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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「学会」の記事一覧

海洋学会秋季大会2019@富山

お久しぶりです.M1の太田です.
9月26-28日に開催された海洋学会に参加してきました.
うち,28日にはポスター発表をさせていただきました.

海洋学会は気象学会よりも自分の研究に関係しそうな話がいっぱいあった気がします.
特にチャクチ海,ボーフォート海海氷の季節変動についての研究は,自分の解析結果と一致するところもあって,興味深く感じました.

研究論文を読んだこともある東大の森さんの発表は,これまでは英語論文で読んでいたことの一部を日本語の整理された内容で聞くことができたのでよかったです.
北極海の海氷後退は中高緯度の大気場に寒冬をもたらす直接要因にはなれないけど,寒冬をもたらす場を強化する要因にはなるという見解は,自分の研究の持っていきたいところを似ているなと感じました.

極域・寒冷域の海洋環境変動に関する分野横断研究というセッションに出したのですが,発表前はポスターの人は海氷の変動と生物との関係を見た内容ばかりで自分の発表は場違いではないかと不安でした.
しかし,実際は立花先生の宣伝もあってなのか,海洋学会の人からすると珍しい内容なのか,聞きに来てくださる人がいました.
長いかなと思った90分も,聞いてくださる人との議論であっという間に過ぎ,終わってみれば短く感じたのでよかったのかなと思います.
想定はしていたことではあったのですが,同じ内容であっても聞く分野の人が異なれば,受ける質問や指摘も変わってくるなということを改めて感じました.
当たり前かもしれませんが,チャクチ海の海氷後退に寄与するであろう海流の動きやその周りの様子についてはとても細かく聞かれました.

海洋学会向けに現在解析途中の北大西洋の話を持って行ったのですが,まずまずの反応であったと思います.
気象学会やその先に向けてこれからもっと研究していきたいと思いました.

ポスター発表が終わった後の口頭発表のセッションでは,自分と似たような視点で研究している人が学外にいました.
プレッシャーに思わず,チャクチ・ベーリング時代の到来を面白がって研究していきたいです.

富山のご飯はとてもおいしかったです.
特に,白エビのから揚げは最高でした.中部支部気象学会に行こうと思うので,その時にもまた食べられたらと思います.

日本で一番?立地がばえるスタバにも行きました.
富山の街は流石県庁所在地といった感じで,田舎ではありますが十分に満喫できたと思います.

ポスター発表前に眼鏡を壊してしまって,接着剤で無理やりしのいだこと,
ホテルの脱衣所にしまった貴重品が回収できない事件などと,
数々のアクシデントに見舞われましたが,学会全体を通してみれば楽しく,いい経験ができたと思います.



気象学会に向けて研究がんばります!ではでは

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雪氷学会@山形

最近涼しいと感じる時間が生まれ、
季節の進行を感じるとともに野球がしたい季節です。
テニスもしたい。パデルもしたい。運動したい。

松岡です。連投。

9月8日から11日まで山形で開催された
雪氷学会に参加してきました。人生初山形。
山形は人が多すぎず、住みよいだろうなぁと感じました。

発表は2日目。ポスターです。
前の週に新青丸に乗っていて時間がないと言い訳をして、
PowerPointのスライドをぺたぺた方式で発表しました。
でも話しなれている流れなので発表はしやすかったです。
聞きに来ていただいた方はみな口をそろえて1月と2月で
どうして差が出るんだろうね。とおっしゃっていました。
自分も疑問の点なのでいつかアプローチしたいです。

他で印象に残っているのが、1日目に行われていた
雪氷楽会という一般向け(主に子供向け)の会です。
そこでは南極の昭和基地とTV電話をつないで話を
聞きましょう!という企画がありました。そこでの話は
子ども向けの優しいものでしたが、会場で進行している
方々は過去に南極に行ったことがある方が司会進行をしていて、
終了後に色々聞くことができたのがよかったです。
これは雪氷学会ならではなのかな?と感じました。

また、今回は学会が主催の懇親会にも参加しました。
学生も多く参加していて、参加しやすい雰囲気でした。
山形県は米どころ、ということで懇親会会場の中央に
日本酒コーナーが二か所設置されていて、自分も含め、
たくさんの人が集まっていました(来年は新潟が会場で、
負けてられん!と来年の運営の方が意気込んでおられました
ので新潟の日本酒飲みたい方は来年是非どうぞ(笑))。
懇親会後は学会で賞を受賞された方の祝賀会という名の
二次会にも参加しました。
懇親会や二次会で色々な人と出会い、お話聞き、
知らない世界を知ることができ、楽しかったです。



おしまいです。




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気象学会春季大会@東京

投稿遅くなりました。
半年ぶり?に書きます。B4中村です。
東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで5/15(水)~5/18(土)に行われた気象学会春季大会に参加しました。今回は2日目と3日目の口頭発表、ポスター発表を見させ頂きました。まだ聞きなれない用語もあり、聞きながらメモしてましたが、図の理解がしやすくなっていたり、頭でイメージできるものもあり、前回より充実したものになったと思います。そして、同じようなテーマでも、様々なアプローチができるとも勉強になりました。また、研究テーマが決まった後だったので、同じような研究をしている学生のポスター発表も聞き、そのような視点もあるんだなぁと勉強になりました。

そして、今回は開催場所が東京だったこともあり、久しぶりに実家に帰りました(4か月ぶりくらい?...そこまでひさしぶりじゃないか...)。三重の生活がメインなので、東京に戻るとやっぱり人多いなぁと感じました。4年ぶりの通学ラッシュ。6年間毎日乗ってた電車も、懐かしく感じます。

まだまだ、学会で発表する姿は想像できませんが、いずれはすると思うので、少しずつ研究を進めていきたいと思います。

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JpGU@幕張メッセ

お久しぶりです.M1の太田です.
5月26-30日に開催されたJpGU(日本地球惑星科学連合)2019の29-30日に参加し,30日にポスター発表をしてきました.
普段参加する学会は気象学のような特定の分野ですが,「地球惑星科学」と謳っているだけあって本当にたくさんの分野のセッションが開かれていました.
また,日本語で発表できるセッションもありますが,英語セッションが主の国際学会であったので,日本人が多い気象学会と違って国際色にあふれているなと感じました.
29日はポスター会場の下見と初めて参加するJpGUの雰囲気を感じるのが主な目的でした.
名前は聞いたことのある幕張メッセに人生で初めて訪れました.
広い,そしてなんと人の多いこと.田舎者にはちと厳しいですね.
地図を見ながら道に迷いながらなんとかたどり着いたポスター会場.いや広すぎでしょ.
東京国際展示場と同じ雰囲気のある広さを感じました.
ポスター会場の手前には企業ブース等が並んでいました.
等というのは企業だけではなくて大学や新学術といった様々な団体がブースを出していたからです.
ArCSや南極の新学術のブースもありました.
ArCSでは今年の北極海の海氷の最低値がいつになるかの予想をみんなも当ててみよう見たな企画をしていました.
南極のブースでは研究者の人が交代で南極のことや研究のことを紹介していました.
一つ聞きましたが,なかなか面白かったです.
あとなぜか会場内でリポビタンDを配っているブースもありました.
1日1本らしいので,きちんと2日ともいただきました.
29日には成層圏のセッションがあったので勉強がてら聞いてみました.
自分の研究している17年18年冬季にも成層圏突然昇温をが起きていたのは知っていますが,その昇温について解析している人の発表やかつて観測実習を共にした九大の方の発表を聞きました.
昇温は自分の解析範囲から後に起きているのでどちらかというと研究内容が昇温に影響していたら面白いのかなぁ..と夢想していました.
そしていよいよ30日発表の日です.
自分が出した北極のセッションは30日にあったので朝から口頭発表がありました.
立花先生も発表されていました.
気象学会だと北極の内容は気候システムセッション内で大気を見ている人がいたり,他のセッションで衛星観測の話をしている人がちらほらいるくらいの印象です.
しかし,そこは流石JpGU今回のセッションは余すことなく北極です.
立花先生や自分のような内容はどちらかというと少数派で,海氷の話や凍土の話,あとはグリーンランドが対象の内容が多い印象を受けました.
口頭発表が終了したらポスター発表です.
今回のポスターは1枚の大きなものに印刷するのではなく,スライドのデータをA3の紙に印刷して掲示しました.
スライドにすることで話しやすかったかなと思います.次回の秋学会では大きなポスターに挑戦したいですね(笑).
もっとも,このスライドポスターも研究室の先輩が構成を見てくださったおかげできちんとしたものになったと思います.本当にありがとうございました.
自分の発表の内容のレベルではあまり人が来てくれないのではないかと思っていましたが,詳しい話を聞いてくださる方が何人かいらっしゃったので時間を持て余すことはなく,充実した経験ができました.
印象に残った議論をいくつか紹介します.
17/18年の冬のチャクチ海の海氷が減っているのは海氷と海を見ていて知ってたけど,それの影響を見ようとしている研究は面白いといってくださった方との議論が楽しかったです.
自分の研究は17/18年の冬を対象としていますが,16/17年の秋のチャクチ海の海氷も実は平年より大きく後退していて,冬になると回復しているため,これまでの解析では触れてこなかったけど,何となく変だなと感じていたことについて,「16/17年の海氷も初冬より少し前に大きく後退していて,2年連続っていうのは何かあるかもね」と共感できたことは面白いなと感じました.
立花先生の知人の大学の先生の方から受けた,「この研究を論文にするためにはどんな解析が必要か」という質問はこれからの自分の研究への姿勢を考えさせてくれる,当たり前ではあるけど重要な指摘に感じました.
これまでの研究は目的に対してどう解析するかに重点を置いていましたが,あと何があれば論文たるのかという視点で研究することも必要であるなと深く感じました.
セッションが終わった後はみなさんで晩御飯を食べに行きました.
いろんな話をしましたが,自分の今後を考えるいい機会になったかなと思います.

今回の地球日記は連投します!次は乗船実習!!


会場の幕張メッセ.

 
ポスター会場のあったホール手前はブースがたくさん出てた!


ポスター会場.広くて行き来がしやすい!


喋っている様子(太田) ※安藤さんより提供

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春季気象学会@東京

こんにちは。
卒業研究を初めてまだ2か月ですが、ゴールが見えずに迷走中の
B4中西幸太郎です。

5月15日(水)~18日(土)に行われた春季気象学会の1日目と2日目に参加してきました。
学会へ行く機会は今までにもあったのですが、今回は1日目夜に行われた、若手会たるものにも参加してきました。
他のB4が学会の内容について述べてくれると思うので、僕からは若手会の話を…。



若手会とは、気象を学ぶ学生たちの集いのことです。
参加した感想を一言で感想をまとめると、とても有意義で楽しい時間を過ごせました。
はじめは、知らない人たちが大勢いるため少しためらいもありましたが、参加して本当に良かったです。

今まで、気象学会などで出会った他大学生と、細々と交流してきましたが、時間も限られており、なかなか知り合いを増やせないでいました。

しかし、若手会に参加することで、気象を学んでいる他大学生と、たくさん出会うことができました。今までで面識あった学生とも、深く交流することができ、気象や卒業研究について語り合えました。それらの話以外にも、食事の席ということもあって、東京の観光地や私的な話まで、本当に様々な話ができました。

学会に参加するだけでなく、こういった学生の交流の場に参加することも大事だと感じました。
何かの縁あって出会った、気象を学ぶ同期や先輩とも積極的に交流しながら、
意見・アドバイス等を積極的に聞いていき、良い卒業研究をしていきたいです。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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