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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

hotspot2立花班会合@三重大学

暑いのか寒いのかよくわからない季節ですね、毎日風邪を引かないかの戦いです!笑

お久しぶりです、B4の山田です。
今日は11月3日木曜日(文化の日)に行われたhotspot2立花班会合@三重大学について書いていきます。
僕は昨年、新潟大学で行われたこの班会合で忍者の観天望気について発表しました。
あれから約1年、
時の流れの早さを感じますね。


まずは午前、夏の梅雨期の観測データを使った解析の発表をたくさん聞きました。そういう話を聞くたびにこの観測に参加できてよかったと感じるし、こんな大規模な観測は2度とないんだろうなと思います。
(余裕があれば自分もデータ解析やってみたいけど、それはもう少し自分の研究が落ち着いたらかな?それじゃダメだけど…)

あとは、海洋の研究も面白かったですね。名古屋大学での海洋学会でいろんな話を聞いたけど、やっぱり気象に関連する海洋の話の方が面白いと思ってしまいますね…笑。海洋と気象の繋がり,自分の研究でもうまく利用しなくてはいけないと痛感しました…。

そして、午前の最後には発表もしました!
昨年、忍者の話をしたときは「これから忍者の研究をメインにしていくの?」みたいなコメントがあったので、今回の発表で「自分の研究はこれです!」って伝えることができたと思います笑
卒論中間のときより発表時間があったので、ゆっくり説明できたかな?と。中村先生や木田先生からコメントもいただき、対面での発表の良さを感じましたね。

休憩後の午後も発表は続き、立花研の発表が多く,同期の発表もあり、写真たくさん撮りました笑

最後に、立花先生から今後の予定についてのお話がありました。今後も観測、さらにはデータ解析まで参加できるように日々頑張っていこうと思います。

これからも対面で会合は行って行くべきですね。コロナよ、そろそろ完全に去ってくれ。

今回はこれくらいで。またね。

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メソ気象セミナー@三重大学

こんにちは、B3の舩橋です。


今回は9月23日・24日に三重大学で開催されたメソ気象セミナーについて。
気象大学校講師の北畠先生に「メソ気象の環境場としての総観規模気象擾乱」というテーマでご講演いただきました。


当日の講演の内容に入る前に少し脱線…
私は高校生の頃、気象大学校のオープンキャンパスに参加して台風に関する模擬授業を受けたことがあります。その年は8月初旬のオープンキャンパス直前、台風(=1812)が太平洋南岸を西進するという出来事がありました。当時はメディアや高校生の自分にとって「台風は本州付近では東進する」ことが常識だったので、「常識外れな台風」と受け止めていました。しかし、その模擬授業で「この台風の動きは寒冷渦の作用によるものであり、寒冷渦の影響で台風が独特な動きをすることは決して珍しいことではない。十分これまでの科学で説明できることです。」とはっきり述べられ、強い衝撃を受けました。

かれこれ4年前の出来事で記憶は決して鮮明なものではありませんが、おそらくその時の講師も北畠先生だったのではないかと思います。こうして再び先生のお話を聞く機会に巡り逢うことができて、とても嬉しいです。


さて、時間を現在に戻しましょう。
今回のメソ気象セミナーは気象庁HPでも公開されている「総観気象学」の内容を多く含んだものでした。私も以前から「総観気象学」の存在には気づいていましたが、正直一人ではとっつきにくい難易度だったので放置を続けていたのが正直なところ。しかし、北畠さんは比較的数式展開を突き詰めるというよりは現象のイメージに重きをおいて解説してくださりわかりやすかったです。

特に印象に残っているのはQベクトルの利用について。(私の経験が浅いのも理由の1つかもしれませんが)気象系の研究集会・ゼミなどでもなかなかQベクトルに関してお目にかかる機会はない印象ですが、どんな現象をとらえるのに有効か、事例ごとのQベクトルのふるまいに関する説明もあり、少しは自分の知識として落とし込めたような気がしています。

ただそうはいっても、この説明を理解するには自分の持ってる知識が足りないな…と思うことは何度もありました。気象学における基礎知識はゼミなどを通してもっと身につけて、いつか今回の資料を振り返った時に、理解できるところが増えていればいいなと思います。今回も余談が入ったので長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

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YHS夏の学校@三重大学

こんにちは、B3の舩橋です。
今回は三重大学で9月20日〜22日に開催されたYHS夏の学校について投稿します。

このYHS夏の学校は、先日ブログに投稿した「気象夏の学校」とは異なり、Young HotSpotter (=新学術領域研究”hotspot2”に携わる若手研究者)限定の研究発表・研究相談等を行う場です。
3日間で招待講演と学生による口頭またはポスターの研究発表があり、47名の参加がありました。

招待講演は大気海洋の基本的な内容を含めた講演、観測の様子についての講演、海外経験についての講演と、どれも聞きやすい内容のものでした。

ポスター発表は1日目と2日目でそれぞれ10人程度の発表がありました。全体で行う口頭発表と比べコミュニケーションが取りやすいので、質問のハードルが低く、理解を深めやすいように感じました。
特に1日目は梅雨期集中観測でお世話になった長大のG先輩と立花研究室のY先輩、M2のお2人に今後の研究テーマや進路について(おそらく1時間以上?)親身に相談にのっていただきました。HotSpotの枠組みの中で行った6月の梅雨期観測はかけがえのない経験やデータを得られたものとなりましたが、それ以降HotSpotのイベントとして他大学の方と交流する機会はなかったため、そうした意味でも良い機会になりました。

YHS夏の学校は今回が初開催だったようですが、これだけ私のような経験の浅い学生が参加しやすい研究集会もあまりないのでぜひ来年以降も開催して欲しいと思います。

それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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YHS夏の学校@三重大学

みなさん,こんにちは.B4の平賀です.

先日の日本海洋学会のブログに引き続き,投稿していきたいと思います.

9月20日-22日に三重大学で開かれたYHS夏の学校に参加しました.そこでは,招待講演や研究発表,ポスター発表(若手のための研究相談会)が行われました.


YHS夏の学校では,若手のための研究相談会という旨でポスター発表が行われ(研究始めたての自分にとってはとてもありがたい),僕はそこで研究発表を行いました.また,今回が自分にとっての初めての学外での研究発表となり,他大学の先生方や学生に自分の研究を聞いていただきました.
自分の研究は,カリブ海の対流活動がテレコネクションを励起して,数か月遅れて北極海の海氷に影響するというものです.発表の時は,初めて発表を聞く人にもわかりやすいように話すように意識しました.途中で発表を止め,発表の内容についてこれているかどうかやわかりにくいところがあるかなど,聞いてくださっている方に確認を取りながら発表をしました.そうすることで分かりやすく話すために,どういうところに気を付ければいいかを心得ることができました.

また,様々な先生方や学生に意見をいただくことができました.その中でも何人かが,自分の研究を面白いと言ってくださり,とても嬉しく思いました.発表の機会があれば,これからも挑戦していきたいです.


口頭発表でも魅力的な研究がたくさんありました.特に関澤さんのオーストラリアモンスーンのお話は興味深いものでした.自分の研究に似ているということもありますが,南半球のオーストラリアの降水が日本や海氷に影響するというのは,なかなかロマンがあるものだと思います.また,SSTとOLRに相関がないという話もおもしろかったです.

他には杉本さんの亜熱帯モード水の話もおもしろかったです.亜熱帯モード水に与える影響について,大気の影響が大きい期間があったり海洋の影響が大きい期間があったりと,気象や海洋の複雑性が垣間見れてよかったです.


普段は発表を他の方の発表を聞くだけでしたが,今回はそれだけでなく自分の発表ができ,さらに刺激を受けた研究会となりました.
それでは今日はこの辺で,最後まで読んでいただきありがとうございました.

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気象夏の学校2022@博多

こんばんは、B3の舩橋です。

今回は9月中旬に博多で開催された気象夏の学校についてです。
このイベントは「研究室として」というより「個人として」参加という意味合いが強いかと思うので必ずしもブログに残す必要はないかと思いますが、本当に楽しい3日間だったので、個人的な備忘録として(?)ブログに残しておきたいと思います。

気象夏の学校、通称「夏学」は、気象学を専攻する学生が集まり、研究発表やレクリエーションなどを通じて交流を深め、今後の研究などに生かしていくことなどを目的としているイベントです。コロナ禍の影響で昨年、一昨年はオンラインとなり、今年は3年ぶりの対面開催だったようです。

私が夏学に参加してなにより良かったと思えたのは、気象を研究する多くの学生とコミュニケーションがとれたことです。今年は参加者が150名を超え、過去最多なのではと言われるほどの規模でした。共通の学問に興味がある同世代とこれだけ多く関われる機会というのは他にないと思うので大満足でした。

初日は招待講演で、スピーカーは九州大学の江口菜穂先生と琉球大学の伊藤耕介先生。お二方とも研究内容に関するお堅いお話ではなく、これまでの人生をどう過ごし、どんな選択をしてきたのか、という切り口での講演でした。お二方の学生時代の過ごし方、進路、結婚、保育など今後の人生で向き合いそうな出来事に対する実践的なアドバイスが多く、惹きこまれてしまうお話が盛りだくさんでした!

2日目は一般講演。私は今回発表は行いませんでしたが、他大の同期(B3)は発表している学生が何人もいました。しかも、研究が本格的に進んでいたり、発表の仕方が工夫されていたりと、院生などに負けず劣らずの素晴らしい発表ばかりで本当に尊敬しました。これまでの研究集会などでは他大の先輩方と交流する機会はあったものの、同期と接点を持つことは初めてだったので、良い刺激をもらいました。

3日目の招待講演は気象庁の鈴木健斗予報官と気象予報士として民間の気象会社に所属し、テレビ局で活躍されている中村友祐さん。気象を一般の方に伝える情報を扱うお二方ですが、官庁と民間ではそれぞれ異なる特色があり、比較しながら聞くことができたのは興味深かったです。
私はお話を時々メモをとりながら聞いていましたが、1か月以上経過した今でもメモしていないことで強烈に印象に残っていることがあります。それは「記録的短時間大雨情報」をどう略すかというお話。福岡の某テレビ局では「キロクアメ」と呼ぶそうですが、大阪管区気象台では「キロタン」と呼ぶとのこと。緊迫した場面でちょっとかわいい響きの言葉が飛び交っていると思うと面白くて個人的に刺さりました...(笑)
また、講演後にはレクの関係でたまたま気象庁の鈴木さんと個人的にお話しする機会もあり、普段から気になっていた気象庁の予報に関するマニアックな質問にもたくさん答えていただきました。(特に、「天気分布予報の一次細分区域境界付近の予報は連続が不自然になる気がするのは気のせい?」という質問はマニアックすぎてめちゃめちゃ喜ばれました(笑))

3日間のおおまかな出来事はこのような感じですが、他にも様々な出会いがありました。6月の東シナ海梅雨観測@長崎丸や5月のゾンデ練習会@潮岬でお世話になった先輩との再会、当研究室の院生の先輩の学部時代を知る方、既に気象予報士資格を取得しキャスターデビューを遂げている同期などなど、、、どれもここに来なければ聞くことができないような貴重なお話でした!


ということで、ここまで読んでいただいた皆さんには私がどれだけ夏学が楽しかったかお分かりいただけたのではないかと思います(笑) 私は実は夏学前後のスケジュールがかなりタイトで、夏学に参加した場合8日間は自宅に帰れないという過酷な日程でした。それでも最終的には少々無茶をしてでも参加するという選択をして、良かったと思います。

最後に、私がこうした経験をできたのも、運営に携わっていただいた九州大学の皆様のおかげであることは言うまでもありません。特に松山校長には可愛がっていただきまして、B3のコミュニティ作りなどでもご支援いただきました。松山校長をはじめ、九州大学の運営の皆様本当にありがとうございました!!

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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