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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「観測」の記事一覧

ゾンデ練習会@潮岬

サンマ寿司にマグロ天丼,マグロユッケにお刺身など魚しか食べていないような.お寿司好きの自分にとって,潮岬は住みやすいですね.

お久しぶりです.B4になりました,山田です.

今回は5月10日~12日(前日準備を含む)にかけて潮岬にある京都大学の風力実験所でラジオゾンデ観測の練習会に参加してきたことを書こうと思います!覚えている限り初和歌山県だったので,この機会に訪れることができてよかったです.(端っこ過ぎるけど...)

1日目
前日準備として一足先に風力実験所に向かい,観測機器の組み立てや新しい観測ソフトの確認をしました.2時間くらいで終わるかなと思っていましたが,新しい観測ソフトの解読に時間をとられ,4時間以上かかりましたね.しかも問題は残したまま終了.
いや~この準備だけで大変でした.(先輩方の険しい顔と後輩の疲れた顔が思い出される…)

2日目
僕は最初にゾンデを放球する班だったのでいきなりの実習!
結果はゾンデを上げることはできたものの,ソフトの設定ミスと放球時のミスで2回とも失敗してしまい,正しくデータを得ることはできませんでした...
それでも放球までの作業をしたことに変わりはないですし,いい経験になったので良しとしましょう!
(←放球失敗3秒前…)


午後はデータ解析としてpythonを使ったプログラミング講座に参加しました!ただ,プログラムの仕組みをしっかり理解できていなかったので2時間では最後まで進むことができず難しかったですね.しっかり復習していきます!(もっと勉強せねば.)

3日目
この日は放球の見学という予定でした!まだ成功例を見ていなかったのでここで正しく動いたソフトを見て感動!その後,電文作成から気象庁への通報までの流れも確認が取れて,練習会で経験しておきたかったことをほとんどできて良かったです.

夏の観測では勢水丸に乗船し,初めて観測に参加するため,この練習会への意欲は強かったと思います.(放球失敗してるけど.)ここでの経験を本番で活かすためにも残り1ヶ月の間に万全の準備をしていこうと思います.

本州最南端の潮岬,プライベートでまた訪れたいですね!
(ちなみに本土最南端は鹿児島県佐多岬,日本最南端は沖縄県波照間島らしいです.紛らわしい.)

それではこれくらいで.またね.

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ゾンデ練習会@潮岬

どうも,M2山中です.

5/11-12に京都大学の潮岬風力実験所で
ラジオゾンデ観測の練習会をさせていただきました!

主な目的は 6、7月の東シナ海梅雨観測に向けて
① 新しい観測ソフトでの初観測
② ①→電文作成→気象庁へ通報の一連の流れをテスト
③ 観測で使うすべての受信機のテスト
④ ゾンデ観測の熟練者を増やす
の4点でした.

いやはや・・・実は①にとても苦戦しましてね.
何しろマニュアルが無かったもので.わからないことだらけで.
でも結果的には①~④すべて達成でき,合計16発のゾンデを放球しました.

かなりの時間をこのTry&Errorに費やしましたが,船に乗る前に練習できて本当に良かったです.
Y田さんをはじめ,皆さまには根気強くお付き合いいただき,感謝してもしきれません...!
とくにゾンデ観測のレジェントたち(私が勝手にそう呼んでいる)に見守っていただいて,とても心強かったです(笑)


あとあと,私は参加できなかったんですが
ゾンデデータをpythonで解析する手法などについてのプログラミング講座も開いていただきました.
そんな機会滅多にないから,超うらやまし~い!
陸上班の学生の活躍も大いに期待できますね^ - ^



そうそう,2日目はどしゃ降りの雨のなか放球したんですが,本番もこんな良い天気だといいな~とわくわくしました!
この練習会で得た教訓を最大限活かせるよう,残りの1ヶ月で出来る限りの準備をするつもりです.


今週来週は学会ウィーク!たくさんの方と議論できるとうれしいです.
ではまた.

p.s. 例によって必死すぎて写真1枚も撮れませんでした(泣)ごめんなさい

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流氷観測@北海道知床斜里

こんにちは!
新B4の大橋です.
 
2月17日~19日に知床斜里にて流氷の観測&北海道の自然を満喫してきました.
 
今回はそのときのお話をしていこうと思います.
 
 
17日(木)
 
前日羽田に宿泊していたため,17日の朝,釧路へ到着しました.
 
ここから目的の知床斜里にある湯元館までは先生の運転するレンタカーで向かいました
 
途中,半分凍っている摩周湖を一望したり,
 
山の斜面から硫黄が吹きだしている硫黄山へいったり
 
よくゼミ中に立花先生が激推しする川湯温泉へいきました.
 
川湯温泉は熱々の浴槽とぬるめの湯加減の浴槽に別れています.
 
言葉では表現することが難しい,クセになる温泉でした.
 
また,いきたいです.
 
 
18日(金)
 
朝早くに起きて海岸へ流氷観測に向かいました.
 
薄暗闇の中,道なき道に足を踏み入れ突き進む立花先生の姿に憧れを抱きながら,海岸へ向かいました
 
たどりつくと,そこには分厚い氷が一面に広がっており,自然の偉大さに感動しました.
 
どこが海岸線なのか分からず,足下を注意しながら,海岸を歩きました.
 
耳を澄ますと「キュー...キュー....」という音が聞こえます.
 
流氷どうしがぶつかる音です.
 
まるで自然が生きているような感覚がして,新鮮でした.
 
流氷の上や海との間など,気温などを計測して宿へ戻りました.
 
 
19日(土)
 
この日も朝早くに起きて流氷観測へ向かいました.
 
海岸線まで辿り着くと,驚くことに昨日接岸していた流氷がほぼ沖合へ流出していました.
 
1日でここまで変わるものなのかと驚くくらいの量の変化です.
 
前日とは違い,天気がよかったので日の出をみることが出来ました.
 
研究室のみんなと朝早く起きて,拝む太陽は何か感じるものがありますね.
 
 
帰る途中,みんなで山の斜面を滑り台のようにすべる遊びをしました.
 
10mくらいの高さから,すべり落ちるのですが,童心にかえったようでとても楽しかったです.
 
 
今回初めての冬の北海道を通して,とても有意義な時間をすごすことが出来ました.
 
前回の流氷観測ではもっと沖合へいくことが出来たそうです.
 
これからも毎年様子を変えるオホーツク海の流氷を観測していきたいです.
 

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流氷観測_知床斜里


こんにちはです。松田です。

まだまだ朝晩が寒くておふとんがあったかい季節ですが、日照時間が少しずつ増えてきてるなーと感じる日々です。

ここ数か月の金星は明け方によく見える位置にいて、いわゆる「明けの明星」がみられるらしいです。早起き(?)した時にぜひ探してみてください。(ついでに3月20日が西方最大離角となるそうです)


さて。早起きつながりの話題ですが、2月17日から19日まで知床斜里で流氷観測を行いました。

観測は日の出時刻に合わせて行ったので、朝日に流氷が照らされてとても神秘的な光景でした。さらに観測二日目には冷え込みが厳しい早朝にみられる"けあらし"を目撃しました。たしかに感染対策のためにつけていたマスクは凍り、手袋をつけていないと手の感覚が消えるレベルの寒さでした。気温の測定も行ったので、近畿や東海地方ではまず見ることのない数値の場所に自分が今いるんだ...と、北海道の寒さを体感できる貴重な機会になったと思います。

流氷の状態ですが、一日目と二日目でガラッと変化し、一日目には流氷をつたって行けた場所には二日目には到達できなくなっていました。私にとっての二日目流氷観測ポイントは"音"です。一日目と同じく流氷の上を歩いていましたが、どこからともなく"キュー..キュー"と小動物の鳴き声のような音がしました。「もしや、アザラシでは...!?」と、アザラシの鳴き声をてんで知らない私は胸を躍らせましたが、鳴き声の正体は流氷同士が波でぶつかり合う音でした。今でもこの興奮を言葉で表すことはできませんが、流氷がさも生きているかのように鳴くので自然のおもしろさを改めて実感できました。アザラシには会えませんでしたが、それ以上に良い経験ができました。



おまけですが、知床斜里に着くまでに電車で釧路湿原を通りました。鶴、ばっちり見れました。釧路湿原すごい。


次は昨年に三重大で開催された気象学会についてお話できればと

それでは(ノシ・ω・)ノシ

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流氷観測@知床斜里

おばんです,B4の天野です.
さて,今回は冬の北海道の話題.
先月中旬に,北海道 知床斜里で行った流氷観測についてです.

【0日目(移動デー)】
午後から津を出発し,飛行機で新千歳まで移動.
タイムラプスで外の様子を撮影したり,携帯の気圧計アプリを眺めたりしながら,久々のフライトを楽しんでいました.

【1日目(移動デー)】
新千歳から再び飛行機で女満別まで移動し,バス&電車で斜里へ移動.
網走→知床斜里への移動は,流氷物語号で!
思いがけず遭遇できて嬉しかった~,騒ぐ鉄子の血…

(撮影:中村さん)
かわいいお顔ですね~車窓から流氷を眺められるのが最高でした.
この日は宿に到着したところでタイムアップ.
次の日に備え,早めに就寝しました.


【2日目】
早朝,まだ暗いうちに宿を出発.
道なき道を海岸目指して進んでいきました.
先頭の人は道を作りながら進んでいかなければいけないので大変(汗)

この日は,海から陸に向かって風が吹いていたこともあり,
流氷が海岸に沿って集まってきていました.
初めての氷の世界を楽しみながら,気圧や気温を測定.

(撮影:竹端さん)
気温はマイナス5度くらいでした.
氷の厚さもチェック…1m近くありました(私のお腹と同じくらいの高さ).

(撮影:山田さん)


【3日目】
この日も早朝に出発.気温はマイナス10度ほど.

昨日よりも流氷が増えているといいな~と思っていましたが,
残念なことに,この日は陸から海へ向かう風が吹いていました.
そのため,氷たちは沖の方へ…あぁ…

その代わり見れたのが「気嵐」という珍しい現象.

(撮影:平賀さん)
陸上の冷たい空気が暖かい海面に流れ込み,
水蒸気を冷やすことで霧が発生しているそう.
海面がモワモワっとしてますねぇ,すごい!
このあと宿まで戻り,その後アルベドの測定も行いました.


久々にめいいっぱい「自然」と「季節」を体感でき,沢山ワクワクした3日間になりました.百聞は一見にしかず!
↓流氷に乗るわたし

(撮影:山田さん)

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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