三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちは。B3の近藤です。
2018年が始まったかと思えば、あっという間に1月が終わろうとしています。そして、津市ではうっすら雪が積もることもあり、寒い日が続いています。
さて、そんな1カ月ほど前に、津市よりも格段に寒い北海道で研究室の合宿がありました。
1日目
北海道に着いてからは、電車→レンタカーでの移動です。しかし、その道のりは想像以上に大変な道のりでした。猛威をふるう吹雪、幾度となく訪れるホワイトアウト、やむを得ない迂回路、様々な困難を経て北海道大学の雨竜演習林にたどり着きました。道中は、無事にたどり着けるのかという心配と、初めてのホワイトアウトにわくわくする気持ちがあり、楽しかったです。
雨竜演習林の宿舎は、とてもきれいで暖かく、夕食のジンギスカンもとてもおいしかったです。
2日目
午前中は、宿舎の近くで積雪断面観測をしました。
まず、北海道の雪は軽くてふわふわでさらさらしていました。雪でも地域によってこんなに違いがあるのかと驚き、感動しました。
最初は観測のために、雪を掘りました。雪かきはしたことがあっても、雪を掘るということはなかったので、うまく掘れなかったのですが新鮮で楽しかったです。次に、観測方法を指導してもらってから、実際にものさしで積雪深、専用の道具を使って10cmごとの温度や密度も観測しました。雪の深さによって雪の温度や密度、質に段々と変化があっておもしろかったです。
午後からは、植生や木のことを教えてもらうため、スキー板をつけて山へ行きました。
慣れないスキー板にこけたり、斜面を登れなかったりと苦戦しました。しかし、帰るときには少し慣れてとても楽しかったです。また、ウサギの足跡を見つけられたり、きれいな景色がみられたり、北海道の雪山を大いに満喫しました。
3日目
合宿は旭川市で解散ということで、旭川市を観光していきました。
まず、旭山動物園に行きました。雪上の動物やペンギンのお散歩など普段は見られない動物の姿を見られて、とても楽しかったです。また旭川ラーメンもとてもおいしかったです。ちなみに、合宿の後日、とあるテレビ番組で食べに行ったラーメン屋さんが紹介されていてびっくりしました。
この合宿では、本州では体験できないようなことばかりで、冬の北海道を存分に体験することができた感じがします。とても楽しかったし、感動しっぱなしでした。この合宿での経験をモチベーションにして卒業研究ができたらいいなと思います。
こんにちは。まもなく修論発表となります、坂です。
先月、北海道で開催された研究室ゼミ合宿についてつづりたいと思います。
前日から北海道の東側に卓越した低気圧があり、1日目の飛行機が出発するのか、当日まで危ぶまれましたが、無事セントレアを出て、新千歳空港に到着しました。
それから、電車で札幌―旭川間を移動していると景色は一変しました。私の住む地域では経験することができないほどの積雪がありました。つい興奮してしまい、旭川駅でたくさんシャッターを切ってしまいました。しかし、ここからが大変でした。14時くらいに旭川をレンタカーで出発し、当初は2時間ほどで着く予定でしたが、目的地に到着したのは18時でした.道中はどこもかしこも通行止めになっており苦労の連続でした。母子里の宿に到着し、夜ご飯は「ジンギスカン」でした(昼は札幌駅でジンギスカン)。夜はゼミを行い、熱い議論を交わしました。
2日目は、野村さんと同行し、雪氷観測を行いました。午前は積雪断面観測、午後はスキーと森林調査でした(笑)。午前はひたすら雪を掘りました。ざっと1.2メートルです。断面における雪の密度、質、ボーリング調査や着色による調査を行いました。あの山崎孝治先生も行ったことがない調査なので、とても貴重な経験でした。積雪断面調査では、断面を見るだけで降雪のメモリーを知ることができ、新たな知見となりました。また、雪の結晶についても教わり、本州と北海道とで結晶に違いがあることを学びました。午後はさらに山奥へスキーを行い出向き、演習林に散在する木々の特性や気象害について学習しました。夜は名寄市の宿へ行き、五味温泉で日中の汗を流し、夜はゼミを行いました。みんな慣れないスキーでとても疲れており、ゼミ中はその疲れが顔にでていました。
3日目は雪も落ち着き、行きとは全く違う安全な帰路でした。先生とは昼前に別れ、夕方の飛行機のメンバーは旭山動物園にいきました。一言でいうと「寒くてゆっくり回れない」に尽きます。しかし、本州ではあまり見ない動物を雪景色の中みることができ、とても貴重な経験をすることができました。また、野村さんに教えていただいた、「雪印みたいな雪結晶」を旭山動物園で見ることができ、感動しました。旭川発の電車のぎりぎりを責めるように、先生に教えていただいたラーメン屋に飛び込み、冷めた身体をあたためました。そこから帰りの飛行機までの時間は詰め詰めでした(汗)。なんとか、飛行機に乗ることができ、無事北海道を後にしました。
3日間を通し、目に映るものは新しいものばかりであり知の吸収の毎日でした。貴重な経験をしたので、得られたことが日常生活で少しでも生かせるにしたいと考えます。一時はどうなることかと思いましたが、たぶん二度と経験することのない良い経験になりました。
ではでは。
正月ボケが治らない。B3の中西です。
他の方も投稿している通り、昨年末(12/26~28)に本研究室では北海道幌加内町母子里という所で合宿を行いました。ここは北海道の中でも最も寒く、かつ雪の多い場所です。
1日目
朝4時に津を出発。車→飛行機→JR→JR→レンタカーと乗り継ぎ、宿泊先である北海道大学雨龍研究林に辿り着いたのはなんと14時間後の18時でした。疲労困憊。
旭川から母子里までのレンタカーでの道のりは遭難すれすれ。この日はオホーツク海上に位置していた爆弾低気圧が猛威を奮っていたため猛吹雪でした。視界は完全にホワイトアウト。目的地に繋がる道も次々と通行止めとなり、そのたびに迂回経路を探しながら目的地を目指しました。当日目的地近くの名寄市の国道では100台もの車が立ち往生する事故もあったそうです。北の大地の気候の厳しさを大いに実感しました。
ちなみに研究林の施設は想像していたよりもずっと綺麗で暖かく、ご飯も美味しくて感動しました!
2日目
この日は雨龍演習林の先生や職員さんのご指導・ご協力のもと、積雪断面観測や山スキーを体験しました。初めて触れる北海道の雪は本州のべちゃ雪とは比べものにならないくらい上質でフカフカ、サラサラ。雪玉をつくろうと両手で力いっぱい握ってもまとまらないくらいでした。
地面が見えるまでひたすら雪を掘り、ものさしを立てると積雪深は126cm。10㎝ごとに温度や単位体積あたりの質量も測り、下の方が温度や密度が高いことも確認しました。観測の合間には滑り台やかまくらも作ってはしゃいでいました(笑)
昼食を取って午後は近くの山で山スキー。レジャーで使うスキー板とは少し違い、板の裏にアザラシの皮が貼られていて斜面を登りやすくなっています。とはいえ、スキーなんてほとんど経験したことのない私たちはみんな盛大にズッコケていました(笑)研究林の先生から山の植生についての解説もいただき、とても思い出に残るスキー登山となりました。
その後少々名残惜しく雨龍研究林を後にし、名寄市の宿舎へ移動しました。
1日目に引き続き夜は先輩方の研究の進捗発表を聴きました。お酒やカツゲンを飲み、夜食を食べながら深夜まで…というゼミは今までになく新鮮でした。
3日目
みんなはレンタカーで旭川まで帰り、動物園を楽しんだようですが、私は帰省先の仙台までの飛行機の時間が早かったため、名寄駅から電車に乗って来た道を帰りました。ひたすら真っ白な景色の中を走る電車に一人揺られながら、「とても貴重な経験ができたなぁ」と2日間を振り返りました。