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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「学会」の記事一覧

気象学会2023秋@仙台国際センター

こんにちは、M1の平賀です。
夏の暑さが落ち着いてから12月に入るまで、あっという間に時が過ぎるような気がします。もう12月にはいってしまいました。
 
10月23日から26日にかけて仙台国際センターで行われた気象学会2023秋季大会に参加しました。今回はそのことについて地球日記を書いていきます。
 
自分の発表について
僕は1日目の午後のセッションで発表しました。今回の学会では発表者が多かったため、発表時間が6分・質疑が2分とかなり短かったです。
発表時は、早口でせかせかと話してしまったため、あまり伝わっていなかったのかなと思いました。発表後に気づいたのですが、時間が短いことを受け入れて要点だけを伝えればいいのかなと思いました。
 
他の方の発表
・ある方の発表でモデル民主主義という言葉が出てきました。どのモデルも信頼性が高いと仮定すると多数決を行うのはいかがなものか、ということです。僕も複数の大気海洋結合モデルを平均しているのを見ると、平均したら正しい結果に近づくのか疑問に思う時があります。話は変わりますが、最近は再解析データの解析だけでなく、モデルでの検証も求められて、きついなぁと思う時があります。そういえば、今回の自分の質疑応答の時でも、「解析だけでなくモデルでも結果が出たんですか」と質問されました。
 
・岩切さんの多年性ENSOの研究はおもしろかったです。”強いエルニーニョの後の多年性ラニーニャ以外の多年性ラニーニャ”と多年性エルニーニョの間に線形性があるということです。気象は非線形で複雑なところがおもしろいなと思いますが、そこから線形性を見つけることも神秘的でいいなぁと思います。
 
・学会発表中に歌っている方もいました。発表時間が過ぎているのに気持ちよく歌っていてなんだかいいなと思って聞いていました。しかも、ビブラートをきかせていてなかなかに上手かったです(笑)。気候と音楽について研究していて、ドイツの春のある時期に花が一斉に咲くことを歌っていました。気候変動問題について、年々変動だけでなく、季節サイクルがどのようにゆがむのかという視点のリテラシー育成も重要だということです。うちの研究室にもそんな研究をしている方がいますね。
 
 
それでは今回はここら辺でおしまいにします。最後まで読んで下さりありがとうございました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

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日本気象学会中部支部・富山大学都市システム学部共同研究会@富山大

論文読め!(自戒)

こんにちは、B3の吉田です。
すっかり寒くなり、各地で初雪の便りが届き始めましたね。
僕の今シーズンは人生で一番、雪と触れ合うつもりです。

11/23,24は富山大学で開催された気象学会中部支部研究会を見に行ってきました。
今回は研究会の話と、食べ物が美味しかったのでその感想です。
ちなみに道中の高原で今季ファースト雪タッチを済ませました。
11月は自己新記録です。

さて、まずは研究会について、印象に残った発表をいくつかメモしておきます。

・伊藤さん
図が、気象予報士試験で見る図に似ていて、多くの情報を頭に入れられる、説得力のある図でした。
見やすかったので、過去の試験問題の図を再現してみるのもいい練習になるのかもしれないと感じました。
・七五三木さん
お茶目な方でした。おさかな。
・栗山さん
後方流跡線解析に興味を持ちました。
これまでも何度か他の人で、いろいろな分野でこの解析手法を見ていました。
空気塊の故郷を知ることができるだけでなく、道中の湿度も見ることで水蒸気がどこで供給されたのかも推測できることが分かったので、やってみたいと思いました。
風ベクトルを辿るとできるんですかね?調べます。

今回は小さな会場だったので、普段静かだと思っていた人も矢のような質問を飛ばしていて少し驚きました。
また、それを受けた発表者を含めたそれぞれの空気感も分かりやすかったです。

次に食べ物です。とやま鮨に行きましたが、信じられないくらい美味しかったです。
富山は魚とお酒が好きです。
ここでは寒ブリと、ほたるいかの黒作りが感動でした。
なんか刺身全部脂がのっていて凄かったです。
白子の天ぷらも初めて食べましたが、味を知ってしまいました。
最近は頑張って各地の日本酒の名前を覚えたいなと思っていますが、前回国際会議で来た時に衝撃を受けてからずっと思い出せなかったお酒がありました。
ようやく名前が分かってすっきりしました、羽根屋でした。
今回も3種類くらい飲みましたがどれも例外なく飲みやすくて、美味しいお魚によく合いました。

最後に富大の研究室を訪問して、ホワイトボードやモニタリングpcなどを見させていただきました。
自分の机を彩るヒントを得ました。
これで研究が捗ると嬉しいです。
まごまごしていたらあっという間に4年生になってしまいそうなので、先行研究もっと読みます。

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日本気象学会中部支部・富山大学都市デザイン学部共同研究会@富山大

白エビ,ブリ,ホタルイカ,ズワイガニ,いくら,ます寿司,日本酒...よくないね,悪魔的な魅惑があるよ...ほんと,よくない...笑

お久しぶりです,M1の山田です.
今回は気象学会中部支部@富山について書いていきます
人生2回目,かつ今年2回目の富山.高頻度に来すぎ笑



1日目
仙台の気象学会でも会った人ばかりで,アットホーム感がありましたね.発表の緊張はほぼなしです笑

この日は後輩の発表がありました.滝川さんも西井研の福田さんも外での発表経験はそこまでないはずなのに堂々と話していてすごかった.(去年の自分よりよかった)
後輩がこうやって発表する姿は嬉しさもあるけど,やっぱり焦りが勝つかな.特に自分のような変なところで負けず嫌いな人はね...(めんどくさい奴笑)

そして1日目終了,前回と同じお店で美味しい魚と美味しいお酒をいただいた.このために生きてると言ってもいいくらい美味しかった.ほんとに.いや,ほんとに!!笑

2日目
特に2日酔いもなく,すんなりと起きて朝から参加していました.この日の発表もいくつか面白いものがあり,名古屋工業大学の発表が2つとも面白かったな.自分で観測機を改良して実際に観測して解析も行っていてすごかったし,富山大の先生方から研究に取り入れたいという声もあがっていて,ある種のものづくり(観測機づくり?)という方向からもアプローチできるのは面白いなと思った.(製作費とか載せてあるところ,本当は営業に来ていたとか...笑)

さて,自分の発表ですが,15分もあれば話したいことは話せるなと思った.仙台では6分だったのでその2倍以上の時間使ってゆっくり話せたので,言いたいことは言えたと思う.意見もいくつかもらえたので嬉しかった.(興味ないとか面白くないものはまず質問ないと思うから...)

スライドの見やすさ,伝える力,いただいた意見について答えられるように,三重で改善していきます.あと,論文の執筆も急ぐぞ.やることいっぱいや.

アットホームでの発表だったので,比較的落ち着いて参加できたことがよかったな.あとお魚と酒が美味しかったな.
来年の中部支部も富山だといいな.富山の同期には準備頑張ってもらって笑

今回はこれくらいで,またね.

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気象学会2023秋季大会@仙台

こんにちは。最近不運続き&研究室のスポーツ大会で唇を負傷した,B3加藤です(´Д`)
10/23~26に宮城県仙台市で行われた「日本気象学会2023年度秋季大会」に参加してまいりました。初めて対面で学会に参加したので,4日間のことを報告します。

【大会1日目】
午前中には現地に乗り込む予定でしたが,色々事故ってしまい13:50に会場に到着するという失態。乗り換えなどの時間にはこれから気を付けようと思います...
さて本題ですが,初日は「専門分科会9」のプログラムを主に聴講しました。その中でも,特に気になった発表は,防衛大の西さんの「空っ風の長期変動とその原因」です。1970年代以降,前橋で観測される空っ風の頻度が減少した原因は「観測所の風上における都市化」と結論付けられていました。ここで,冬型の気圧配置の発生頻度にも着目されており,「1970 年代の冬型の頻度の大きな減少は見られなかった」ことから「空っ風の減少は,冬型の頻度の減少が原因ではない」と述べられていました。個人的には,冬型の気圧配置のパターンによって風向が変化するので,そこも関係していないのか気になりました。

【大会2日目】
午前中は「降水システムⅠ」のプログラムを聴講しました。北畠さんや加藤輝之さんなど,気象業界では名だたる方々の発表を聴くことができました。
午後は表彰式・受賞記念講演がありました。受賞記念講演はなかなか難しい内容のものが多かったですが,気象研の岩切さんのENSOの関する講演は面白かったです。

【大会3日目】
午前中は「降水システムⅡ」の豪雨や台風のプログラムを中心に聴講しました。
午後は自分の興味のあるプログラムがたくさんあったのですが,講演会場がバラバラだったため,全て聴講することができませんでした。特に,気象研の川瀬さんの発表を聞き逃してしまい後悔しています...対面だと各会場のプログラムの進行状況が分からないのが難しいところ。

【大会4日目】
午前中は「専門分科会3」のプログラムを聴講しました。特に,予報士会東海支部の伊藤忠さんの「濃尾平野での降雪開始前後の気象の推移とその積雪への影響」の講演が興味深かったです。冬型濃尾平野降雪時に発生するメソスケールの気圧の谷の成因が気になるところです。
午後は前半は「専門分科会1」のプログラムを聴講しましたが、やはり中層大気のプログラムということもあり,難しい内容が多かったです。後半は立花先生と本田先生の発表を聴きましたが,先生のいつもと変わらない調子の発表に笑 本田先生の発表は,6月の気象コロキウムで聴いた内容と被っていたので,少し残念でした...

【総括】
まず強く思ったのが,一般口頭発表の講演1件あたりの持ち時間8分は短すぎる。聴講者は内容を理解するのに,発表者は分かりやすい説明をするのに大変だった感。先生のように簡潔なスライドと発表が望ましいのかもしれません。大会運営が難しいのは承知していますが,どうにかしてほしいところ...
また,自分自身は大会初日から遅刻,体調もあまり良くなかったりと不完全な状態で乗り込むことになったことに後悔・反省...次回,学会に参加するとき万全な状態で乗り込めるようにしたいです。
次,学会に参加するときはたくさんの方と自分の研究について議論したいので,これから研究頑張ろうと思います!

今回はここまで。最後まで読んでくださり,ありがとうございました。

↑仙台国際センター   ↑仙台市内の様子(仙台城跡にて)

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気象学会@仙台

こんにちは。B3の吉田です。
私も仙台で開催された気象学会に行ってきました。
今回は4日間の長期戦でした。
いくつか気づきがあったので、書きます。

インドア派な私ですが、最近ちょっと遠出しすぎている気がします。
でもこの現状が楽しいので、もうインドア派とは言えないかもしれません。

さて本題。
・ポスターセッションはオンラインだと×
僕の感想です。対面しか勝たんです。
ポスターセッションの良いところは、途中でつっこめる質問のしやすさ、資料が一枚になっていることで自分のペースで読めること、遠くからでも眺められる緊張感のなさだと思っています。
これがオンラインになると全部なくなってしまうんです。

・準備が大切
何においてもそうでした。
まずプログラムと発表の内容は把握しておくこと。
自分は1日目の夜寝てしまったので2日目の予習が不十分で、朝はポスターを見られず、昼の発表の内容もあまり入ってこなかった気がします。
そして大会参加者限定サイトに前もって入っていなかったので、当日入ってごちゃごちゃしました。
気象学会の期間中、寒冷渦や対馬海流に詳しい人とお話をしましたが、その後関係する発表を興味深く聞けたので、やっぱり前情報は大事だなあと感じました。

・仙台はいいところ
どこ行ってもいいところだったなあと言いながら帰ってくるのですが、仙台もいい街でした。
駅付近の○○通りに行けば、それぞれお土産や食べ物が手に入りますし、アーケード商店街もスーパーも飲食店もぎゅっと集まっていました。
食べ物がおいしすぎたので、おいしかったランキング。5位酒、4位ずんだシェイク、3位マーボー焼きそば、2位ラーメン二郎、1位牛タンでした。
お酒がおいしかったのは周りの人が良かったからかも。ずんだシェイクが意外にも美味しかったランキング上位。これらはほぼ同率で、二郎と比べると僕が受けた衝撃が分かると思います。ちなみにこれが初二郎。

・学会に慣れてきた
学会とは何なのか、どんな研究がされているのか、発表する内容、夜の楽しみ方などがなんとなくわかってきました。
前回の反省を踏まえて、今回は知識と自分の興味を頭に入れて臨みましたが、発表の内容もすんなり入ってきて、会話も弾んでなんというか有意義でした。
今回は分かりやすい発表に感動することが多かったです。
岩切さんや東大院AORIの方々は、短い発表の中でもより多くの情報量が入ってきて理解することができたので、不思議でした。
喋り方が簡潔で話す順序も最適になっている気がします。
寒冷渦と台風が重なったらどうなるのか、日本海の落雷数と極前線の位置には関係があるのかなど、疑問も湧きました。
今後深掘りしていけたらいいなと思います。

今回はここまで。今回もたくさんの方々と会えました。来年はもっとたくさんの同期と会いたい…
ありがとうございました。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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