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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究会」の記事一覧

ECHOESサマースクール2024@大久野島

みなさん、こんにちは!
連投になります、B4の加藤です。

卒論中間発表も終わり、気づけばもう10月。卒業まであと半年ほどしかありません!
ならば季節も進んでいるはずと思いきや、気温は30℃越えの真夏日。
7月からずーっと高温が続いているこの状況はどうにかならんものか、寒気が恋しい!と思う次第です...

ということで前置きが長くなりましたが、今度は広島県竹原市・大久野島で開催された ECHOESサマースクール ついて報告したいと思います。

【1日目】
朝から山陽新幹線が保守車両のトラブルにより広島以西で止まっており、幸先悪し(´Д`) 乗車予定だったのぞみ117号は新大阪で運転取りやめということで、急遽のぞみ17号に乗車変更することになりました。11時には広島以西の運転が再開し遅れも回復しましたが、かなり冷や冷やさせられました...新幹線三原到着後は忠海へ行き、フェリーで大久野島へと渡りました。大久野島フェリー乗り場から会場へと移動する道中には、たくさんのうさぎが。うさぎ島とは聞いていましたが、その数に驚きました(+o+)
受付後、簡単な自己紹介を経て、ポスターセッションがありました。スロット①では筑波大同期の発表を中心に聞きました。指導教員が釜江先生ということもあってか、しっかりした研究をしているなという印象でした。特に、冬季東アジアのブロッキングについてAS+に着目した研究が興味深かったです。スロット②では、自分のポスター発表をしました。東大先端研の岡島さんや、SOMを使った研究をされている北大院の若尾さんなどから貴重なご意見を頂きました。

【2日目】
午前は招待講演、口頭発表、午後はグループワークと残りのポスターセッションがありました。
野中さんの招待講演では、Hotspot projectsのこれまでの進捗と今後についてお話がありました。異分野同士の分野横断型研究が求められてきているという点を特に強調されていました。
午後からは、大気分野と海洋分野それぞれの研究をしている学生混合のグループで、ERA5とBGCArgoのデータ解析に取り組みました。それぞれのデータを解析し、大気と海洋がリンクしている点を見つけるのが大変でした。
グループワーク後はポスターセッションスロット③に参加し、富山大同期の発表を中心に聞きました。アンサンブル実験など面白そうな解析をしているなと感じました。また同期の研究の進捗を聞きたいところです。
夜には花火もしました。線香花火はここ何年もやっていなかったので新鮮でした。

↑花火中にうさぎが乱入
花火後の懇親会では、JAMSTECの山崎さんに研究を見て頂きました。山崎さんから貴重なご意見を頂き、面白い研究だと言っていただけたので、これからも頑張ろうと思います。

【3日目】
口頭発表、招待講演がありました。
岩本さんの招待講演では、「大気中の微粒子を介した大気海洋間の物質循環」と題して、大気海洋間の物質循環中心にお話がありました。エアロゾルなど大気の内容は理解できたのですが、物質循環系の話は難しく感じました。
ということで3日間はあっという間でしたが、同期や他大学の諸先輩と交流でき、良い経験になりました(ただ島を観光する時間は全然取れず)。3月に新潟で行われるECHOES全体会合で再会したいところです。それまでに、というか目先の中部支部までに研究を頑張らねば!

まだまだ書きたいことは色々ありますが、長くなりすぎるので今回はここまで。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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ECHOESサマースクール2024@大久野島

初めまして、B3の北原です。

923日~25日に広島県の大久野島で行われたECHOESサマースクール2024に参加してきました。

前日に津から近くの三原まで在来線で時間をかけて行き、当日は忠海から11時のフェリーに乗って島に向かいました。
15時からの開始だったのでそれまでの時間は大久野島がどのような島なのかを知るために散策しました。
歩いていると“展望台“と書かれた看板が見えましたが、もう少し島を見た後にしようと思いそのまま島のさらに奥まで進み、しばらく歩いたところにまた”展望台“と書かれた看板が見えたのでそこから展望台に向かいました。
前日に秋雨前線が通過したこともあって気温は一段階落ち着いていましたが、それでも階段が多くあって体力的にきつくなりながらも約20分かけて展望台まで登りました。
展望台からは瀬戸内海の島々がきれいに見えました。


降りるときに登った道とは違う道で降りていって、その道は階段とかは一切なく傾斜もそこまで急ではなくて車が通れるような坂道でした。
その道というのが一回目に“展望台“と看板に書いてあった道で大久野島の罠に引っかかってしまいました。(坂道から登っていたほうが楽だった...
そのあとは疲れていたのでウサギと一緒に日陰でくつろいでいました。



15時からサマースクールが始まり、1日目からポスターセッションが行われて、大学に入ってから対面でのポスター発表を聞く機会が初めてで始めはどのようにすればよいのか不安でした。ポスターセッションが全部で3回あり多くの発表を聞くことができました。ポスターセッションや口頭発表は大気の発表だけではなく、海洋に関する発表もあって勉強になったことも多くありました。
2日目にはグループワークがあり、BGC-ArgoERA5を解析してクイズを作成しました。BGC-Argoは海で実際に観測されたデータであって、海水温や塩分の他に硝酸塩やクロロフィル濃度、光合成有効放射など聞いたことのない変数もあって興味深いデータでした。解析に関してはグループにできる人がいたため意見を出すくらいの貢献でしたが、解析ではPythonを使われていてPythonについて勉強していきたいと思いました。
岩本さんの招待講演ではエアロゾルに関することを話されており、エアロゾルをこれまで深く考えたことがなく知らなかったことも多くあってとても興味深い内容の講演でした。特に海からエアロゾルが出る過程が印象に残りました。

サマースクールは分野横断型で大気だけではなく、海洋の人との交流もあってよい3日間になりました。このような機会があったらまた参加したいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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気象夏の学校2024@オンライン

みなさん、こんにちは!
久しぶりの投稿になります、B4の加藤です。

「8/31~9/2にかけて、滋賀県高島市で開催された気象夏の学校へ行ってきました!」と報告したかったのですが、変な寒冷渦と台風の相互作用によりオンライン開催となってしまいました...
ということで、オンライン開催ではありましたが、今回の気象夏の学校について報告します。

【1日目】
招待講演と研究室紹介、懇親会がありました。
招待講演では、京都大学理学研究科教授の向川先生、気象庁大気海洋部 気候情報課の竹村さん、海洋研究開発機構 特任研究員の伊東さんのお話を聞きました。7月に竹村さんの「近畿日本海側にかなりの多雪をもたらす大気の流れの特徴」という論文を読んだばかりだったので、竹村さんの講演は特に新鮮でした。
招待講演後には研究室紹介がありました。どの大学も研究室紹介動画には力がこもっていてかなりネタ要素が多かったのですが、オンラインだったのでダダすべりというような印象でした笑
1日目最後はオンライン上での懇親会となりました。各ルーム4,5人に分かれ、約20分でメンバーがシャッフルされるというような形態でした。久しぶりということもあってか、オンラインでの交流は慣れない(´Д`)

【2日目】
口頭発表・ポスター発表、全体レクなどがありました。
今回が初の学外での発表、しかも口頭でプログラムは最後ということで午後はソワソワすることに...
口頭・ポスターとも、同期や気になる研究発表を中心に聞きに行きました。中でも特に、SOMを使って九州での豪雨時の大気場の特徴を研究されている北大院の若尾さんの研究が興味深かったです。
口頭発表ですが、序盤は緊張したものの問題なく発表することができました。発表を聞いてくださっていた先輩の感想は良かったですが、やはり内容てんこ盛りで流れるように発表してしまうところがあるので、そこは改善する必要があると感じました。またSOMについてどう伝えるかも今後の課題です。
全体レクですが、気象用語を"琵琶語"に翻訳しようというテーマでした。なかなか難しく、あまり良い発想が出てきませんでしたが、他の班員の方のおかげで高得点を取ることができました。
全体レク後は、GatherTown上で他大学の人と交流しました。2日目最後ということで、長時間色々話しましたが、やっぱりオンラインだとなんだか疲れます...

【3日目】
招待講演と閉校式がありました。
招待講演では、慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 の宮本先生、日本気象協会 環境・エネルギー事業部の髙木さんのお話を聞きました。特に宮本先生の気象学を好きになったきっかけの研究内容や研究者の道に進んだ過程のお話はとても興味深かったです。ただ前夜、長いことオンライン飲みしていた人もいてか、やや参加者数が少なかった印象でした。
最後閉校式では、表彰や来年度夏学開催校名大への橋渡しなどがありました。今回はオンラインでの開催となりましたが、京大運営の方々の苦労の末、こうして夏学が開催でき、改めて感謝の気持ちです。来年は寒冷渦やら台風が邪魔しませんように"(-""-)"

今回はここまで。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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ECHOESサマースクール2024 @ 大久野島

白ウサギ,黒ウサギ,茶ウサギ,三毛ウサギ.仕草も含めてほぼ猫だったな.
キャベツ1玉,全部食べきってもらえて満足です!(余らなくてよかった笑)

お久しぶりです.M2の山田です.
本日は9月23~25日にかけて大久野島で行われたECHOESサマースクール2024について書いていきます.いや~いい島だった.”ぼくの夏休み”感があった笑.

0日目
今回は前日入りをして,他大のM2の方々と岡山~尾道~しまなみ海道を満喫していました!(私の雨男のせいで終始天候はどんよりしていたけど...笑)

尾道ラーメン,未来心の丘,レモンスカッシュ,カキ入りのお好み焼き.
いい思い出たくさんできて幸せです.企画してくれた2人(塚田・藤島)ありがと.



1日目
三島からフェリーで移動.午前中に着いたのでウサギに挨拶を.
むしゃむしゃ食べる姿に癒され,柄になく何度かわいいと言っていたことか...笑

ウサギ,かわいかった~笑

午後からはサマースクール開始!久しぶりに会えた同期もいて良かった!
初日はすぐにポスター発表へ!特に筑波大の方々と議論で盛り上がっていい時間だった.貴重な意見をありがとうございました!

その後は,バイキングにナイトセッション,どちらも楽しかったけど,この日は深夜のウサギ祭りと登山が良かった.
昼間は数匹だったが夜は見渡す限りのウサギ(50匹くらい.少し怖いよ...)
どの子もキャベツの食いつきがよくて,1玉持ってきたのに芯以外綺麗に食べきってくれたよ.まあ,残されても困るからいいけども笑
そして,展望台への登山が楽しすぎた笑.最高の星空で青春だった.

オリオン座がきれいだった.
(ただし,”深夜”,”街灯なし”,”険しい山道”,”光はペンライトのみ”.よく14人怪我なく登りきったよ)

2日目
朝はJAMSTECの野中さんの招待講演から始まり,Hotspotの歴史から,野中さんの学生時代と興味深い話でした.Hotspotの活動の振り返りでは自分の活動も振り返っていて,観測やいろんな研究集会に参加できたのはいい経験だったなと思い返していた.研究室に入る時期はベストだったなと思う.(運がよかったな)

その後は学生の発表が続き,午後からはグループワークをやりました!
昨年よりも比較的作業しやすく,海洋のデータも取り扱いしやすくてよかった.各班のクイズもクオリティーが高く,いい問題ばかりだった.

その後,お酒を入れながらのポスター発表を聞き,バイキングの後には,M2で用意した花火をみんなでしました!
これもまた青春感あってよかった.是非,今後のサマースクールの行事として続けてもらえたらいいな...


3日目
睡眠時間2時間,朝9時からの学生発表の座長をやる,文面だけ見たら不安しかなかったが朝風呂でなんとか目を覚まして乗り切った.
(初座長.フロアが意外とよく見えた.みんな疲れていた笑)

最後に,広島大の岩本さんのお話を聞きました.微粒子の分野は詳しくなかったけどわかりやすい説明で,どうやって観測するかについての話や黒い雲と白い雲の違いについてが特に面白かったな.

以上!ECHOESサマースクールでした!
他の分野の人と直接会って,たくさん話して,研究の視野が広がるのがやっぱりいいなと感じたね.また,他の学生の頑張りはほんと刺激になる.後期は気合い入れ直して朝活していきますか!

解散後,尾道の千光寺にも足を運び,パワーを感じてきました.
数日間,騒いだ後に厳かな場所へ,気持ちも落ち着いていい旅の終わりだった.


ここでのつながりは今後も大切にしたいなと.是非,卒業旅行も企画してくれー!!(2人ともよろしく頼みます笑)

次回は気象学会かな?お楽しみにしていただければ...
またね.

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ハビタブル日本 A01-2豪雨豪雪班 全体会合@湯ノ口温泉

最近,集会の場所が遠くになればなるほど喜んでいるような気がしている......
こんにちは,M1の滝川です.
今回は6/27~28に湯ノ口で行われたハビタブル日本 A01-2豪雨豪雪班の全体会合について書いていきます.熊野の方は今まで行ったことがなかったので,三重県内ではありますが新鮮な気持ちで会合に向かいました.
会合では主に研究発表,ハビタブル日本の概要紹介,今後の観測・解析計画の議論が行われました.
研究発表について,今回私は聴講で参加しました.班の名にもなっている豪雨豪雪の話だけでなく、将来予測や根底の理論,データの比較など様々な研究について聞くことができました.一応発表時間は決まっていたのですが,場所の雰囲気からなのかゆったり議論が進められていました.たくさんの質疑応答からも議論がどんどん深められていて,とても勉強になる発表会でした.
今回の会合はハビタブル日本の概要,観測の詳細,計画の議論についてもとても盛り上がっていました.特に観測計画の議論については,今ある計画からこれをやろう,この機器を使うのが良いのではないかなど詳細が決まりつつあり,どんどん楽しみになってきました.2年前は乗れなかったけれど,今回の観測は機会があるなら絶対に乗りたいと感じる議論でした.

直前に参加を決めたのですが,温泉でもゆっくりでき,議論もたくさんあった充実した時間を過ごせて,行ってよかったと思います.
今回はここまでにします.ありがとうございました.

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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