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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

メソ気象セミナー@三重大学

卒論中間発表の要旨を作成中の忙しい時期に,がっつり物理学のセミナーはちょっと頭の疲労がすごかった...(文章作成より物理学の方が面白く感じたのは理系脳かもw)

お久しぶりです.B4の山田裕貴です.

今回は9月23日~24日にかけて三重大学で行われたメソ気象セミナーについて書いていきます.

北畠さんによる総観規模気象擾乱というタイトルでのお話で,前半は物理中心の堅い話なのかなと思っていたが,聞いてみるといつものホルトンのゼミで触れたことのある内容の発展のような話で,比較的理解しやすかった.
ただ,多分一人で理解しようとしたら挫けそうな内容も北畠さんの話がうまいからついていけたと思う.(説明する人の能力って大事だと感じた.)

後半は実際の事例から考えることができて,ただ数式を学ぶだけではない話を聞くことができたことは良い経験になったと思う.

総観規模擾乱の話以外も北畠さんに講演してほしいと強く願う2日間であった.

少し短いけど今回はこれくらいで.またね~.

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YHS夏の学校@三重大学

ポスター発表後のうなぎは格別に美味しかったな.何かしらの発表→うなぎでお疲れ様の流れにハマりそうで自分が怖い...

(連投ですが)お久しぶりです.B4の山田です.

今回は9月20日~22日にかけて三重大学で行われたYHS夏の学校について書いていきます.

まずは招待講演の方々のお話がどれも面白かったですね.
杉本さん(東北大)の亜熱帯モード水,田口さん(富山大)の黒潮続流域について,神山さん(お茶大)の海外経験,山田さん(琉球大)の台風の観測についてと,どれも50分では足りないくらいの情報量があって,しかも学会のように堅い雰囲気はないので貴重なお話を気さくに話していただけてとても良い機会だったと感じました.

また,他大学の学生の口頭発表も面白いものばかりで,特に6月の3隻同時観測の研究も聞くことができて,自分たちが頑張って取ってきたデータで研究が進んでいることがとても嬉しかったです.
(自分たちで解析しろっていう意見も深く受け止めております...今後活用できれば...)

最後にポスター発表ですが,今回の発表が初めて自分の研究を話す機会だったので普通に緊張しながら話していました.
こういう場でたくさんの方から意見をもらえることってほんとに光栄なことだと感じ,今度は口頭での発表を積極的に行っていきたいと思いましたね.もっと話す練習をしなければ...

招待講演も面白かったし,自分の研究もいろんな人に見てもらえたし,良い研究会だったと思う.
(他大学の同期とうなぎ食べたのは良い時間だったな...)

では,これくらいで.またね.

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日本海洋学会2022秋季大会@名古屋大学&オンライン

18年間名古屋に住んでいたけど,初めて名古屋大学に行ったし,地下鉄の「名古屋大学前」で降りたことも初めてでした...

お久しぶりです,学部4年の山田です.

今回は,9月3日~7日にかけて名古屋大学&オンラインで開催された日本海洋学会2022の秋季大会について書いていきます.

最初は,海洋のことは気象に比べると詳しくないので,わかるところだけ聞いてみようという気持ちで参加していたが,いろいろ聞いたなかで海の分野といっても波のことや海の生態系のことなど幅広く行われていてどの発表も興味深いものばかりだった.
もちろん気象と海洋の相互作用についての分野の発表も聞き,もっと海の知識もつける必要があると感じた.(勢水丸に乗船したのなら当たり前の感覚か...)

ただ,1つ心残りとしては企業ベースの展示に行けなかったこと.
海洋の企業でどんなものがあるのか楽しみしていただけ少し残念.

来年以降,自分の研究で海のことがどこかしらで関わってくると思っているので,先輩方みたいに発表することも考えておこうと思います.

では,これくらいで.またね.

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最近の研究会(8月~9月)

こんにちは,M1の加藤です.
今回は8月~9月にかけての研究会についてお話しします.
~大槌シンポジウム(8月24日~26日)~
このシンポジウムは岩手県大槌町にある,東京大学 大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センターにて開かれました.
大槌シンポジウムに参加するのは今回が初めてで,そもそも大槌町の場所さえ知りませんでした.他の方も書かれていますがセンターのすぐ外にはあのひょっこりひょうたん島のモデルとなった島がありました.吹奏楽ではおなじみの島なので自身の目で見ることができ,うれしかったです.


日程の前半は気象パート,後半は大気パートに分かれて開かれました.
私はポスターにて発表を行いましたが,本当にたくさんの方に聞いて頂き,貴重なご意見をたくさんもらうことができました.ポスターの良いところはじっくりお話を聞き,議論ができる点です.休み時間もポスター聴講の時間となっていたので,発表者は実質休みなし?でとても大変でした.私がたまに席を外していたときは,JPGUの時に引き続き今回も聞きに来てくださった野中さんが代わりに他の人に説明してくださっていたそうです.野中さん,本当にありがとうございます.


このシンポジウムでは若手から年長の方まで多くの研究者のお話を聞くことができました.
大槌へのアクセスは決して良いとは言えませんが,苦労していった分以上のものが得られたと思います.来年も楽しみにしています.


また,この国際沿岸海洋研究センターは名前の通り本当に沿岸に立地しています.地震による津波を防ぐため,海辺には水門が設置してありました.来る途中に東日本大震災についての記録を残した博物館に寄ったのですが,そこで3.11で起こった津波の恐ろしさ,それによって多くの人々が亡くなったことを再確認しました.津波で浸水した地域には,水がどこまできたのかなどの印があり,津波が起こったときは一目散に高台に逃げろという教えが至る所にありました.もう二度とあのように多くの命を失う災害が起こらないよう,ささやかですが心から祈っています.



~メソ気象セミナー(9月23日~24日)~
9月の最終週には三重大でYHSやメソ気象セミナー,hotspot2中堅会合など,さまざまなイベントが目白押しでした.私は就活関連のイベントのため全日は参加できませんでしたが,メソ気象セミナーにおいてポスター発表を行いました.


メソ気象セミナーでは,気象大学校の北畠さんにご講演いただきました.
内容はHoltonと被っているところも多々あり,なかなか難しかったですが今までの復習,今後の予習にもなりました.
ポスター発表では大槌の時に引き続き,いろんな方にお話を聞いてもらうことができました.特に今回は若い方が多くいらして,違う分野の研究をしている方でも積極的に質問していただけてうれしかったです.違う大学の方とも交流を深めることができました.噂には聞いていた新潟大学のやまけんさん?とは今回初めてお話しすることができました.時々ゼミの終わりに元気な声でありがとうございました!と聞こえるので,話す前は元気な方,という印象でしたが,話した後もやっぱり元気な方という印象でした.とってもフランクで話しやすかったです.


最後に,研究会の開催についていろいろ準備してくださった春日さん,スタッフの方々に向けて,本当にありがとうございました.特に春日さんはセミナー関連の連絡などとても忙しそうでしたので,ゆっくり休んで元気を回復していただけたらと思います.本当にお疲れ様でした.

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9月のできごと(海洋学会2022/YHSサマースクール/中緯度大気海洋相互作用の観測・解析に関する研究集会等)

今日で9月も終わりですね.
そろそろ実家から新米が送られてくる季節〜♪

今年の出来が楽しみなM1天野です.

 

今月参加した学会・研究集会等について.

 

●日本海洋学会2022秋季大会@名古屋大学&オンライン(93日〜7日,12日)

今回は,「中緯度海洋の果たす役割」のセッションにて口頭発表をしてきました.

久々の口頭発表&初の「対面とオンライン併用」のハイブリッド形式ということで,緊張もありました.
(ハイブリッド形式,誰を意識して喋ればいいものか分からなくて困りました…)

 
(撮影:安藤さん)

導入をこれまでとは少し変えた部分があり,不安もありましたが,多分伝わった,はず(?)

 

この半年に参加した,農業気象学会,JpGU,気象学会春,そしてこの海洋学会秋と,似たような質問・コメントをいただくことが多いなという印象.

今の目的に対して追加解析が必要な部分なのか,次の目的を新たに立て直し,新たに解析する必要がある部分なのか…なかなか見極めがうまくいかない.

 

YHS夏の学校(920日〜22日)

杉本さん(東北大)の招待公演では,亜熱帯モード水について.

モード水にはdecadalな変化があることや,翌冬にモード水が混合層に再出現する点などが面白く,どうしてだろうと色々な想像を膨らませながら講演を聞いていました.

温暖化の進行に対して,モード水はどう変化していくのか・しないのかも気になるところ.

 

同じく招待公演の神山さん(お茶大)からは,海外の大学へ進学した経験を踏まえてのお話.

海外と日本の大学の制度・仕組みの違いが面白いと思い聞いていました.(教職課程にいるので,その目線で聞いてしまった節がある)

「海外の大学はお給料が支払われる」という衝撃の事実…!知らなかった…

これだけ聞くと,海外の大学の方がいいのでは?とも思いますが,

日本の大学(の学生)は,自由な発想やテーマを持って研究できるのが良い点だとのお話もありました.

神山先生のHPより:
https://sites.google.com/site/tsubasakohyama/ryugaku?authuser=0

 

研究発表では,特に,下層雲の大気海洋相互作用の話が,今後の自分の研究に関わってくる部分(かもしれない)ということもあり,興味深かったです.

下層雲のデータの選定から,環境場への影響の調べ方などが非常に勉強になりました.

 

研究相談会(ポスター発表形式)では,研究内容+人生相談会のようになってしまいましたが(笑)充実した時間を過ごすことができました.

また,3日間を通して,再会できた同期や,若手研究者の皆様とたくさん交流することができたことも嬉しかったです.

小川さんの海外経験inノルウェーの話も聞かせていただきました(贅沢)

ノルウェーには,じゃがいもの焼酎があるそう.ソーダ割だと美味しく飲めるらしいです.

 

 

●メソ気象セミナー(923日〜24日)

「メソ気象の環境場としての総観規模気象擾乱」という題での講演.

Holtonの予習・復習も兼ねていました〜と言っても.

実は就活関連の予定と重なってしまい,真面目に参加できたのは半分だけでしたが…うぅ…

資料を見て,しっかりと復習したいと思います.

 

●中緯度大気海洋相互作用の観測・解析に関する研究集会(924日〜25日)

YHSとは打って変わって,こちらはプロフェッショナルの皆さんの議論.

特にブロッキング高気圧に関する発表や,今年の夏に行われた観測のお話が興味深かった…

また,JAMSTECの山崎さんとの嬉しい再会もあり,春の学会後に議論していた部分について,続きのお話を(やっと)することができました.

他の方から「こんな解析も出来そうじゃない?」というヒントもいただけました.ありがたい.

 

同期,若手研究者の方,ベテラン研究者の方と,研究から研究以外のことまで色々と議論・相談等ができ,贅沢な時間だったなと改めて感じます.
関連する話題・研究への知識も深まった1ヶ月でした.
(10月からのモチベーションがさらに高まった〜)


それでは今回はこのあたりで.

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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