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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「観測」の記事一覧

2026冬季日本海・三陸沖観測 天野ブログ②

D2天野です。この記事は 天野ブログ①の続きになります。(ぜひ①からご覧ください)

**** メモ日記****
※今回の航海中も、ハビタブル日本HPで、活動報告として随時記事投稿を行いました。その日の投稿を日付横のカッコ内に貼っています。
 
1月30日 金(観測9日目
4時半放球を最後に、日本海観測終了(ワッチ外の時間だったので立ち会わず)
朝起きると船は、津軽海峡へ船を向けている。
お昼ご飯あたりで波が5mほどに。横揺れが激しい。「13時から荒天予想。荒天時対策を」とアナウンスが入る。今回の航海中で初めてのアナウンス。
夕食後〜津軽海峡を渡る。
久々の電波と人工的な灯り。日本海側観測終了をみんなで労う。
 
1月31日 土(観測10日目
朝食後、8時半〜三陸沖集中観測。半年ぶりの三陸沖。
ボンベが意外とギリギリであることに気づく(遅かった)少しでも残っているものも使っていく。ボンベ交換が毎回必要に。
久々の昼間の観測。日本海の雪・曇りが嘘のように晴れている。太陽が嬉しい。陸も見える。観測メンバーで集合写真を撮影。
夕日が綺麗に見える。柏野先生から松田聖子のsunset beachに「夕日が海に溶ける」という歌詞があることを教えてもらう(生歌付き)。
夜21時、機関長から手作りパンの差し入れ。めちゃくちゃ嬉しい&美味しい。メープル味。船でのパンは貴重。
 
2月1日 日(観測11日目 記事① 記事②
明朝に観測終了。
バルーン、ゾンデ、ボンベ、XCTD全て使い切った。すっからかん。今回は、失敗放球も重なり使い切るに至った気がする。
ゆっくり寝て過ごす。
夜に岡代表からの差し入れを開ける。
 
2月2日 月(観測12日目
船は千葉県南側の沖合に。
13時から水産大の学生さん向けに、速報発表会①を行う。水産大の学生さんから「どんな観測データが取れているの?」という質問が出ていたがために実現した発表会。
私は持ち込んでいたカメラで取れた映像を編集して、放映した。
発表会後、機関部の見学をさせてもらった。ファーストエンジニアの荒木さんに、丁寧に説明していただいた。観測メンバー一同、大満足。
2月3日 火
9時から速報発表会②を行う。
11時には東京湾へ侵入。天気がとても良い。富士山がバッチリ見える。
お昼ご飯には瓦そば(瓦はさすがにないけれど)。今か今かと待ち侘びていたので嬉しい!海苔巻きもついていた。節分だったからかな?
夕焼けも綺麗。今晩は錨泊。
荒木さんから「船は錨を上げた時が航海のはじまり、錨を下ろした時が航海のおわり」であることを教えてもらう。←出/入港ではないのが不思議
陽が沈んでからは人工的な灯りを楽しむ。夜はみんなでワードウルフをした。大の先生を全員で指差すという、なんともカオスな状況が誕生する。
 
2月4日 水
朝9時ごろに抜錨。今日も空が晴れ渡っている。東京湾は船がいっぱい。すごい近くを走ったり、すれ違ったり。
横浜ベイブリッジをくぐる。赤レンガ倉庫の近くに入港。
すぐ隣が海保の基地なので、海保の船が4、5隻停まっていた(かっこいい)
入港後、荷物発送(発送に至るまでが長かった)。お昼はみんなで寿司を食べ、互いに労う。

********

観測メモ日記はここまでです。
今回は観測期間中、冬型が安定して続いている環境下で、観測できました。また、「最強寒波」を捉えた(はず)。今後の解析に乞うご期待^^
一方海の方は、予想以上に複雑で、あれ?!となることばかりでした。だからこそ、手書きで等値線を引く演習は、非常に面白かったです。人によって、違う線の引き方、想像をしており、また、個性も見られました。「そうも考えられるよね」「次の側線はどうなってそうかな」と話しながら、観測を進めていました。
また、今回の放球作業やXCTD投下作業は、すべて水産大の船員さん、学生さんたちに手伝っていただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
中には「2年前・3年前もこうだったよね!」と言いながら手伝ってくださる船員さんもいて、とてもありがたかったです。(山中さん、山本くんの顔が浮かびました)
加えて、私個人としては、夏の三陸沖観測から、期間を空けずに今回の観測に参加させていただいたこともあり、観測内容や航路を決定していく過程の違いが、とても勉強になりました。
・複数の船が出ている/でていない状態で、どう測るか
・観測時間/観測備品に制限がある状態で、観測ができない時間になにをするか、観測ができる時間にどう測るか
などなど…
今回は、耕洋丸単独観測ではありましたが、だからこそ、素早い意思決定で縦横無尽に航行し、北緯40度付近の詳細な水温の様子を知ることができたのかなと思います。 
 
それから、今回は私物のカメラを持ち込み、デッキ作業中は胸元につけて撮影を行いました。
顎の下、胸元についているのがそのカメラです。両手が空く&手元の映像が撮れるのがとても良かったです。
撮影した映像等で、終了後にはダイジェストムービーも作成しました。
⬇︎⬇︎⬇︎
https://youtu.be/XhEufb9gtQU?si=gAYJygf-8mA48qpw
ぜひ、いいねをお願いします^^
では、今回はこの辺りで。

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2026冬季日本海・三陸沖観測 天野ブログ①

D2天野です。
1月22日(木)〜2月4日(水)まで、水産大学校 耕洋丸にて、冬季日本海・三陸沖観測へ行ってきました。
公開中のメモ日記をお届けします。
※みなさん、ダイジェストムービーはご覧になられたでしょうか?まだの方はぜひご覧ください^^



【今回の観測の目的】
今回の観測では、北緯40度付近の水温前線の構造および、大気(JPCZや雪雲、風等)への影響を詳細に調べることが狙いでした。

【乗船メンバー】   

本田明治 教授(新潟大)
柏野祐二 教授(水産大)
西川はつみ 准教授(北大)
天野未空(三重大D2)
岸琴心さん(三重大B3)
大久保柊さん(三重大B3)
内堀可廉さん(新潟大M1)
坂本岳央さん(新潟大B4)
戸川元貴さん(金沢大B4)

【陸上支援】 
川瀬宏明さん(気象研)
栃本英伍さん(気象研)
渡邉俊一さん(気象研)
富田蒼さん(三重大M1)
立花義裕 教授(三重大)
髙橋聖夢さん(新潟大B4)
中尾優心さん(新潟大B4)

陸上支援の皆さんには、観測時・航路決定に必要な気象予報情報、海洋再解析情報などを、毎日定時に送っていただきました。データ制限のある中での情報提供・支援、本当にありがとうございました。

****メモ日記****
※今回の航海中も、ハビタブル日本HPで、活動報告として随時記事投稿を行いました。その日の投稿を日付横のカッコ内に貼っています。

1月21日 水(観測0日目
乗船日前日、14時に乗船。今回私はキャプテンデッキ&1人部屋。こんなに豪華で良いのか…?!
15時ごろ荷物がヤマトにて届き、積み込み&機器設置を行う。
勢水丸と違い、オペレーターがいる位置(ブリッジ)と放球位置(デッキ)がとても離れている。風車の位置などを確認。
夜は、乗船予定の学生らでご飯に行く。鮪カツカレーを食べる。初対面 戸川くん。
 
1月22日 木(観測1日目
15時出港。岸から離れるのが早い。タグボートに手伝ってもらっての出港。フェリー以外も手伝ってもらうことあるのか〜と驚く。
6時半〜ブリッジで船員さんとの打ち合わせ。
そのあとが気持ち悪くて、部屋に篭る。夕食は欠食。
1日目は毎度こう。仕方がない。
(後から聞いたら潰れていたのは私だけらしい。みんなすごい)
 
1月23日 金(観測2日目
まともにご飯が食べられない。お昼ご飯は食べたが戻した。
研究室(甲板デッキがあるフロア)で寝ていた三田さんの気持ちに強く共感。
8時半〜 3時間ごとに観測。久々の巻き下げに戸惑いながらも、徐々に思い出す。観測中は酔いが覚める。集中することがあると、気が紛れる。
20時半〜 1時間ごとの観測に切り替え。ワッチ体制も同時にスタートする。
今回は01,07交代の6時間、西川さんワッチ(にしかワッチ)と、本田先生ワッチ(ほんだっち)の2ワッチで回す。
01-07 にしかワッチ:西川さん、岸さん、戸川くん、坂本くん
07-01 ほんだっち:本田先生、天野、内堀さん、大久保さん
 
1月24日 土(観測3日目
7時〜ワッチ開始。流石に体が限界で、食べ物が食べられるようになる(朝ごはんおかず・味噌汁食べられた)
深夜2時半放球分から水温が3度ほど下がり、9度台になったそう。本田先生と、衛星だと12度台のところだけど、9度台だ!と話す。びっしり雪雲&降雪があったのに、日の出とともにやみ、雲が晴れる。昼間雪が振り、デッキが真っ白に。
お昼ご飯の焼きそば、夜ご飯の鱈ホイル焼きが美味しい。食欲が出てきた。完食はできないが食べられる量が増えてきた。
夜19時〜ワッチ再開。ブリッジに復帰。この航海で初のオペレーター。PC・受信機と、野帳を書く場所が異なり、移動が生じるので少しやりづらい。が、仕方がない。雪が横殴りに降ってきている時間帯があった。視界不良で着水したかどうかもわからない。受信状況で確認し、再放球の判断を行う。
 
1月25日 日(観測4日目 記事① 記事②
朝ブリッジに上がると、船体着氷していた。

船首に氷柱がたくさんできている。いっぱい写真を撮る。
雪の中での放球が続く。デッキが滑り、危ない。
本田先生と船員さんが滑る映像が撮れた。
 
1月26日 月(観測5日目 記事① 記事②
午前2時半放球で、集中観測が一旦終了。
午前中は寝て過ごす。
(ここまでもそうだが)12時すぎごろに陸上支援から予報画像や再解析データの画像が送られてくる。それを見ながら、観測メンバー(本田先生、柏野先生、西川さん、天野)と船員さん(船長、チョッサー、セカンドオフィサー、シニアサードオフィサー、ジュニアサードオフィサー)と、今後の航路について話す。 

今日から平日。平日は夜間観測を実施する。今晩からスタート。昼間は船を走らせて表層水温を測定→目星をつけたところを夜間に観測する方針。
 
1月27日 火(観測6日目
13時〜観測メンバーにて解析に関する打ち合わせ。
ここまで各々自由に解析している=お互いに何やってるかあまりわかっていなかった、のを一旦すり合わせる。
午後いっぱい、各々解析。久々にコーヒーを飲む(うますぎる)
夕食後、Leg2領域(北緯40度付近の観測領域)の等値線をみんなで手書きしてみる。本田先生の発案、自分たちなりの正解を模索。
 
1月28日 水(観測7日目
にしかワッチから、上がると思っていた水温が下がっていると報告。
本田先生と天野で 〜9時まで監視。
複雑に暖水と冷水が混ざっていることを実感する。こちらが思っているような、単純な水温分布ではない。
お昼ご飯にグラタンがでてびっくり。上にパン粉までかかっている。
1月29日 木(観測8日目
前線を横切ってから、風が強くなる。
昼、ブリッジでの船員さんとの打ち合わせの際に、船体に飛沫がかかり、右舷側のドアから海水が侵入。受信機周りの配線があるところだったので、慌てて対応。
昼間は縦横無尽に船を走らせる。
今晩からの航路を、逆Zでの一晩に3回前線を横切る(と思われる)航路に決定。
耕洋丸単独だからこそできる航路。本田先生と西川さんのこのアイデアに驚く。
夜、100回目の放球をした。記念放球はもちろん本田先生。

*****
後半へ続く…➡️ https://ofuro41furo.blog.shinobi.jp/Entry/844/

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京大実習@勢水丸

こんにちは、B3の河合です。

11月中旬に行われた、京都大学の実習に乗船した事について、書いていきます。
勢水丸で行われる京都大学の実習に、ラジオゾンデのアシスタントとして乗船しました。学部3年なのに、アシスタント…不穏でした。先輩方について行くような形でしたが、何とか自分の役割を果たせたかな、とは思います。しかし、まだまだ、ゾンデについても船についても勉強する事がたくさんあると分かった実習でもありました。

今回は、メインの観測はラジオゾンデではなく、乱流フラックス計と流速計を用いた海洋の観測でした。初めて見る機器で、その大きさに驚いていました。流速計の仕組みが個人的に面白いと感じました。三方向からドップラー効果を用いて計測する事で、三次元的に流速を見れるとのことでした。乱流フラックス計については、実際に人間の息を吹きかけてデータに現れるかの実験を行った事が印象的でした。リアルタイムにデータに現れるとやはり面白いですね。

アシスタントとして乗船したにも関わらず、京大の実習生の方たちと同じように観測に参加させていただきました。乱流フラックス計は繋がっているロープを下ろすスピード感と、巻き上げるウィンチの操作を行っている人との息の合わせ方が難しかったです。観測には経験とそれによって培った技術が必要なのだなと痛感しました。流速計での観測は、浮きにつけて流れていく機器が船体に当たらないように、伸びているロープが張らないように、でも絡まないようにと気を付ける事が多かったです。船体の近くから割とすぐに、遠くの方まで流れていく機器をずっと見ている時間がとても好きでした。

そして、三重大の学生の本命のラジオゾンデ!
これまでの経験のおかげか、あまりわたわたせずに終える事が出来たと感じています。準備や片付けの要領もつかめてきました。
今後に生かせれたら、と思います。

今回の実習で京都大学の院生の方たちと、たくさんお話する事が出来ました。研究の話だけでなく、オープンキャンパスで行う実験についてなど、興味深いお話を伺う事が出来ました。とても楽しかったです。

三重大学に帰ってきた際に、時間が余っていたので、京都大学の方にキャンパスを案内しました。三重大学のシンボル的なもの、を聞かれて風力発電機と答えたのですが、この答えで良かったのでしょうか…
海洋物理の観測について知る機会となり、とても有意義な実習となりました。京都大学の先生方、先輩方、本当にありがとうございました。

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京大乗船実習@熊野灘

こんにちは.M1吉田です.
今ラーメンを待ちながら書いています.
久し振りのラーメンはさぞ最高のことでしょう.

船に乗ってきました.
近年毎年恒例になっている,京大の乗船実習に同乗させていただきました.
例年三重大からは1~2名の乗船ですが,今年は異例のなんと6名.
京大の実習生の6名と並んでしまいました.
船はいいぞと言い続けてきましたが,昨年からの布教活動が実を結んだのかも.

今回は予定通り,熊野灘での観測ができました!
これはとても喜びました.
昨年は水深の浅い伊勢湾から出られず,怒涛の連続CTD地獄だったので.

観測は予定通り,昨年から少し改良された測器で乱流フラックスと乱流速を,そしてラジオゾンデも打ち上げることができました.
最近は逆転層に興味を持っていて,なみなみした雲と観測した逆転層を見比べてみたりしていました.

私は,観測の他にもう一つタスクを抱えて乗船していました.
船の観測データを吸い出してくるというタスクです.
研究室の外の方から依頼を受けたのですが,これが私にとって初めてで,いざ依頼を受けるとどこに何があってどんなデータなのか理解していないことが浮き彫りになり,勉強不足を感じました.
しっかり理解して,どこかにまとめておきたいと思います.(やる気と時間があるときに.)

まだまだ勢水丸乗ります!
乗らせてください!!!

p.s. 大盛のラーメンはキツかったです.最近胃が縮んで悲しい.

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京大乗船実習@伊勢湾と外洋

お久しぶりです.B4永川です.
先日,京都大学が勢水丸に乗って行なっている乗泉実習に参加致しました.
前回と名前こそ同じではあったものの,前回では強風で伊勢湾を出られていなかった点や,そもそも三重大,京大ともに参加者が大きく変わっている点など,内容に関しては異なる点がたくさんで,2回目の参加ながら初めてのような心持ちで臨むことができたように思えます.詳細に関してはここから述べていこうと思います.

初日
初日は前泊ということで,各自の自己紹介やゾンデなどの観測機器の設置などが行われました.今回の私はB4,すなわち昨年度の回では三重大生の指揮を行う立場であったということで,去年の先輩のようにうまく立ち回ろうと思っていたのですがなかなかそうもいかず・・・むしろなぜかB3の方がてきぱきと設置をしているという状況で,過去の自分の自分への甘さを痛感した次第でした.ただし悪いことばかりというわけではなく,本実習に先立って行った船員の方とのやりとりや現場でのやりとりなど,情報の通達などに関しては先輩の助力を借りながらではありますが自力で行うことができました.

二日目
この日は乱流計や流速計など,京大側が準備していた機器の組み立てや観測方法のレクチャー,および三重大側が準備したゾンデのレクチャーを行った後に練習を行うなど,本格的に実習の内容を行っていきました.
乱流計や流速計に関しては内容などが心なしか一部変わっている点などがあったように感じられました.また各機器にはそれぞれ正しい計測結果を得るため,機器に様々な意匠が施されているといったことを学ぶことができました.せっかくの機会ということで手書きしたものを添付してみます.

個人的になるほどと思ったのは乱流を計測するセンサが本体に2本搭載されているという点です.小さい乱流のランダム性を確認するために2本搭載するというのは盲点で,工夫を感じることができました.下部の楕円のような部分や最下部のふさふさした部分も試行錯誤の結果であるそうで,聞いていてとても面白かったです.また,先端のセンサに関しては船体との衝突などによって破損し,使用できなくなるということで消耗品という扱いになるにも関わらず,一本38万円(!!)という値段がするそうで,改めて観測機器の高額さを感じました.何をとってもなかなか高級品です.

機器の組み立てを行った後,乱流計,および流速計の練習を行いました.各機器が大型であることから,乱流計はクレーンを用いた観測を行っていたりと,一回の観測がなかなか大がかりな印象がありました.また,空に放てさえすれば結果が得られるゾンデと異なり,これらの機器では静止した船で数十分の観測,機器の回収などを行っていたため,各観測での所要時間もゾンデの回と比較して長めになる傾向があることも印象的でした.この次の日に行ったCTDでの観測などは1時間超の観測などを行っており,海洋のデータがネットで手軽にダウンロードできることのありがたみを改めて感じました.

海洋観測点の合間にゾンデや基本観測の練習も行いました.基本観測等,デッキでの作業に関してはゾンデを含めて身体がよく覚えてくれており,これといった難もなく教えられたのではないかと思います.ずっと苦手意識を持っていたガス入れのレクチャーができたことは個人的にすこし嬉しかったです.一方,三陸観測の時にあまり,というよりほとんど触れていなかったオペレータ等の作業に関してはやはり記憶から抹消されている部分が多く,野帳の書き方などに関しても記憶が薄かった部分は反省,復習する必要があるなと感じました.
余談ですが,私の乗船の大きな懸念として「船酔い」というものがあり,海の波によってほぼ毎回三半規管をぐちゃぐちゃにされています.今回もその例に漏れず,「ぼちぼち慣れたやろ」という一瞬の慢心をつかれ,心と三半規管をぐちゃぐちゃにされてしまいました.ただし今回の船酔いを通して,私が縦揺れにはそれなりに強く,横揺れに致命的に弱いことがようやく判明したので,今後「未来」を感じ取った際には波に合わせて体の向きを変えようと思います.次こそ負けない所存です.

三日目
前日の準備や練習を経た本番の日です.この日は終日内容盛りだくさんでした.
午前にはCTDの使用に先立って採水機の設置を行いました.以前からなんとなく目にしていたものながら設置は行ったことがないことに気が付かされ,良い勉強の機会になりました.この日の終盤に行ったCTDのオペレーションも含め,今回の実習ではCTDに関する知っていそうであまり知らなかったことを再確認するとてもいい機会であったように思えます.今後はCTDを行うとなったときにあたふたせずに対応できるようになりたいです.

また,CTDのオペレーションを行った際には京大の吉川先生からCTDのデータが示す各値の意味やその値が示す内容について教えて頂きました.今回は低気圧領域に船がある時に観測を行った関係から水温の混合層は鮮明に確認できなかったものの,溶存酸素ではきれに混合層のような層を確認することができました.このことが有機物の分解反応が水温の変化と比べて遅いことに起因するものであることを初めて知ることができ,勉強になりました.また,溶存酸素が極値を持つことに関しても,南極から運ばれてきた冷水が潜り込むことによって生まれるということも教えて頂きました.このことに関してもおそらく初めて伺う内容であり,海洋の循環が大規模であるということをデータから感じ取ることができたように思います.
本日行った観測では,2500mなど,深い位置までCTDを落としていたため,なかなか長時間の観測が続き,観測すべてが終了するころにはかなり疲労困憊といった印象でした.シャワーの後,自室で少し休憩するつもりが7時間ほど眠っていたようで,目が覚めたら深夜2時でした.結構な衝撃でした.

四日目
最終日はほぼ下船準備,および下船を行うといった内容でした.
この際に先輩から勢水丸でのデータの吸出しなどについて教えて頂きました,想像以上に多くの機器から様々なデータを取得しており,次回の際に先輩のようにうまくデータを持ってこれるか不安ですが,頑張っていきたい次第です.

今回の実習において,三重大はゾンデ使用のアシスタントとして参加していることに加え,前回と異なり自分がB4側であるということで,自身が教える側や表立つ側になることを普段以上に意識していたつもりなのですが,却って自身の中途半端なところが露呈してしまったり,心なしか空回りしているような気が少ししています.もうB4も残りわずかであり,修士になる日もまもなくなので,遅くともそれまでには後輩を脱却して,自身が教える側になるという心構えや実際のノウハウを持てるようにしていこうと感じました.

今回はこのあたりで終わろうかなという次第です.ありがとうございました.

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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