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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

YHS夏の学校@三重大学

みなさん,こんにちは.B4の平賀です.

先日の日本海洋学会のブログに引き続き,投稿していきたいと思います.

9月20日-22日に三重大学で開かれたYHS夏の学校に参加しました.そこでは,招待講演や研究発表,ポスター発表(若手のための研究相談会)が行われました.


YHS夏の学校では,若手のための研究相談会という旨でポスター発表が行われ(研究始めたての自分にとってはとてもありがたい),僕はそこで研究発表を行いました.また,今回が自分にとっての初めての学外での研究発表となり,他大学の先生方や学生に自分の研究を聞いていただきました.
自分の研究は,カリブ海の対流活動がテレコネクションを励起して,数か月遅れて北極海の海氷に影響するというものです.発表の時は,初めて発表を聞く人にもわかりやすいように話すように意識しました.途中で発表を止め,発表の内容についてこれているかどうかやわかりにくいところがあるかなど,聞いてくださっている方に確認を取りながら発表をしました.そうすることで分かりやすく話すために,どういうところに気を付ければいいかを心得ることができました.

また,様々な先生方や学生に意見をいただくことができました.その中でも何人かが,自分の研究を面白いと言ってくださり,とても嬉しく思いました.発表の機会があれば,これからも挑戦していきたいです.


口頭発表でも魅力的な研究がたくさんありました.特に関澤さんのオーストラリアモンスーンのお話は興味深いものでした.自分の研究に似ているということもありますが,南半球のオーストラリアの降水が日本や海氷に影響するというのは,なかなかロマンがあるものだと思います.また,SSTとOLRに相関がないという話もおもしろかったです.

他には杉本さんの亜熱帯モード水の話もおもしろかったです.亜熱帯モード水に与える影響について,大気の影響が大きい期間があったり海洋の影響が大きい期間があったりと,気象や海洋の複雑性が垣間見れてよかったです.


普段は発表を他の方の発表を聞くだけでしたが,今回はそれだけでなく自分の発表ができ,さらに刺激を受けた研究会となりました.
それでは今日はこの辺で,最後まで読んでいただきありがとうございました.

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気象夏の学校2022@博多

こんばんは、B3の舩橋です。

今回は9月中旬に博多で開催された気象夏の学校についてです。
このイベントは「研究室として」というより「個人として」参加という意味合いが強いかと思うので必ずしもブログに残す必要はないかと思いますが、本当に楽しい3日間だったので、個人的な備忘録として(?)ブログに残しておきたいと思います。

気象夏の学校、通称「夏学」は、気象学を専攻する学生が集まり、研究発表やレクリエーションなどを通じて交流を深め、今後の研究などに生かしていくことなどを目的としているイベントです。コロナ禍の影響で昨年、一昨年はオンラインとなり、今年は3年ぶりの対面開催だったようです。

私が夏学に参加してなにより良かったと思えたのは、気象を研究する多くの学生とコミュニケーションがとれたことです。今年は参加者が150名を超え、過去最多なのではと言われるほどの規模でした。共通の学問に興味がある同世代とこれだけ多く関われる機会というのは他にないと思うので大満足でした。

初日は招待講演で、スピーカーは九州大学の江口菜穂先生と琉球大学の伊藤耕介先生。お二方とも研究内容に関するお堅いお話ではなく、これまでの人生をどう過ごし、どんな選択をしてきたのか、という切り口での講演でした。お二方の学生時代の過ごし方、進路、結婚、保育など今後の人生で向き合いそうな出来事に対する実践的なアドバイスが多く、惹きこまれてしまうお話が盛りだくさんでした!

2日目は一般講演。私は今回発表は行いませんでしたが、他大の同期(B3)は発表している学生が何人もいました。しかも、研究が本格的に進んでいたり、発表の仕方が工夫されていたりと、院生などに負けず劣らずの素晴らしい発表ばかりで本当に尊敬しました。これまでの研究集会などでは他大の先輩方と交流する機会はあったものの、同期と接点を持つことは初めてだったので、良い刺激をもらいました。

3日目の招待講演は気象庁の鈴木健斗予報官と気象予報士として民間の気象会社に所属し、テレビ局で活躍されている中村友祐さん。気象を一般の方に伝える情報を扱うお二方ですが、官庁と民間ではそれぞれ異なる特色があり、比較しながら聞くことができたのは興味深かったです。
私はお話を時々メモをとりながら聞いていましたが、1か月以上経過した今でもメモしていないことで強烈に印象に残っていることがあります。それは「記録的短時間大雨情報」をどう略すかというお話。福岡の某テレビ局では「キロクアメ」と呼ぶそうですが、大阪管区気象台では「キロタン」と呼ぶとのこと。緊迫した場面でちょっとかわいい響きの言葉が飛び交っていると思うと面白くて個人的に刺さりました...(笑)
また、講演後にはレクの関係でたまたま気象庁の鈴木さんと個人的にお話しする機会もあり、普段から気になっていた気象庁の予報に関するマニアックな質問にもたくさん答えていただきました。(特に、「天気分布予報の一次細分区域境界付近の予報は連続が不自然になる気がするのは気のせい?」という質問はマニアックすぎてめちゃめちゃ喜ばれました(笑))

3日間のおおまかな出来事はこのような感じですが、他にも様々な出会いがありました。6月の東シナ海梅雨観測@長崎丸や5月のゾンデ練習会@潮岬でお世話になった先輩との再会、当研究室の院生の先輩の学部時代を知る方、既に気象予報士資格を取得しキャスターデビューを遂げている同期などなど、、、どれもここに来なければ聞くことができないような貴重なお話でした!


ということで、ここまで読んでいただいた皆さんには私がどれだけ夏学が楽しかったかお分かりいただけたのではないかと思います(笑) 私は実は夏学前後のスケジュールがかなりタイトで、夏学に参加した場合8日間は自宅に帰れないという過酷な日程でした。それでも最終的には少々無茶をしてでも参加するという選択をして、良かったと思います。

最後に、私がこうした経験をできたのも、運営に携わっていただいた九州大学の皆様のおかげであることは言うまでもありません。特に松山校長には可愛がっていただきまして、B3のコミュニティ作りなどでもご支援いただきました。松山校長をはじめ、九州大学の運営の皆様本当にありがとうございました!!

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YHS夏の学校@三重大・メソ気象セミナー


こんにちは.食欲の秋ということで,昨日の夜は焼きそばを二人前食べました,B3河田です.
自分の食欲が恐ろしいです.

今回は,9月20日~9月22日にかけて三重大で開催されたYHS夏の学校と,9月23日と24日に開催されたメソ気象セミナーについてお話します.

<YHS夏の学校>
私にとって今回の夏の学校は,初めての対面での他大学の方との研究に関する交流となりました.

私はまだ研究活動を始めていないので,最初は専門的な内容に対して少し抵抗があったのですが,ポスター発表をしてくださった方々がとても丁寧に説明してくださったり,質問にも丁寧に答えてくださったので,内容がよく理解できました.来年は,自分の研究に自信をもって発表したり,ほかの方の研究にアドバイスができるようになりたいので,日頃の研究室での活動に一層力を入れていきます.

<メソ気象セミナー>
メソ気象セミナーでは,気象大学校の北畠尚子さんに講義をしていただきました.
Holtonのゼミで学習した内容もあったため,聞きやすく,復習になりました.気象庁や気象大学校でのお話がとても興味深かったです.また,お話を聞く機会があったらぜひ参加したいと思いました.


最後に,このようなイベントを企画,開催してくださった皆様,本当にありがとうございました.今後,研究活動を行う上でとても刺激になりました.今後も精進していきます!

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YHS夏の学校_三重大

こんちはです。松田です。
前回に引き続き8月末からの盛り沢山イベントについてお話ししたいと思います。

今回は9月20日から22日まで行われたYHS夏の学校について。


YHS夏の学校は、今後お話する予定であるメソ気象セミナー、
hotspot2中堅会合と同様に三重大学で開催されました。
開催前に雨風つよしの台風が来ていて、一時はどうなるんだろう…と思ってましたが、
無事予定通り開催されて良かったです。
大変な中、遠方から来ていただいた方に感謝です。。


YHS夏の学校では口頭発表とポスター発表がありましたが、
自分はポスター発表で参加しました。
大槌シンポジウムで現地ポスター面白そうだなと思っていたので、
ポスター発表の機会をいただけてうれしかったです。
口頭発表とは違って発表に時間制限がない点と話しを戻したりすることが簡単なので説明が下手な私に優しいシステムだな、と感じていました。
ただ長時間かけるのではなく、なるべくかいつまんで話すように頑張りました。

ポスター発表は2時間ほど設けられていましたが、とても充実した時間でした。
他大学の学生さまと研究についてのお話もできたし、
先生方からもたくさんのご助言をいただくことができました。
ポスターは時間内に全部見れなかったので、気象学会など別の機会に期待しようかなと思ってます。。

口頭発表では皆様のとても面白い研究のお話が聴けて楽しかったです。
特に夏の学校前に発生していた台風の上空からの貴重な映像を見せていただけた
山田先生の発表は印象に残っています。飛行機から壁雲や目をみるとあんな風に見えるのですね。。
また、大槌シンポジウムでお会いした学生さま方の前回より進んだ内容の発表が聞けたので、自分ももっと研究を頑張ろうと思いました。


このイベントで他大学の学生さまとたくさんお話ができて仲良くなれたので
今後のイベントでお会いできることが楽しみです。
お話する内容、まだまだあります。相変わらず筆が遅いですが、なるべく早く投稿できるように頑張ります。。

それでは(ノシ・ω・)ノシ

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大槌シンポジウム_大気海洋研究所

こんちはです。
最近、朝と夜が涼しくなってきて
半袖・半ズボンに分厚めの布団をかぶって寝ることにハマっている松田です。


ここ2か月くらいイベント盛り沢山でしたが、自分の中で少し落ち着いたので
その思い出話を書き留めていこうと思います。

まずは、8月24日から26日に開催された大槌シンポジウムから。


お世話になった東大の大気海洋研究所は岩手県と遠方だったため、
余裕をもって23日から共同宿舎で前泊をしました。
毎度のことですが、交通機関を用いた移動は無事予定時刻通りにたどり着けるかがヒヤヒヤします…
一応時間と所持金に余裕は持っているはずなんですが…


大槌シンポジウムでは口頭発表をさせていただきました。
オンラインポスター発表は気象学会などで経験していましたが、
口頭発表は初めてなので、とても緊張しました。。

発表中は皆様に自分の研究を時間内に伝えることで精一杯で
恥ずかしながらあまり記憶が残っていないです。。笑
質疑応答の時間では、皆様にとても参考になるコメントをいただけて
自分の中でとても有意義な時間になったと感じてます。
本当にありがとうございました。


ほかの方の発表も学ぶことが多くて、大気パートだけでなく
海洋パートにもお邪魔させていただきました。
セッションの間の休憩時間にはポスター聴講を行ったり、
他大学の学生さまとお話がたくさんできて、とても楽しい3日間でした。
自分の研究と関連している方々から自分の研究に役立つことをいろいろ教えていただきました。勉強になる…

口頭発表もお初でしたが、対面でのポスター聴講も初めてだったので
オンラインとはまた違った楽しさがあるのだな…と思いました。


大気海洋研究所の近くに蓬莱島という『ひょっこりひょうたん島』のモデルになった島があったので、シンポジウム終了後に行ってみたり、大槌町内を歩いて散策したり観光面でも楽しい思い出ができました。
あと、下層雲が良い感じでした。


お話ししたいイベントはまだまだあるので近々投稿したいと思ってます。。

それでは(ノシ・ω・)ノシ

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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