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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「観測」の記事一覧

流氷観測@知床斜里

どもです.M2の中村です.

2年ぶりに斜里に流氷観測しに行きました.

前回2020年2月は暖冬の中行ったので,そこまで氷が張っていない状況だったので,今回の観測はとても期待していました.

まず,1日目は現地斜里に向かいました.

前日に実家に戻っていたため,必要な物をそろえて羽田から飛行機で向かいました.
改めて実家の便利さも実感しました(斜里に着ていった服は90%実家で調達しました笑).

さて,飛行機が女満別空港に着く前から,窓から景色を眺めていましたが,北海道はほぼ一面行きでした.積もっていないところある?ってくらい.
同じ日本でもこんなに違うんだなぁとある意味感動しました.

そして,空港着いて,少し外に出てみると,やっぱり寒い.
気温見ても寒いの分かってましたがね.本州の寒いとは違いますね.風がないのがせめてもの救いです.

お昼にはスープカレーラーメン食べました.
普段塩か醤油味しか食べないので,とても新鮮なお味でした.具材もおいしかった.

さて,女満別で千歳組と合流してバスと電車で知床斜里まで向かいました.
途中,網走駅で流氷物語ラッピングと車両連結見ました.ちょっとうれしかったです.
斜里に着いてからは,歩いて湯元館まで向かいました.
地図は1.8kと書いてあっても,薄暗いのも相まって雪道だと倍近くあるように感じました.
宿に着くまでがここまで大変とは.おかげで体がほてりましたけどね.

2日目からは本格的に観測スタートです.
朝5時半から流氷を見に海岸まで向かいました.
さすがに前回よりかは寒いなという感じ.防寒はしてましたが,顔が痛かったです.

海岸までは,前回は大きな道と橋を渡って海岸まで向かいましたが,今回は近道があると言うことで,そちらから進みました.
ただ,まさかの完全な雪道.膝上くらいの雪をかき分けて進んで行きました.
雪って重たいですよね.底がどこかも分からないので,バランスを崩しながら,歩を進めていきました.特に斜面は大変ですね.
しかし,やはり近道はありがたかったです.
斜面を2回上ると,見覚えのある雪道に出ました.楽しかったので,近道もありですね.

さて,さらに進んで行くと海岸に到着です.
なんとなく久しぶりに感じました.1回しか来たことないですけど.

そして,肝心の流氷は?というと,少し目を疑いました.
確かに前回よりは寒いです.そして,氷も厚かったです.ただ,一面流氷が張っているというわけではありませんでした.目の前でシャーベット状の氷が動くのが見えるんですよね.
さすがにそこは進めないので,ちゃんと固まっているところを進みました.一応沖までは行けましたが,前回よりも道を選ばないと危ないという感想でした.
一面に流氷が張るには気温だけじゃなくて風とか他の気象要素も大事なんでしょうね.

ただ,動く氷は楽しかったです.一通り観測を終えた後,流氷の近くで浮いている氷に乗りました.固まってないので海とともに動きますが,沈みはしないんですよね.また,新たなものを発見しました.

3日目も早朝から観測スタートです.
なんと,快晴.雲一つ無い青空です.
海岸まで行くと,山の奥から太陽が昇ってくるのが見れました.感動でしたね.もう,まぶしいとかどうでもいいくらいにきれいでした.そして,流氷の方も,2日目よりはきれいでした.
気温は-10℃くらいで低かったですが,その寒さだからこそ見れる光景をしっかりと焼き付けられました.

流氷を見るのは楽しいですね.そして,やっぱり雪っていいですね.そう思える流氷観測でした.

何かの機会があれば,また来てみたいです.

ではー.

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流氷合宿2022@知床斜里

こんにちは!B3の平賀詩之助です.

今年は雪が多いですね.2月24日に新潟県津南町の最深積雪が観測史上1位の419㎝になったそうです.平成18年豪雪以来の記録だそうで,相当な雪が降ったということがわかります.現地の人にとっては大変な出来事だと思いますが,雪好きの僕としてはとてもうれしいニュースでした.

それでは,本題に入ります!
2月17日から19日まで,北海道の知床斜里へ流氷の観測へ行ってきました.

1日目
この日は羽田から釧路へ飛行機で向かい,釧路から先生のレンタカーで斜里町の湯元館へ向かいました.飛行機から見えた釧路は雪に覆われていて,流氷のようにアルベドが大きいのかなと感じました.北海道では,縦型の信号,吹雪対策のための道路の矢印,防雪柵など,雪国らしい道路となっていました.
斜里に向かう途中,摩周湖や川湯温泉や硫黄山などに立ち寄りながら,往路を満喫することが出来ました.

2日目
朝早くに起床し,50㎝近くの雪道をかき分け,流氷を見に行きました.初めて流氷を見ましたが,海が雪と氷で覆われており,こんな世界もあるのだなと感動しました.
流氷というだけあって,波が来ると動きますしシャリシャリと音を立てていました.
落ちている流氷も食べてみました.少し薄味でした..3か所くらいの流氷を食べましたが,すべて同じ味でした.海水が流氷となるときは,塩分を排して流氷になるんだなと身をもって感じることが出来ました.
雪原を歩くことも楽しく,小さい頃よく遊んだなぁとしみじみと感じました.

3日目
この日もまた,朝早くに流氷を観測しに行きました.この日は―14度ほどまで冷え込みとても寒い朝でした.そのためなのか,気嵐という水面に霧が立ち上る現象を見つけることが出来ました.流氷の上の気嵐はとても幻想的でした.
また,放射温度計を使って温度も測りました.氷のない海面は―1.7度前後で流氷は―10度以下となっていました.やはり,流氷のある所とないところでは,表面の物理量の値が変わっており,気象にも影響しそうだなと感じました.

この3日間,流氷や雪の結晶を観測したり,雪国を散策したりととても充実した合宿でした.
また,来年も行けたらいいなと思います.

それでは,今日はこの辺で.最後まで読んでいただきありがとうございました.

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流氷観測2022in知床斜里

こんにちは.B4の加藤です.

2月17~19日に北海道の知床斜里で流氷観測を行いました.


1日目
この日は朝4時に起きて名古屋から札幌へ,札幌から女満別へと飛行機を乗り継ぎました.この時点で体はもう既に限界を迎えていましたが,明日からは流氷観測です.人生初めての流氷に期待に胸を膨らませて眠りにつきました.


2日目
早朝に起床し,研究室のみんなで流氷を見に行きました.寝ぼけ眼を擦りながら深い雪道を進みました.いざ観測点についてみると,目の前一面に流氷が広がり,人工物が一つもない美しい景色が広がっていました.辺り一面流氷,流氷,流氷…たまに聞こえて来る氷がぶつかり合う音に自然の大きさを感じました.


3日目
この日も早朝に起床し,昨日と同じ雪道を進みました,2日目と比べるともう道ができていたため,歩くのはそこまで困難ではありませんでした.
この日は流氷とともに日の出を見ることができ,太陽に照らされてきらきらと光り輝く流氷はここまでの疲れを吹き飛ばしてしまうくらい美しかったです.写真で見るものより何百倍もきれいで,自分の目にしかと焼き付けました.


卒論,修論直後のなかなかのハードスケジュールで今回の流氷観測を迎えましたが,人生で初めての体験ができてとても素敵な旅となりました.また来年もみんなで行きたいです.

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流氷観測 in 知床斜里@2022

こんにちは!B3の上野です。

今回は2月17日~19日に行った知床斜里での流氷観測に関して話していきたいと思います。

Day.1
前日に東京にて宿泊していたため東京から釧路まで飛行機で移動しました。釧路に到着した時、空気がかなり冷たく本州の雪の降る地域とは違った寒さを感じました。その後立花先生の運転するレンタカーにて知床斜里まで向かいました。道中、摩周湖によって半分凍った湖を見学したり、熱い温泉に浸かったりと北海道をこの時点で十分満喫できました。

Day.2
朝から流氷を観測しに行きました。流氷は風が吹くたび大きく波打ち、自分の想像を超える速さで移動を行っており衝撃を覚えました。また流氷は時間がたつにつれ沖のほうに移動しているように感じ、日中とそれ以外の時間とで流氷の数は違うのだろうと感じました。

Day.3
この日も朝から流氷を観測しに行きました。この日は前日よりも流氷の量は減っているように感じました。一日で流氷の量が大きく変化するとは思わなかったので驚きました。またこの日は気嵐を見ることもでき、めったに見れない自然現象に感動しました。

3日間朝早く起きたり、寒い中を歩いたりと大変でしたが貴重な体験を多くすることができたので良い時間を過ごせたと感じています。ただ、長靴で流氷を見に行くと足が冷たすぎるからやめたほうがいいと感じました。

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流氷観測2022@知床斜里

北海道限定で販売している乳酸菌飲料「カツゲン」が美味しすぎて,1パック(1L)で買って帰りました!(重かったけど...)

お久しぶりです.B3の山田です.

今回は2月17~19日に知床斜里で流氷観測をしたことについて書いていきます.
知床には小学生の頃に行ったことがありましたが,夏だったため,この観測で冬の北海道に来ることができてよかったです.

1日目
前日入りした羽田から釧路へ飛行機で向かい,その後学生と先生計5人でレンタカーを使って斜里まで移動しました.レンタカーでの移動は北海道の冬景色を堪能したり,途中の休憩として公衆温泉で熱い温泉に入ったりと,学生だけではなく先生とも一緒に楽しむことができてよかったです.

2日目
朝5時起床.日の出前に宿を出発し,いざ流氷観測へ道なき道を突き進み,たどり着くと目の前に広がる分厚い氷に感動しました.
人が何人乗っても崩れる気配は全くないが,波が来たら揺れ,その波によって氷が流され,氷と氷がぶつかる音が聞こえてくる.まるで生き物のように思える流氷に驚きました.
たくさん写真を撮り,流氷の上の気温を計測し宿へ帰る前,せっかくならと流氷のかけらを少し食べてみましたが,ほどよい塩味で,美味しかった?です.

3日目
同じく朝5時起床.この日は2日目よりも気温が低く氷点下10度以下まで下がり,さすがに寒かったです.流氷にたどり着き,朝日に照らされる流氷に感動していると,遠くの方で気嵐を見ることができました!
連続テレビ小説「おかえりモネ」のなかでも印象的なシーンとして出てきていた気嵐を実際に見ることができ,しかも流氷の海面から立ち上がるものを見ることは希なことだと思うので,貴重な自然現状に遭遇することができてよかったです.

↓ご来光を待つ学生.感動してるのかみんなじっとしている.


冬の北海道,流氷,気嵐と初めてのことがたくさんあり,有意義な時間をすごすことができました.毎年姿を変える流氷をこれからも観測し続けていきたいです.

来年また行けたらいいな,またカツゲン飲もう...

それではこれくらいで.またね.

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性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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