三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちはM2スズキです
5月21日から24日に行われた気象学会に参加してきたので,報告します.
秋学会では口頭発表をさせていただいたので,今回はポスター発表をしてきました.
口頭とは違い,自分の発表を初めて聞いてくださった方でも疑問に思った点をすぐに言葉にしてもらうことができ,ポスターのメリットをひしひしと感じました.
様々なアドバイスをもらい感じたことは,
【参考・引用文献をもう少し手広く探す】
ということです.
あと1年もない中で,修士論文をまとめるためには必要不可欠に感じました.
また おもしろい研究だね と嬉しいお言葉も頂いたので,これからも精進していきたいと思います.
興味を持った研究としては,
田中さん(東大)の研究で,気候平均の亜熱帯ジェットの位置がテレコネクションによって異なる.というものです.
発表ではWP,NPO,PNAパターンに注目されており,それぞれ東西では西に,南北では南に傾くが,その様相が異なるとのことでした.エネルギー収支解析を行い,WPパターンなどの北太平洋のテレコネクションは傾圧エネルギー変換が維持過程への最大の寄与と結論付けており,やはり物事はできる限り定量的に分析した方が聞き手にも印象深く残ると感じました.
初めての横浜だったので中華街や夜景を満喫して,か,,,,帰り,
翌日には観測のため長崎へ出発しました.(つづく)
ども、M2になりました松本です。とりあえず生きています。
5月の後半はイベントが続き忙しく充実していました。
まぁ、タイトル通りですが…5月21~24まで横浜での学会に参加し、5月26~29日まで長崎丸での観測に参加していました。移動日などを考えると…約9日間も旅(?)していたことになりますね。。。ちょっと疲れました。
さて、今回は学会編と題しまして、横浜の開港記念会館と情報文化センターで行われた春学会について書いていきます!!
今回の気象学会で初の口頭発表をさせて頂きました!!
まぁ初の全国で緊張しましたし、色々と大変でした。
モデルを使った感度実験について発表しましたが、現実とかけ離れた設定でみられたものは現実ではかなり影響が小さくなるのではというご指摘を頂きました。現実を見ていない部分が多々ありしっかりと見ていかなければと改めて思いました。
手厳しい意見でしたが、しっかりと受け止めて研究を進めていきたいと思います!!
では、気になった発表について少し述べていきます。
自分の研究が局所的な現象ということや研究の走りが「おろし風」であったこともあり、公開気象講演会の「局地風の世界」はどの発表も興味深いものでした。
しかも、研究の参考にさせてもらっている方々の発表だったので心躍りました!!
特に興味深かった横浜国立大の筆保さんの発表である「“広戸風”の正体」について簡単に紹介します。
広戸風は岡山県北東部の狭い地域にだけ吹くおろし風で那岐山を越えて発生する強い北風です。この広戸風は台風が紀伊半島南海上を通過する時に発生するみたいです。
非静力学メソスケールモデルを使用して観測では見られない広戸風の正体を探っていくというものでした。結果だけ述べますと…台風が広戸風のトリガーなると言われていますが、さらに下層の北風と上層の南風という風の鉛直シアーが存在することが重要であることが述べられていました。また、風上側の谷の影響は無く、広戸風の発生メカニズムは風上山岳波ではないかということも述べられていました。
モデルを使っている身としては、ここまできれいに再現されていることにビックリしました。どのように再現させていったのか聞きたいところです。。。
色々な発表を聞き、初の口頭発表をし、未来の先輩(上司??)の方々とお話させてもらったりととても濃い学会となりました。
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