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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「学会」の記事一覧

気象学会中部支部@富山

只今世間はてんやわんやの混乱状態ですねぇ.
学部3年生の山中です.

今更ですが,何故かブログを書いたつもりでいた富山での気象学会中部支部のことを記します.

一番の収穫は,中部支部の会の様子が分かったこと.
どんな畑の人たちが居るのか,審査はどのように行われるか,先生方からどんな質問が来るか.
私も次年度発表することと思うので,その点勉強になりました.

面白かったのは,富山大学の学生さんたちの発表.
やはり大雪を身をもって体験すると多くの人が雪の研究をしたくなるようで.
ある特定のエリアの融雪量を見積もったりと,独自性のある"地元の研究"といった感じが乙でした.

あと東海大学の人たちが海の研究の発表も新鮮で面白かったなぁ.
衛星データもよく使うみたいですねぇ.
個人的には,東海大学さんのレベルが全体的に高かったように思います.
気象学会員じゃないからといって表彰の枠にも入れてもらえないなんて理不尽..

また,気象環境教育センターの冨山さんという方が
真の減災を目的とした家庭単位でそのときその過程に必要な気象情報を提供するシステム構築
というのを提案されていて,色んな意味で減災について考えさせられました.
発表に対する先生方からの質問コメントを聴いていると
理想と科学者視点での懸念というのがぶつかり合っていて,やはり人間社会というのは複雑だなと思いました.


といったところで,時間が経ってしまった分内容が希薄になってしまいましたが
以上,気象学会中部支部2019@富山の感想でした.

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昨年末のAGUのご報告

お久しぶりです。
M2の杉原です。
2/13日に修論発表が終わり少し気持ちが楽になっています。

遅くなりましたが12月9日~13日に開催されたAGUの報告をさせていただきます。
大会一日目にポスター発表の会場を下見しに行きました。さすが巨大な国際学会で、会場のでかさに圧倒されました。
発表日は4日目の木曜日の午後からでした。午前中の9時ごろにすでに会場に到着し、ポスターを張って準備をしていました。
その最中に発表の時間じゃないのに声をかけられました。いきなりだったんでかなり焦りました。
自己紹介をお互いに軽くしたところ、オーストラリア出身の学生さんのようで、ポスターの説明を一通りし、軽いコミュニケーションをとってその場は終わりました。
心の準備ができていないときに話しかけられたので緊張しまくりましたが、発表前のいい練習になり、午後からの発表は少し気楽にすることができました。

気象学会に比べ非常に長い発表時間でしたがいざ、話始めると時間がたつのがあっという間でした。
話していて思ったのが外国の方は聞き上手だなと思いました。自分の発表を聞きながら合図地や、面白いねといった言葉などをかけて下さるので気持ちよく発表できたなと思います。

一部、相手の質問が理解できなかったこともあり、自分の英語力のなさを改めて痛感させられました........
それなりに英語を話せるようにならないなと思わされる瞬間でした。

発表を終えて振替えってみると比較的、絶えず人が来てくれていたなと思います。自分の発表は南極振動が北半球に与える影響という非常にグローバルな研究なため、珍しい研究しているなということでたくさん声をかけてくださったのかな?
その多くの方、「面白いアイデアだ」とかそういう感じの言葉をかけて下さったのはうれしかったです。

初の海外で、コミュニケーションには苦労しましたが、うまく通じて会話ができるとうれしかったですね。
国際学会での発表という経験をさせていただき本当に感謝です。




ここからは初海外の観光の感想を........
サンフランシスコの町はほとんど観光しつくしたなと思います。
とにかくサンフランシスコは写真映えする町でした。
食事は舌に合わないものと美味しいものの両極端だなと思いました。学会最終日に近づくと日本食がかなり恋しくなりました。
あと、物価の高さと、チップの文化にかなり困りました。思ったよりもお金が必要、かなりお金を使ったと思います。
初の海外でいろいろ経験出来てよかったと思います。


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AGU Fall meeting 2019@サンフランシスコ

お久しぶりです
M1の太田です.
12月9日~13日に開催されたAGUに参加してきました.
立花先生もいったメンバーも同じ木曜日の発表でした.
時差ボケは飛行機の時間の都合がよかったためなかったのですが,発表前日は緊張で夜中に目を覚ましたりもしました.
朝8時前に会場に到着し,ポスターを貼っていきます.
貼り終わって写真撮ってさあこれからポスターセッション!なのですが,なかなか通りかかる人に声がかけられません.
勇気が圧倒的に足りない...
初めて発表を聞いてくださったのは東大の小坂さんでした.
普段の気象学会では聞いていただくことのない方に聞いていただいくのは国際学会ならではなのかもしれません.
少ししゃべって緊張がほぐれたのと,会場に人が入り出すのが大体同じくらいでした.
ポスターの前で立ち止まる人が出てきたので勇気を出して「May I explain?」
8時から12時20分の長丁場のセッションでしたが,説明したら次の人が来る感じで意外と時間の長さは感じませんでした.
不慣れな英語とあって疲れは感じましたが...笑
聞きに来てくださる人々にはいろんなタイプの人がいました.
日本の学会と同じ感じで一通り聞いて「面白いね!」といって帰られる方や,いくつか質問される方,鋭い指摘をされる方,言語は違えど研究を聞く姿勢としてはあまり変わらないんだなと思いました.
印象に残った例をいくつか紹介します.
国際学会らしい体験ができた!と一番感じることができたのは中国人の方と漢字トークができたことです.
一通りの説明が終わってからの雑談で,自分が日本人なことを知って,漢字でどうやって名前を書くの?という漢字トークになりました.
お互いの名前を書き合ったり,日本語,中国語での漢字の意味を話したりすることができました.
国際交流楽しいのでは?と感じた瞬間です.
秋-冬のチャクチ海海氷が近年大きく後退していることが自分の研究のポイントであるのですが,北極海の海氷に注目していてその背景を知っている人も聞きに来てくださいました.
普段海氷や海を見ているけど,こんな風に大気との関係を論じているのは面白いねというコメントは非常にうれしかったです.
簡単な質問や用意していた質問に対しての回答はすることができましたが,日本語だったら伝えられそうだけどうまく返すことができなかったこともあったので,その辺に現在の英語力の限界を感じました.
学内の講義でも指摘されたポイントですが,単語力が圧倒的に足りません.
日本国内や学内でも,似た研究分野の外国人相手に英語で話す機会がもう少しあってもいいのかなと思いました.
自分が出したセッションは「Extratropical and high-Latitude Storms, Teleconnections, Extreme Events, and the Rapidly Changing Polar Climate」というところでした.
結構何でもありっぽい感じのセッションだったので,自分の研究分野に近い研究もあれば遠い研究もあったりといった感じでした.
自分の発表もあったのでポスターは人がいないときにしか見て回ることができませんでした.
口頭発表はポスターセッションとは分かれて午後に開催されていたので口頭発表はじっくりと聞くことができました.
立花先生もこのセッションで発表されていました.
英語で話されていたからか,体調不良のため声が普段と違うからかいつもとは違う印象を受けました.
セッション全体としてはスライドで図を出しながら発表されていたし,分野が離れている訳ではないので英語の発表であっても発表内容の大まかな内容はつかむことができました.
直前までポスターセッションで四苦八苦していたことも大きかったかもしれません.

発表日以外に開催されているセッションもポスターや口頭発表を見て回りました.
AGUはJpGUと同じく地学系なら何でもありな大きな学会なのでいろんなセッションがありました.
自分が出そうか迷っていた北極と中緯度の関係のセッションではポスターを聞きに来てくれた方も発表をされていて驚きました.

展示ブースでは様々な団体が出展していました.
配布物もたくさんあったのですが,日本では手に入らないような団体の配布物は是非とも手に入れたいと来る前から思っていました.
学会の開催期間中に何度か訪れてEGUのUSBメモリ,NASAのカレンダーとトートバッグを無事に手に入れることができました.
特にNASAの物品は配り始めると長蛇の列ができるので,どちらもたまたま訪れたときに並んで手に入ったので非常にラッキーでした.

初めての海外に加え,初めての英語でのポスター発表とあって準備は非常に大変でした.
右も左もわからない中準備を手伝っていただいた安藤さんには大変お世話になりました.


サンフランシスコに行くために,台湾を経由しました.
往路のトランジットでは時間があったので台湾に入国して少し観光できました.
往路の夜市で食べた本場のタピオカはおいしかったです.(日本ではほとんど食べたことないので...)

予約時には自分の発表日がわからなかったことと,飛行機の値段の関係でサンフランシスコに長く滞在することができました.
時間のあるときには初めて訪れる海外を頑張って観光しました.
どれも貴重な経験だったのですが,一番記憶に残っているのは最終日にレンタサイクルでゴールデンゲートブリッジを渡ったことです.
平日はずっと曇りだったのですが,とても天気がよくて,景色がよくて,解放感があって気持ちよかったです.

体調を崩すほど食が合わないということはなかったのですが,アメリカ食は全体的に食物繊維が足りないと感じました(お通じがあれでしたね).
何度か下痢になったので,日本から持って行った下痢止めは非常に重宝しました.
ハンバーガー等いろいろ食べましたが,一番おいしかったのはピザですね.
元々ピザが好きだからでしょうか,でも他の人もいっていたから合っていると思います.
帰ってきて最初に食べたのはコンビニおにぎりですが,やっぱり日本出ててくるお米はおいしいですね.

初めて訪れる海外とあって不安もあったのですが終わってみれば無事に行って帰ってくることができました.
事前にある程度調べていたことも大きかったとは思いますが,現代のテクノロジーの発達も大きいのかなと思います.
自分が使っている端末はsimフリーなので,現地でsimカードを買って挿せばネットワーク環境には大きく困ることはありませんでした.
ネットが使えてしまえば困ったことがあっても調べれば大半のことはどうとでもなってしまいます.

買い物等も基本はクレジットカード決済なので英語力が多少しょぼくてもなんとかなってしまいます.
グループでいったことも大きいのかもしれませんが,初めてアメリカに行くとなったときに想像した,初めての海外で数多の苦難を乗り越える成長譚というのはなかったですね.
(だったらネットつなぐなよという話ですが,それは卒業旅行?にとっておきましょう笑)

とはいえ,海外の学会で発表するという大きな経験を経て多少は成長する部分はあったかなと感じます.
普通は論文が受理されてからその宣伝のために海外の学会で発表するのかと思われますが,書き途中の研究をこのように発表させていただくチャンスがもらえて大変運がいいなと感じました.
立花先生や安藤さんはもちろん,家族や研究室のメンバーに大変お世話になっています.
感謝の気持ちの成果となる論文になるように残りの時間で頑張ろうと思います.

=====================
以下,余談です.上の写真も含め,ほとんど安藤さん撮影です.ありがとうございました.


サンフランシスコは坂の町!現役のケーブルカーが走ってます.

ケーブルカー博物館にて,ケーブルカーの動く仕組みが解説されてます.あくび?してませんよ.

あの有名なアルカトラズ島にも行きました.スプーンも衝動買いしてしまいました.

発表終わりには先生方と一緒に中華街のお店へ.初めて食べる北京ダックはなかなかでした.

入店時にQRコードをかざし,後は欲しいものをとって出るだけのamazon go.商品を持ち替えたりしてもちゃんと認識してくれました.

サンフランシスコから少し南に行ったところにシリコンバレーがあります.Google本社前にて

アップル本社横のアップルストアにて,ARで建物の様子を紹介しています.

何度も何度もおせわになったチャイナエアラインの機内食.ほとんど外れがなかったのはラッキーでしたね.

ホテルのロビーで配布されているクッキー,チョコチップはレアものです.

飯レビューその1:お金払えばドクペ飲み放題は熱いですね!

飯レビューその2:イタリアンはどこの国でもおいしい.

飯レビューその3:初めて食べるクラムチャウダーは絶品.酸っぱいパンがまたいいのです.

飯レビューその4:機械が作ってくれるというハンバーガー屋さん.普通においしかったのですが,人員削減にはなってなさそうでした.

飯レビューその5:値札のついていない保冷バッグを店員さんとコミュニケーションとって買うことができたのは非常にいい思い出です.もちろん,アイスクリームもおいしかった.

飯レビューその6:半分に折って蓋がしてあるピザは初めて食べました.とてもおいしいかった..

飯レビューその7?:夕方になると学会会場ではビールが配られます.一人で並んだためか,アジア人だったからか,受付のおじさんにIDを見せろと言われました.すかさず,パスポートを出して,「アイム23!」といってみます.「23??」と言われましたが,無事にビールをゲット!うれしさのあまり大半を飲んでしまってからの写真なのはご愛敬ということで.

飯レビューその8:最後に食べたハンバーガーですが,一番おいしかった!カウンターのおじさんも気前がよくて好印象でしたね.

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AGU Fall meeting 2019@San Francisco

今日で2019年が終わるという事実をどうしても認めたくない.
M1の中西です.
12月9-13日にSan Franciscoで開かれたAmerican Geophysical Union (AGU)のFall meetingに参加してきました.
私にとって初の国際学会だっただけでなく,そもそも海外に行ったのが初めてでした.
約1週間の滞在期間で本当にたくさんの経験ができたので,今回は非常に長くなることを覚悟してつらつらブログを書きたいと思います.
<学会編>
全体の感想としては,とにかくデカい,人が多い,金かかってる,楽しい!!
初日,まず受付を済ませます.
事前にメールで届いていたバーコードをピッとすると自分の名前と所属が印字された参加証がもらえました.
(ちなみに私はどこでミスったのか,所属がうまく登録されておらず無所属状態に.)
そして受付横のパネルが写真映えしそうだったので,みんなで記念撮影.
参加証兼名札にはオプションがいろいろとあって,ネックストラップやリボンの色で自分が何者かをアピールします.
私は"Atmosoheric Science"の青色のストラップと,"Student"と"First Time Attendee"のリボンを貰って付けました.
リボンの種類はたくさんあって,色とりどりで綺麗でした.
ちなみに青色のネックストラップを付けている人(仲間!)が圧倒的に多かったです.

メイン会場(広大な地下空間)に入ってまず目に入ったのは巨大なアシカのぬいぐるみ.
"AGU 100"と書かれたスカーフを巻いています.
一緒に記念撮影をして,手乗りサイズのぬいぐるみを即購入しました($15).
そこは学会オリジナルグッズを売っているお土産コーナーで,他にもTシャツやマグカップ,傘,水筒などいろいろありました.
オリジナルグッズを作るなんてすごいですよね~.
最終日にもう一回覗くと売り切れているものもけっこうありましたよ.
ちなみになんでキャラクターがアシカかというと,海辺の観光地に野生のアシカがうじゃうじゃ昼寝しているスポットがあるからです.

余談が長くなりましたが,ここから肝心の自分の発表についてまとめます.
まず,セントレアでセキュリティを通過した直後に発表原稿とそのデータが入ったUSBを忘れたことに気付きます.
元々本当に言いたいことだけを簡潔にまとめただけのものだったので,そこまで焦ることはなかったですが.
発表前日は予定を入れず,原稿の復元と発表練習に勤しもうとしました.
...が,初の海外に気分が浮かれあまり集中できず,結局発表当日の午前中まで準備に追われる事態となりました.
でも大丈夫,広い会場内には電源を完備したフリースペースがけっこうありました.
運良くポスター会場の端の席を確保できたので,ギリギリまで質問対策をしました.
日本のカフェとかではあまり作業に集中でできないタイプなのですが,周りから聞こえる会話が英語だととても集中できました.
ただ結局,本番では原稿はお守り程度でほとんど見ずに話しました.
言いたいことは全部文字でポスターに書いていたので,カタコトの英語と併せてなんとか伝えることができたと思います.
しかし課題が残ったのはやはり質疑応答でした.
全部で十数人の人とお話したと記憶しています.以下,印象に残った方々とのやり取りです.
・東洋の美女
コアタイムの初めのほう,フラッと立ち止まってポスターを眺めていたので,勇気を出して声を掛けてみました.
拙い説明でも十分に理解してくれたので,学生か研究者か分からなかったですが相当に知識のある方だと思われます.
その分正面から弱点を突いてくる質問をしていただきました.
「波活動度フラックスを見るとヨーロッパのあたりが重要そうに見えるけど,あなたはなぜサヘルが大事だと考えているの?」というもの.
これは国内の学会でもよく聞かれるようなことですが,あまり上手く答えることはできず...
言葉の壁ももちろんありますが,そもそも日本語でも良い回答がなかなかできずにいる点なので,早く反論できるような材料を作りたいなと思いました.
・韓国の男子学生
自己紹介して「お互い学生だね!」と打ち解けた彼.
私の説明を聞いてわりと興味を持ってくれたように思います.
波列パターンの図を見て「これに似たパターン知ってるよ.でも6-8月にドミナントなパターンだよね.なんでこれは9月なの?」と聞いてきました.
これについてもなかなかうまい返しはできず.
9月が最もスッキリと説明がつきそうなので最近メインに話していますが,やはり背景場としてはすごく微妙な時期なのかなーと思いました.
彼とはコアタイム後,帰りにもすれ違ったので笑顔で手を振って別れました.お友達できたよ!
・ドイツ人の研究者
コアタイムも終わりに近づき,そろそろ畳もうかなーと思っていたころに来てくれたおじさん?お兄さん?(髭を生やしていて年齢不詳)
結果的にこれが最後のお客さんとなりました.
一通り用意していたSummeryを話して俄然興味を持ってくれた様子.
Resultの部分もさらに詳しく話すことにしました.
回帰図とLBMの図を見比べて,「2枚の図のパターンが互いに似ているから,サヘルが波を作っていると考えています」と伝えると,理解してくれた様子.
「Great!Interesting!」みたいな反応をくれました.純粋にうれしい.
だが次の瞬間「君の研究によく似た研究があるけど知ってる?」と言われました.
もちろん知らなかったし,それなら自分の研究はNewじゃないのか…?と落ち込みかけました.
しかしよくよく話を聞いてみると,「でもその研究はヨーロッパへの影響を中心に見ていて,君のように東アジアに影響があるなんて言っている人はいない.それはNewだと思うし僕も知らなかったからすごく面白いよ!」とのことでした.
さらに彼がスマホを操作してその論文を見せてくれました.
今年の2月に出版されたばかりの新しい論文でした.どうりで知らなかったわけだ.
さらにさらに「君にこの論文を送りたいが,どうしたらいい?」と聞かれました.
ポスターにEmailを載せていたし,それをA4で刷ったものも用意していたので「ここにお願いします.ありがとう.」と言って別れました.
そして次の日,本当に彼からメールが来ました.ホテルの部屋で早速返信を書きましたよ.
こんなにも親切な方と出会えて,いい情報も知ることができたし,一番の収穫でした.
グローバルな繋がりができて感激です!AGUに参加してよかったな~と心から思いました.

他にもNOAAの研究員やメモをとりながら熱心に聴いてくれたおじさん(もしかするとジャッジ?)などとお話しできました.
欧米系と東洋系(中でも中国人)が半々くらいという印象ですね.
アジア系の人の方が細かい指摘をくれて,欧米系の方は全体をさらっと聞いて「面白いね!」と言って去っていく感じでした.
何人かの人には「論文は出版されてるの?」「ドクターの学生?」という風に聞かれたので,「面白い」という言葉はお世辞だけでもないのかなーと,少し自信が持てました.
論文執筆頑張ろうと思いました.
一方でサヘルに詳しい人にはなかなか出会えなかったので,ヨーロッパの学会(サヘルに関する論文が良く出されている)なんかにも参加してみたいな~と少し欲が出てしまいました(笑)
残り時間を考えると現実的ではないですが.
最終日には企業ブースに足を運びました.
様々な研究機関や大学,企業が無料でグッズを配っていたので片っ端から貰ってきました!
ほとんどはステッカーでしたが,メガネ拭きや可愛いポーチなんかもありましたよ.
私の一押しはECMWFのキャップです(もちろんタダ).今度船乗るときにでもかぶろうかな(笑)
JpGUも出展していて,前を通ったら日本人学生であることに気付かれ,来春の学会に勧誘されました.
国際学会リベンジの場として前向きに検討したいと思います.


<観光編>
〇台湾でトランジット
航空券代を浮かせるため,今回は直行便ではなく台北経由のフライトでした.
行きは乗り換えまでに9時間くらいあったので街中まで出て観光することができました.
まずは地下鉄の終点駅にある「象山公園」へ.
さらにその奥にある山道の石段を登った先に景色のいい展望台があるということで行ってみました.
...がこれがとんでもなくハードだった( ゚Д゚)
急階段を登れど登れどゴールが見えない.だけどここまで来たからには引き返したくない.体力を振り絞って展望台に辿り着いたころにはヘトヘト通り越してボロボロでした.
スタスタと登っていった安藤さんはなんてことない涼しいお顔してましたけどね(笑) 恐るべし体力...
その後夜市に行ってご飯も食べましたが,展望台のインパクトが色んな意味で強すぎて台湾の思い出と言えばあれしかないですね.


 
〇アルカトラズ島
サンフランシスコの沖合に浮かぶこの島はかつて脱獄不可能と言われた刑務所があったそうです.
船で島まで渡り,今も残っている建物などを見学しました.
日本語音声ガイドが聴けるヘッドフォンを付けて刑務所内部を見て回りました.
順路と当時の様子や事件などを音声ガイドが教えてくれるのでタイムスリップした気持ちで歴史やドラマを感じることができて良かったです.


〇食べ物
滞在中はせっかくなのでハンバーガーやピザなどアメリカっぽいものを中心に食べました.
日本未上陸のハンバーガーチェーン店はマクドナルドと同じくらいの値段なのに,ジューシーでとてもおいしかったです.
アイスクリームやタピオカには目がないので毎日のように食べてました(笑)
サンフランシスコに慣れてきた3日目くらいにはモーニングを食べに一人でカフェに行きました.
注文や支払いのたびにドキドキしましたが,なんとか一人で食事できるようになりましたよ!
全員の発表があった日の夜には先生方に誘っていただいて中華街で食事をしました.みんなでお腹いっぱい食べました.
     
〇サイクリング
サンフランシスコ滞在の最終日は自転車をレンタルして海辺をサイクリングしました!
一週間の滞在中ほどんど毎日天気悪かったのですがこの日は快晴で最高でした!!
フィッシャーマンズワーフをスタートし,まずはゴールデンゲートブリッジのたもとまで海沿いを走ります.
道中は海とサンフランシスコの街並みが見えて,綺麗な公園もあってとっても気持ちよかったです.
ウォルトディズニー・ファミリー博物館にも寄り,ディズニーの歴史について学んできました.
ゴールデンゲートブリッジを渡ってからはちょっと頑張って漕いで,サウサリートという街まで行きました.
丘には綺麗なお家が立ち並んでいて,海沿いにはおしゃれなお店があって,素敵な町でした.
そこで最後の食事や買い物を楽しんで,帰りは自転車ごとフェリーに乗船.
ちょうど日没の時間帯で,ゴールデンゲートブリッジの方向に最高に綺麗な夕焼けが見えたんです!!
めちゃめちゃ感動しました.
夕焼けが終わるとこんどはサンフランシスコの街の夜景まで堪能.こちらもすっごく綺麗でした.
サンフランシスコでの一週間の思い出に浸りながら見たこの景色は今回の旅の一番の思い出となりました.

  

さて,予想通りとんでもなく長いブログになってしましましたね...
ここまで読んでくださった方ありがとうございます.(そんな人いるのか...?)
そして何よりもこのような貴重な機会をくださった立花先生には感謝です.
あとツアーガイド兼アドバイザー兼カメラマンを務めてくださった安藤大先生にもたくさん面倒見ていただきました.本当にありがとうございました!
今回の素晴らしい経験を糧に残り一年研究生活をさらに頑張っていきたいと思います.

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AGU@サンフランシスコ

連投します。M2松岡です。
先日129日から13日までアメリカ・サンフランシスコにて開催されていましたAGUに参加させていただきました。
自分にとって初海外!という事でたくさんの新感覚を得た貴重な体験ばかりでした。「切符を買う」事から新感覚のため、すべて書くとえらい事になります。ので、発表についてをメインに書こうと思います。  


発表全体の感想は楽しさも普段より多いが、疲れも多い。でも、気分はいい。といった感じです。
相手の言いたいことが理解でき、自分の言いたいことを英語で伝えられた時はすごくスッキリした快感を得ました。英語や多言語の習得を志す人のモチベーションを理解できた気がします。
が、同時に聞く事、言う事に必死に神経を使っているためか、コアタイム後の疲労感は今まで経験したものよりも大きかったです。
でも、海外の方は話をした最後に「It’s nice.」「I like your study.」的な(正確には覚えていないが、こんな感じの英語だった)お褒めの言葉を必ず言ってくれました。カタコトの英語だったにもかかわらず褒めてもらえるので、すごく気分はよかったです。

 

発表について細かい部分で感じたこと。
・序盤に来たヨーロッパ系のイケメン男性の英語はまったくわかりませんでした。前日に準備した「Can you say that again?」を連発しても何言っているか全然わからなかったです。「なんでやろ、早いんかな?ネイティブ英語はなんか違うんかな?」「申し訳ないな」「何も話せていないのに‘君の研究好きだよ‘って言ってくれるなんて優しっ」「英語文化って気分良っ!」と色々感じたイケメンでした。
・4人目くらいに来た中国人っぽい男性(アジア人見分けつきません、すみません)は「説明してくれっ」というので、準備してきた説明をしていたのですが、自分がまだ話しているのに「OK」だとか、「この図はなんだ?」とかガツガツきました。ゆっくり聞く気はないんだなと感じ、ショートカットしながら説明をしました。「日本の話を世界でするからイントロ大事や!と思って丁寧に作ったけど、フルで話すと長いんかなぁ。でも省いてわかるんかなぁ・・」とその男性の相手をした後に思考をぐるぐるし、これ以降に来た人に対しては、なるべく短く大事なことを伝えられるように意識して話すようにしました。結果、以降の方がシンプルになって話しやすかった気がします。中国人っぽい男性ありがとうと思いました。

※初海外の感想編

文化の違いをものすごく感じました。

・コミュニケーション文化

今まで日本で習う英会話はあんまり信じていなかったのですが、「How are you?」の使用頻度には驚きました。日本語で言うと、「調子はどう?」。顔見知り以上の関係で使うものかと思っていましたが、初対面でもごりごり使う!お店の店員さんにすごく聞かれました。気になっていろいろ調べると、英語文化はキャッチボールをしたがる。だから挨拶みたいな感じで使われるHow are youがあるんだ的なことが分かりました。英語圏の人間は日本人よりガタイいいけど人間関係大事にする繊細な文化があり、Japaneseは文化的に言ったらドライなんやなぁと感じておりました。文化ごとの性質の比較ができて面白かったです。

・食文化

味のインパクトが強い。日本の料理は優しい。全体的にはそんな印象でした。美味しかったのはハンバーガーとピザとタコス。合わなかったのは細長い米(パサパサしていた)、パン(生地に味ついてる?)ですね。温かい日本の米のありがたさを感じたときは自分日本人だなぁと感じました。

※観光編

最終日にAGUに参加した全員でゴールデンゲートブリッジを渡ってきました。レンタル自転車をしてみんなで自転車漕いできました。なんかすごく新鮮でした。橋を渡った帰りはフェリーでサンフランシスコに帰ったのですが、その時ちょうど日没で、夕焼けをバックにしたゴールデンゲートブリッジがとっっっても綺麗でした。本当に。人生史上1,2を争います。本当におすすめです。


ではこんへんでおしまいです。
貴重な経験を多くできるAGUへの参加を勧めていただいた先生には本当に感謝です。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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