
この時、私と西川さんは前回の学生会合で議題に出た手作り雨量計( http://bit.ly/JICRal )の観測も同時に観測し始めました。(私達は隠居生活をするのが仕事でしたので!!(笑))
すでに雨は降り始めていたと思うのですが、大ぶりではなくまだ小雨程度だったと思います。
 
ここからは怒涛の観測だったので、何があったのかを具体的に書くのは不可能な気がします。
いつだったかの西表島で行われた台風観測のようでした…。
手作り雨量計も3つ設置したのですが(トモとオモテと中階の甲板の3箇所)、
オガタは肝心のものすごい雨量の時全然容器回収してなくて申し訳ありませんでした…orz
西川さまありがとうございます!雨量データがとれたのは貴女のおかげです!!
この観測結果については後日?また日記などに書けたらなと…。
uryou.jpg






 
雨量観測は置いておいて、
爆弾低気圧観測は隠居生活をする余裕のない結構ハード(?)な観測だったと思います。
ラジオゾンデ受信機は三重大学にある6個すべてを持ってきていたのですが、
まだこの時にはウインチルームに2台しか設置していなかったので、
9時からの1時間観測に備え、早急にウインチルームにプラス1台(計3台)とブリッジに3台設置しなければなりませんでした。
ウインチルームは狭いので…結局このオペーレーション2ヶ所という作戦にでました。
私は主に裏方作業やデッキの作業を行なっていたので、
あまりオペレーターなどがどうだったのかは把握できておりませんが、
聞いた話によるとやはりオペレーターが2ヶ所にいるというのはちょっとやりづらいものがあったとか…。
特に周波数合わせですかね…。
観測用センサーもものすごく注意しないと次にどれを上げるのかわからなくなるので最新の注意を払ったと思います。
今回の観測によって、結局狭いのは一緒なのでオペレータを増やしてバルーン隊の人員を減らすより、
ウインチルームにまとめたほうがやりやすいのではないかなと個人的には思いました。
 
そして今回の観測、新Mが主役ということで、
私が何をしていたかというと、ひたすら裏方やってました。
 
裏方作業その①受信機設置
今回は研究航海ではなく実習航海であったので、私たちTAは後輩たちを指導する義務がありました。
そこで、低気圧観測を行なっている裏で、
1日目に受信機の設置方法を教わった学生(長崎大学・若杉くん(B4))に他の学生を指導してもらい、
その補助を行う…という形でブリッジに受信機を3台設置しました。
若杉くんは前日の1回の説明でほとんどの配線を行えるようになっていたので、本当に素晴らしかったです!!
ウインチルームの残りの受信機は我が研究室のエース鈴木さんに設置してもらいました!
私がしたのは受信機セット(受信機と周辺機器を適当にひとまとめにしたセット)を、
それぞれの場所に必要分渡しただけ!仕事してませんね!
 
裏方作業その②アンテナの設置
ここで問題だったのはアンテナの設置…。
この時すでに雨も強い状態で天板に設置するのはなかなか危険な作業だったと思います。
学生にやらせても良かったのですが、すでに始まっていた1時間観測で全員が忙しく、
追加で立てなければならない3つのアンテナのうち2つを西川さんと二人で立て、
ちょっと余裕ができてから残りの1つを実習生に立ててもらいました。
船員さんにも手伝っていただいて、なかなか裏は裏でてんやわんやしてたような…。
 
裏方③フレームづくりの指示
適当に学生室でくつろいでそうなワッチ外の学生(?)にフレームとタコ紐とパラシュートのセットに成ったものを
作ってもらいました。
せめてタコ紐は2個セットになっていてもいいのではないと思うわけです…。
毎度この作業は地味に面倒くさい…。この作業によって酔ってしまう人もいます。
今回は大丈夫だったみたいですが…。
 
そんなこんなでわたわたしているうちに爆弾低気圧の観測に成功!
雨は12時から15時くらいがピークだったでしょうか…。1時間ごとの雨の変化…やばかったです…。
 
観測が終わった頃に外を見てみると海が川の色になっておりました…。
それだけ川から流れてきているということだったのですね…。すごかったです…。
観測終了直後、空にはまるで入道雲のような雲がありました!
写真撮ったような気がしたのですが写真がない!!どこに行ったんだ…写真…orz
観測終わりに記念写真も撮りました!
この時の写真は万田先生のカメラで撮った気がするので、
いつかどこかで出てくるのを楽しみにしております!!(∩´∀`)∩
 
 
今回観測した爆弾低気圧は全国的に被害をうみ、結構大きなニュースに取り上げられておりました。
news1.jpgnews2.jpgnews3.jpg
 
 
 




 
 
 
 
この観測結果については長崎大学からこの観測に参加してくれた若杉くん(B4)が解析するという風のウワサを耳にしたのでどこかで聞けるのを楽しみにしております!!
 
 
2012/04/04 尾鷲停泊から勝浦へ
嵐に備えて前日にラジオ体操を行わなかったので、
この日は朝6時半からみんなでデッキに出てラジオ体操を行いました。老体には堪えます><;
低気圧が通り過ぎたばかりでまだ海にうねりが残っていたので、
朝から外洋に出るのは危険…ということでした。
とりあえずそのまま尾鷲湾で待機して、
海の様子を見て大丈夫そうだったら13時に出航する…という流れになりました。
暇だったので船での生活の必須…トランプゲームをやりまくって過ごすだけの午前中でした…。
午後に何をやったのか本格的に忘れました。
観測…したっけ?海…でたっけ…?
あ、確か夕方前?に勝浦に向かって出港して、観測して???17時くらいに勝浦に到着後、
晩御飯を船内で食べて、片付けしてから勝浦での自由時間…だったかな??
ホテル浦島は相変わらずいいお湯ですε-(´∀`*)ホッコリ
 
2012/04/05 勝浦から帰路
和歌山といったらみかん!!
出航前の忙しい時間に立花先生と西川さんの3人でおいしいみかんを大量(5kg)に買い込みました。
みかんウマイ!
嵐の去った空は綺麗に晴れていたと思います。
iitenki.jpg



 
 
 
焦点が合ってないのは愛嬌です!晴れてることが伝わればそれでいいのです!!
 
この日に伊良湖水道の連続観測やったんだっけ??忘れました…。
安藤くんに聞いたところゾンデを20分間隔で放球?10分間隔でXCTD観測という前代未聞な観測があったそうです…。
多分忙しすぎて覚えてません。さらに忙しすぎて写真も撮れてません。
しかし観測終了したくらいにやっぱりちょいちょいメモっておかないと
観測でなにがあったかなんてあとから考えてもさっぱりです。
私の印象に残っているのは若杉くん(長大・B4)、山内くん(長大・B4)、藤田(三重大・M1)、
西川(三重大・D1)、緒方(三重大・D1)、鈴木はるか(三重大・B4)、鈴木耕次郎(三重大・B3)の7人によるオールナイト大富豪くらいです。
daifugou2.jpgdaifugou1.jpg
 
 
 
 





 
 
観測の醍醐味…です…。あとから考えるとほとんどの体力をここで使い果たした私ってほんとバカ(笑)
 
2012/04/06 前半と後半の入れ替え
松阪港で前半組みと後半組みの入れ替えでした。
前半の観測成功の立役者:安藤総大将をみんなで胴上げです。
記念撮影をして、前半組とは別れました。
長崎大学・万田先生、山内くん、若杉くん…お三方の活躍なしに観測は成功しなかったでしょう!
長崎丸での観測もきっとうまくいくはずです!ありがとうございました!!
 
 
本当は尾鷲で入れ替え予定だったのですが、
天候のため、松阪港で入れ替えることになりました。
そこで慌てたのは私達TAではないでしょうか。
後半組の到着までに後半用の食料やらなにやらを買い足すつもりでいたのに、
その後半組到着予定がものすごく早まって、買いに行く時間がほとんどなくなったのですから…orz
仕方なく後半組が来る前に近くのコンビニまでタクシーを飛ばして、
観測に必要なお菓子類などをそろえました。
後半の総大将はうちの研究室のお隣、海洋研究室の若きエース・布目くん(B4)です!!
普段はあんまり海洋観測していない私達(立花研メンバー)ですが、
彼がいたら百人力です!
後半の指導教員である小田巻先生がガッツリ考えて下さった観測予定はありましたが、
まだ嵐による海のうねりが残っていたので、
とりあえずは行けるところまで外洋に出てみようということに…。
しかし行ってみたらやっぱりムリだ― →尾鷲湾まで退避ということに…。
私は前日の疲れより多分この日はずっと寝てたのであまり記憶ないです…。
写真も…あまりないです…。
夜はやっぱり尾鷲湾で釣りを楽しみました。個人的には3匹釣れました。
この日の夜中は水面に飛び跳ねてくるぐらいいっぱいアジがいて、入れ食いだったとか…。
私はその時完全に寝てたわけですが…orz
 
2012/04/07 退避中の尾鷲湾にて
朝の観測作戦会議…。予定はみっちりです。
sakusen.jpg






 
 
 
 
 
後半組はここで初めてのラジオゾンデ観測です。
新Mたちの指導ももうプロの領域ですかね!?
teaching_ofuji2.jpgteaching_ofuji3.jpg
 
 



 
朝にCTDの観測をしようとしたらデータがこない…。壊れた…?
CTD出来ないかわりにXCTDをちょっとやりました。
 
 
 
2012/04/08
朝までにセカンドオフィサーがCTDを直して下さいました!
漏電だったようです??
それでは元気に観測に参りましょう!!と観測を始めたのですがそこでとんでもないトラブルが発生…。
布目君が採水用のビンを割って右手を負傷してしまいました…。
船の上ではちょっとどうしようもないほど切れてしまったので、
勝浦に緊急入港…非常に残念ですが、布目くんとはここでお別れしました。
まだ彼の右手には痛々しい傷跡が残っております…。
海での観測は何が起こるかわかりません。
上級生として、私は彼が怪我をしないように見ている必要があったと思いますが、
それを怠っていたので、非常に申し訳なかったです…。
これからは『ご隠居』とかいって引っ込んでないでちゃんと周りに目をやらなければなりませんね…。
 
色々と準備を整えて、改めて16時勝浦を発ちました。
 
19時半から潮岬の南から南下する形で観測開始。
この時までに私と西川さんの二人でCTDオペレーション手作りマニュアルを作成。
たぶん観測のお役に立てたのでは!?
今度清書しなきゃですねー。
 
主にCTD・XCTDによる観測と要所要所でのラジオゾンデ観測を確か1時間ごとに行いました。
あいだに安藤くんの観測(黒潮横断観測)を挟んだのですが、
それは9日の午前2時頃(?)始まったような??
 
 
2012/04/09
安藤観測明け…。
jikan.jpg120409_054752.jpg


 
 
 
 
 
 

観測終了からの朝日は毎度目に染みます…。だがそれが゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
学生がだいたい全員疲れ果てる…。
まぁ、今回揺れは…そんなに強くなかったので酔で死ぬ人は少なかったように感じるのですが、
やっぱり疲れは相当あったと思います。
黒潮横断観測が終わったら力を使い果たしたのか安藤くんが倒れるようにベッドに消えました…。
相当疲れていたようです…。
残りは私達でなんとか観測を終え、私も自分のワッチ(とちょっとプラスαくらい)終わったらベッドに消えました…。
まぁ…すぐまたワッチが回ってきたわけで、
この日は観測三昧だったかな…。
つ…疲れた。しかし、そういう疲れこそが『観測したーーー!!』っていう気にさせてくれるので、
あとから考えた時、その疲れは嫌いじゃないです!
でもその時はとても疲れるので大変です。
 
あとこの日、他に何が大変だったかって松阪港に帰りつつ観測したわけですが、
片付けが…残っていたことです…。
研究航海だったらもう自分たちで勝手に片付けるんですけどね…。
やっぱり実習航海という名目上、実習生に指導しないわけにはいきません…。
疲れている実習生たちに片付けを手伝ってもらうのは心苦しいですが、
最後のワッチの方々には結構手伝って頂きました。
晩ゴハンとか挟んだのでグダグダになってしまいましたが…。
ありがとうございましたm(_ _)m
 
あ、そういえばどれかの受信機の内側のネジが外れてしまっている気がする…。
気のせいだったらいいな…。
 
まだまだ書き足りないことがあった気がするのですが、
やっぱり時間が経ちすぎると何を書きたかったのかサッパリ忘れてしまうものですねー。
しかし観測中の日記となると、忙しかったら全然書けないし、
暇だったらみんなでカードゲームとか始めてしまうのでなかなか書くタイミングないし…。
難しいですねー。自分に日記を書く習慣があったら少しはましになるんでしょうか。
次回観測も頑張って書いてみようかなー、というゆるい目標を掲げつづ、
この辺で終わっておきます。
例えば1回のラジオゾンデ観測に着目した日記とか書いてみたいですね。

漠然としつつ徒然とした日記で大変申し訳ありません。
まぁ、読んでる人がいるようには思えませんが(笑)
また何か思いついたら書いてみようかな。ではでは。

さてー!今から明日からの出張の準備だー(*`・д・)ノ ダー!!

拍手[2回]

最新コメント

[01/11 tropopause]
[09/18 Kajikawa]
[07/25 井上裕介]
[07/25 Kajikawa]
[10/26 緒方]
[10/26 美山]
[10/17 プラダ 店舗]
[10/15 NONAME]
[10/12 juicy couture outlet sales]
[07/11 O型]

Instagram

ブログ内検索

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 11 12
13 14 16 17 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

三重大学 Live Camera

空の写真 空の写真 空の写真

Twitter

Facebook

LINE

友だち追加
Copyright ©  -- 地球日記 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]